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恋 愛 🕊 𓂃𓈒 𓂂𓏸
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体育祭3週間前になった。
体育祭に向けて、着々と準備が進む中、生徒会も大忙し。
私は会計として、体育祭の小道具などの計算を行っていた。
各衆の級長から貰ったレシ ー トを見ながら、パソコンに打ち込む作業をひたすらやっていた。
時々、梅宮さんや桃瀬さんも、気を利かせてココアを置いてくれている。
迷惑を掛けていることもあって、更に追い打ちをかけるようにして仕事量を増やす。
「 桜花 」
「 柊さんっ、すみません … もう少しで終わります!! 」
「 いや、もういい 」
「 え? 」
そんな時、柊さんは私からパソコンを取り上げた。
「 もう休め。流石にやりすぎだ 」
「 いえっ、まだ … ! 」
私はまだできます … !!
「 桜花 ~ 柊の言う通りだぞ ~ ?そろそろ休まないと、体が限界だ 」
「 梅宮さん … 」
「 いつもありがとな。お返しだ 」
ニコッと優しい笑顔を浮かべて、私の頭を撫でた。
「 わかり … ました … 」
私はようやく折れて、椅子を立ち上がった。
時だった __ 。
「 … ? 」
「 っと、 」
グラッと視界が揺れて、倒れそうになったところを梅宮さんが支えてくれた。
ぼ ー っと意識が朦朧とする中で、梅宮さんは苦笑いしていた。
「 だからやりすぎだって言ったのに 」
「 このまま仮眠室に運びましょ 」
そんな2人の会話を最後に、私は泥のように眠った __ 。
「 ん … 」
ゆっくりと目を覚ました。
一体どのぐらい眠ってしまったのだろうか。
天井から差し掛かった電気が私を照らす。
目を瞑ってしまうほど眩しい光景だ。
「 桜花 」
そんな時、横から私の名前を呼ぶ声がした。
聞き覚えのある声がした方向に顔を傾けた。
「 起きたか 」
そこに居たのは、柊さんだった。
いつもより柔らかい表情で、優しく微笑みかけてくれる。
「 … あっ、すみませんっ、寝てしまって … ! 」
急いで体を起こすと、柊さんは首を振りながら再び私を寝かせた。
「 疲れてるだろ。ゆっくり休め 」
「 いや、でもっ、私まだやらなければならないことが … ! 」
まだ明後日までの資料が完成していないし、小道具の計算もやりきれてない。
まだまだしなくてはならないことが山積みだ。
一刻も早く向こうに戻らなければ … !
「 桜花。桜花の体は自分が思っている以上に限界がきている 」
柊さんの言葉を理解出来ない。
「 頼むから休んでくれ 」
その時の柊さんの私に向けた視線は、どこか虚しく、苦しそうだった。
眉を八の字にし、ほんとにそうして欲しそうにしていた。
私はもうこれ以上は何も言えなくなり、頷いた。
「 すいません。ありがとうございます 」
そんな私を見た柊さんは嬉しそうに微笑んでから、少ししてお部屋を出て行った。
少しずつ経つ時間。
一人でただぼ ー っと天井を見ていた。
扉の向こうでは話し声と笑い声が聞こえる。
凄く楽しそうな声がして、私も早く皆さんの元へ戻りたいと思った。
お部屋の時計を見ると、もう17時になっていた。
そろそろ帰らないと … 。
お母さんが心配する。
そう思って体を起こし、地に足をつけた時、さっきのようにバランスを崩した。
ドタッと体を打ち付けられた。
なんだか体が暑く、倦怠感がした。
頭の処理が追いつかなくて戸惑っている時、お部屋の扉が開いた。
「 桜花!大丈夫か! 」
顔を真っ青にして入ってきたのは梅宮さん。
慌てて駆けつけてくれて、床に倒れ込んでいる私をゆっくりと起こしてくれた。
「 うめみやさん … ? 」
「 どうした、顔赤いぞ 」
「 え … ? 」
遅くなってすみません💦🙇🏻♀️
コメント
1件
桜花ちゃん熱?