からぴちのブロマイド買いたいけど金がない~~~~~~
周り50枚とか買ってるから羨ましい~…
そんではどぞー(デートシーンでーす)
(イ〇ンを想像してください)
「ここがショッピングモール!」
「全然同じじゃん」
「そうだよ?現実世界と同じ感じに設計してあるらしいからね~」
そうなんだ。意外…?でもない……。
「で、どこ行く?」
「ゲーセンでオタ活」
「え、オタクだったの?」
「はい?そうですよ?」
なんかたまに僕が敬語になってしまうのが申し訳ない。
前作の通り、僕は女子と話すことが一切ないから仕方ないんだ。
てか…絶対幻滅されるパターンだよね…これ……
「何が好きなの!?」
は…?なんで?
「アニメ全般なら…なんでも……?」
「うっそ!アニメ見てるの!?私はこれとこれが…_」
あれ…なんかすんなり話せてる…。
あぁ…孤独になった理由が分かったかもしれない。
誰かに僕を認めてほしかったんだ。
同じ界隈の人がいなかったから誰とも心を開くこともできなかったんだ。
オタクなんてキモい、金の無駄、一緒にいて恥ずかしい…とか。
本当は周りの陽キャよりも人一倍優しくて、本当はみんなと仲良くしたくて……
でも、この願いは叶わない。
オタクはオタク同士で引っ付いているのが常識なこの世界。
陽キャとオタクがすれ違うことは絶対にないのだ。
陽キャとオタクは平行の関係。どこまで行っても同じ距離で進んでいく関係。
「おーい!北斗くーん?」
「えっ…あぁ、ごめん…どうした?」
「はぁ…どうせ話聞いてなかったんだね」
突然、視界が歪む。
僕はもう孤独じゃないから現実世界に帰れるのだろうか。
…友理奈を置いて。
「北斗くん、大丈夫!?」
「う、うん…」
「ほら、ハンカチ!」
「ハンカチ…?」
「だって、泣いてるんだよ!?ハンカチあるから、使って!」
なんだ、現実世界に帰れるんじゃなかったのか。
現実に帰りたくて帰れると思って期待したが外れて残念…その反面、まだ友理奈といられるという喜び。
不思議な感情だ。
「ごめん、ありがと……」
「そういえば北斗くん、学校でオタクだから仲間に入れなかったから”孤独”に襲われたのか」
「おそらく…」
「そっか、うんうん…よく頑張ったね……」
今度は友理奈が僕を抱きしめて泣き出した。
友理奈の心臓の音、体温…色々と身体に直接染み込んでいく。
段々互いの心臓の音が大きくなり、バレてしまうのではないかという不安に襲われていた。
友理奈は知らないけど。
「友理奈…僕は……ここにいて…いいの…?」
「うん…!北斗くんは…”孤独”から解放されるまでここにいていいんだよ…?」
僕の居場所はこの世界にあった。
現実世界ではなく…”ラクエン”に。
おやすみー(?)
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!