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マフィアVSショボ能力の私

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マフィアVSショボ能力の私

1 - ネジと日常は捨ててきた!

♥

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2025年10月11日

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※現パロ(not国)





幼い頃から私には他の人には見えない物が見えていた______。


それは、

好 感 度 ゲ ー ジ と 選 択 肢


何言ってるんだと思ったそこの貴方、私も教えてほしい(切実)

なんか見えてたんですよ!こういうのって多分、普通妖怪が見えてた__みたいな流れですけど違います。そんな導入から始まる、可愛くてかっこいい猫の先生が出てくる漫画大好きですけど違います。

気づいたのは、というより生まれた頃からあったそれを『自分以外認識できていない』事に気づいたのは幼稚園に行くよりももう少し前。


「ママ、これなぁに?」

何もない空間を指差す息子を母は優しく受け止めてくれた。

『そうね、特別な物だわ。言いふらしてはダメよ、お母さんとの秘密。』

幼い頃の私には“秘密”という言葉はとても煌びやかな宝石のように思えて、その秘密を守ったまま卒園した。

小学校はこの力を使って無双したものだ。

ようは二択を当てれば好感度UPである。持ち前の勘の良さを発揮し、小学校はハーレム状態だった。あぁ、あの頃は幸せだった。


何故、私が昔を思い出しているのか

それは、走 馬 灯 で あ る 。


カチャ

「ヒュッ、!」

額に当たる冷たいモノ____、ゆっくりそちらを見れば祖国では滅多にお目にかかれない“拳銃”であった。

説明しよう、

今の状況はこれだ。


「らんらーん海外旅行たのしー!」

「ん、何か路地裏から声が」

血を流して倒れる男性と拳銃を持った男性を発見

後ろを向いて逃げようとする

後頭部に冷たい感触

振り向く

額に拳銃を押し付けられる… ←now!


あぁ、せめて死ぬなら自国が良かった…。

と、体は完全に諦めて動かなくなってしまった。

頭だけが必死に働くが、この状況。

二次元ならご都合設定やらチート技やらでこんな事態も朝飯前なのでしょうか、


(私にも特別な力があったら_____)


って、あるじゃないですか特別な力!!??


シュッポ

選択肢を選んでね♩

※間違えたら死にます


1、 私゛!お腹の中に赤ちゃんが…、

2、 最新ゲーム機買ったんですけどやります?


さて、どうしよう(迫真)

何なんですか選択肢、!これでも私達長い間を共にしてきたじゃないですか゛!確かに貴方に意思なんてないかもしれませんけど!

酷すぎません?大喜利じゃないんですよッ!?

頭をフル回転させて一つ一つ考えてみる。

まず、一つ目の選択肢。

一応この海外旅行で女性に見間違えられたことは沢山ある。なんなら全員から子供だとも思われた。この男も私の事を子供だと思っているとしたら、子供に躊躇いもなく拳銃を突きつけられる人間が妊婦を逃がしてくれるだろうか。あと裏社会の人間に私のお粗末な嘘が通用するだろうか。答えは全ていいえです、多分ですけれど


次に、二つ目の選択肢。

えーー、ふざけてます?何本頭のネジを飛ばしたら自分を殺そうとしてた相手とゲームしようとするんですか?相手も殺そうとしてる相手とゲームなんてしたくないでしょう、いや…

これ相手の頭のネジも飛んでた場合いけませんかね(本田は混乱している!)

なんかいける気がしてきました、いや!これいけます。いくのです本田、おもしれー男ポジションをゲットするのです。


意を決して、再び拳銃を突きつけてくる男の顔をじっと見つめる。輝かしい金髪に海のような青、掛けた眼鏡から幼さを感じるも、冷たい瞳にその想いは掻き消される。

「君も運が悪いね、何か遺言はある?聞いてあげる」

スッーーー、


大きく息を吸って一言、震えていても問題ない、不敵な笑みは崩さずに!


「最新ゲーム機買ったんですけどやります?」

前代未聞の命乞いを見せてやれ!!!!


「……、」



あ れ、これミスりました…?というかよくよく考えたら何で二を選んだんでしょう゛!?

選択肢くんも明らかに分かりやすくして助けてくれようとしてたのに゛!私はとんでもない阿呆!

あぁ、何処に頭のネジを落としてきてしまったんでしょう…


「それ、日本限定のやつかい?」

「あ、はい」

もしかして、え、そんなことあっていいんですか


「That’s great‼︎」

俺も日本に行って買う予定だったのに、仕事が入って行けなかったんだぞ!

と、先程よりかは幾らか明るい顔をして、こちらを微笑む。全く癒されない

「まあ仕事ももう終わった訳だし、一緒にやろうじゃないか!日本人は器用だからゲームも得意なんだろ、」

有無を言わさず手を掴まれ、いつの間にか来ていた黒い車に乗せられる。サングラスをかけて厳つい顔をした男性らと、まだ返り血のついた青年に囲まれ、車は進み出した。


(ドナドナ…)

顔面はいつも通りのポーカーフェイスだが心の中はしっちゃかめっちゃか。心臓は飛び出しそうなほど鼓動が速い。

当たり前の日常は如何やら、車窓の外に置いてきたようだ。










あとがき…

このジャンルでは初めまして、主です。

セカキク新参者ですが、皆さんにとって少しでも面白い作品にできたらな…と思っております。

口調等に違和感がございましたらお手数ですがお伝えしてくれると幸いです


そして一つ…

書く前に大体のセカキク作品を読んだのですが…、


純 粋 な 恋 多 く な い で す か


私ヤンデレストーカー監禁拘束束縛追いかけっこ大好き星人なんですが果たして需要はあるのか…、純粋なセカキク欄を穢していいのか…


迷うばかりです


ちなみに皆さんわかっていらっしゃると思いますが、拳銃を持った男はアルフレッドさんです!

やはり、初対面はこの方…!

でも王耀さんとか蘭さんとかは昔からの知り合いにしたいですねー。でもそうした場合、

マフィアという事を隠すお二人

バレる

バレたら仕方がない(ヤンデる)


……、どう足掻いてもヤンデレになりますね


この作品はいかがでしたか?

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