医師 「記憶喪失です…」
ちびちゃんさん 「えっ…?」
医師 「そして一度記憶した事も忘れてしまう事があります」
ちびちゃんさん 「…そうですか…」
僕は目が覚めると知らない所で眠っていた。
??? 「おはようございます♪天翔様」
僕 「えっ?あの…えっと…天翔…?」
??? 「貴方のお名前です!天翔様!」
僕は天翔という名前で記憶喪失らしい。
彼女はちびちゃんさん。
僕の事を知っているらしい。
そして僕はちびちゃんさんの家で色んな事を教えてもらう事にした。
家の中は暗くて、寂しい雰囲気だった。
ちびちゃんさん 「天翔様、お身体大丈夫ですか?」
僕 「はい、大丈夫です」
ちびちゃんさんの声は明るくてどこか懐かしい声だった。
そして僕は目が覚める前に、不思議な夢を見た。
僕 「僕は???さんの側から居なくなりませんよ」
??? 「えへへ!ありがとうございます!指切りげんまん!約束です!」
ちびちゃんさん 「天翔様?」
僕 「は、はい!」
ちびちゃんさん 「大丈夫ですか?」
僕 「大丈夫です!」
ちびちゃんさんはずっと僕の傍に居た。
僕 「優しいですね、ちびちゃんさん」
ちびちゃんさん 「優しくないですよ。私なんて」
ちびちゃんさんは珍しく寂しそうな顔をしていた。
僕 「辛い事があったんですか?」
ちびちゃんさん 「いえいえ!そう言うわけじゃないんです!」
僕 「でも…どうして哀しい顔するんですか…?」
ちびちゃんさん 「違うんです…天翔様に…謝りたいんです…」
僕 「えっ…?」
ちびちゃんさんは泣いていた。
気付けば、僕も泣いていた。
その時、朝日が昇ってきた。
僕 「綺麗だなぁ…」
思わず言葉が出た。
ちびちゃんさん 「そうですね…」
僕 「あの…少し外に出ませんか?」
??? 「はい!」
何か約束した気がする。
何にも想い出せないな。
でもきっとそんな大事な事じゃないんだろうな。
僕 「あの…」
??? 「はい!」
僕 「誰ですか…?」
??? 「…私はちび!貴方の…知り合いです」
ちび視点
私は最近心が疲れた。
YouTubeで助けてと頼んでも、
頑張れだの自分も同じだのそんなコメントばっかりだった。
やっぱり貴方が恋しい。
天翔様に聴いて欲しい。
私を助けてよ。
そう小説に投稿してしまった。
そのせいで天翔様は自分を責めてしまった。
「自分のせいでちびちゃんさんが傷付いた」
「自分が気付かなかったから」
そのストレスで記憶を失った。
だから私があんな事を書かなければこうはならなかった。
ごめんなさい。私に…友達と名乗る資格はもう無い。
天翔様 「あの…良ければ友達になってくれませんか?」
私 「えっ?私で…良いんですか…?」
天翔様 「はい、貴方なら、ぼくの事覚えていてくれるかなって」
あぁ、優しいなぁ。自分の事なんて責めないで良かったのに。
幸せに生きていて欲しいだけなのに。
頑張りすぎる貴方は、きっと無理してたんだよね。
もう良いよ。我慢しなくて、勉強だって、学校だって嫌なら時には逃げてね。
私は…貴方の…
私 「じゃあ神友になりましょう!」
天翔様 「えっ?」
私 「私と貴方は神友です!ずっと一緒ですよ!」
天翔様 「…!はい!」
貴方が大好きだからね。
神友になれて幸せです。
ありがとう。もう休んで良いんだよ。
これからは、私が助けるね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
こちらは最近無理をしていらっしゃる天翔様に向けての小説です。
本当にいつもお疲れ様です。
どうか無理をしないでください。
貴方の居場所は此処ですよ。
ずっと大好きです。
辛いなら辛いと言ってください。
学校だって、勉強だって、それが全てじゃありません。
大事なのは自分を愛する事です。
ずっと貴方の幸せを祈ってます。
大好きだよ。神友。
コメント
1件
本当に辛い方へ LINEを交換して私と話す事も出来ます。 どうか自分を責めずにたくさん愛してください。