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私には双子のお姉ちゃんがいた
名前は春春は頭がよくて運動も出来て見た目も可愛く誰にでも優しく愛想もよかったでも2年前の中学1年生の夏事故で亡くなった
私は春とは真逆で勉強も運動も見た目も平均いや平均以下愛想もないだからだからお母さんに「春の代わりにあんたが死ねばよかったのに!」
そういわれた時も特に何も感じなかったああやっぱりそう思っただけだった右側が痛かった気もしたけど気のせいだと思ってそして春が行きたがっていた高校に入学した
「春の人生を奪ったのだから少しは春の代わりになりなさい」
そういわれて入学した高校また何かが消えた気がした高校でも友達は出来なかったそして1回目のテストの順位は300人中172位だった
「春だったら絶対1位だったのにどうしてできないの?!」
死人と比べられたら勝てるわけがないのにそう思った事は気がつかないふりをして
「ごめんなさい」
そう言ったお昼休みいつも道理屋上に来たでもいつもと違かった人がいたのだそうそうこの屋上には人がこないからつい気になってしまったそして声をかけてしまったいつもの私なら絶対にしないことやらないこと
「あなたどうしたの?屋上に人が来るなんて珍しい」
「私?」
「ええ、あなた以外だれもいないでしょ?」
「そうね」
「一人になりたかったの」
「じゃあ、私いない方がいいよね」
「待って」
「なに?」
「…話聞いてくれる?」
「なんで?」
「分かんないけどあなたは私と似ているそう感じるの」
「」
「は~、分かったいいよ」
「!ありがとう」
「じゃあ、まずは名前ね私は澪」
「澪ね、私は春」
「春ねいい名前ね」
そんなんじゃないこれは私の名前じゃないから
「そう、だね」
澪の話を聞いていると似ているそう言われた意味が分かった澪には死産だった兄か姉がいたらしいそして澪の両親は澪に何かをやらせるたびに
「これ本当は最初に生まれるはずだった子にやらせてあげたかったことなの」
そう言い続けられてるらしいそして決まって
「澪はあの子の分までいきるんだよ」
と言うらしいそれから澪とはよく話す仲になったでも私は澪に言っていないことが2つある1つは名前のこと2つ目は だ
いつかは言ってもいいのかなそう思い始めたそして生きるのは楽しいかもと思い始めた時だった現実はいつも残酷だ病気が見つかった手術しても治る確率は3%以下そして手術しなかった場合余命3ヶ月私は手術をしないことを選んだ
そして誰にも言わないことを決めた幸い病院には1人できていて両親にも病院に行くことは言っていなかったからそして2ヶ月たった
「春、私に大事なこと隠してない?」
「!」
「なんで?」
「春の事みてたらわかるよ」
両親さえ気がつかなかったのに
「で?」
「別に嫌だった話さなくていいよ」
「え?」
「だって春が心配だから聞いてるだけだもん」
「だから無理には聞かない」
そっか澪は“私”を見てくれている“春”じゃない
「実は」
そして病気であと1ヶ月の命だということを話した
「あと、もう1つだけ」
「何?」
「私、わたしの名前は玲」
「春は死んだ双子の名前なの」
「そっか」
「え?」
「なにも言わないの?」
「うん」
「だって私の名前も本当は生まれてくるはずだった子に付ける予定だった名前だったから」「」
「ねえ」
「なに?」
「玲が病気で死んじゃう前にさ」
「うん」
「一緒に死のう」
「!」
「私はね“澪”にはなれないでもやっと“私”を見てくれる友達がいなくなるなら」
「私も死ぬ」
「だめ!!」
「え?」
「私のせいで2人も死んじゃうなんて」
「2人?」
「あ」
そう2人になる2つ目の秘密それは春の死因だ春の死因は私が車に轢かれそうになったところを庇われたからだから私のせい
「そっか庇われて辛かったね」
「なんで?」
「春じゃなくて私に?」
「私はね残す人より残される側の人の方が辛いと思うから」
「…ありがとう」
「うん」
「じゃあ、玲の残された時間めいいっぱい楽しんで一緒に死のう?」
「う、ん!」
そこからは時間がはやかったびっくりするほど楽しかったそして今日
「澪今までありがとう」
「私こそありがとう玲」
「「来世でも友達でいようね」」
「「ずっと一緒だよ」」
「「大好き」」
廃墟のビルの最上階から飛び降りた
これが私にとってのハッピーエンド