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この世は綺麗事だけでは廻らない。
人々はよく相手を攻撃する時、自分が正しい。自分が正義だと宣う。
だが、この世に正義は存在しない。
誰かの正義は他の誰かの悪であり、ただ自分の行為を正当化するための戯言に過ぎないのだ。
昔は正義を掲げていた。
この世がより良くなると信じ、依頼を受けては人を消し、命令を受けては人を闇に葬り去る。
だがそいつらにも家庭があり、関係がある。遺族たちは身内が亡くなる悲しみに暮れ、月日が経つと悲嘆は憎悪に変わる。そんなモノを生み出す行為が正義な訳が無い。
私は悪だ。
この手で奪ったものは何をしようと決して戻らない。それでも私は進む。より良い未来へ。
奪ったものたちの無念と共に。