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「好きです付き合ってください。」
在り来たりな告白
それは最初で最後の告白。
一 目 惚 れ
一目見て惚れたらそれは「一目惚れ」らしい。
体験入部、私は先輩に惚れた。
一目で
容姿
歩き方
髪色
瞳
笑顔
声
全て先輩に惹き込まれた。
心臓が締め付けられるような感覚
嗚呼、これが恋なんだ。
そう思った。
先輩と関わりたい。
先輩が好きなの。
「あいしてるの。」
先輩は、一年もなく消え去ってしまう。
その前に気持ちを伝えなければならなかった。
恋は盲目
周りが見えなくなる。
君の背中で君の瞳で君の脳で俺を知って欲しい。
好きだなんて気付いた時には遅かった。
朝起きても
登校時間も
授業中も
休み時間も
放課後も
下校時間も
課題をやる時も
飯を食う時も
風呂に入る時も
寝る時も
ふと、自分は何を考えていたか?と問えば、
君のことばかりだ。
卒業式までにこの想いを消さなければならいのか、?
馬鹿馬鹿しい。
告白
相手に想いを伝えること。
まだ思いは消えてなかった。
嫌いになろうと頑張ったけど、君の姿は俺の心を奪ったんだ。
受験前までに恋の区切りをつけたかった。
二学期の終業式の登校後、俺は君の下駄箱に手紙をいれた。
「放課後、部活の後でいいので3−D組に来てください」
嗚呼、結局先輩を見ることしかできなかった。
二学期の終業式。下駄箱を開けると手紙があった。
「放課後、部活の後でいいので3−D組に来てください」
名前はなかった。だけど先輩のクラスだ。期待はした。
手紙に消え掛かった名前と「好きです」が書いてあったから。
放課後部活で君を見たけど、声を掛けることはなかった。
部活終わりに私は3−D組にいった。
先輩だ。鼓動が早くなる。
俺は教室の前で君を待っていた
君に伝えるんだ。
コツコツ
君が近づくたびに鼓動が早くなる
「ねぇ、俺だよ呼び出したの。」
「ぁ、はぃ、。」
少し気まずくなりながらも俺は恋の区切りをつけた
「好きです、付き合ってください。」
「お願いします。」
君は俺の手を取った。
視線の行方。
fin _