ホームルーム中
先生「はいー、今日は転校生が来てます」
モブ「え、!?知らない!聞いてない!」
先生「言ってないからなー」
トントン
kn「ん?」
後ろの席のNakamuが俺の肩を叩く
nk「転校生って誰かな…!!」
笑
ワクワクしてる笑
よっぽど楽しみなんだろうな
kn「誰だろうね笑」
「めちゃくちゃ楽しそうじゃん笑」
nk「そりゃだって転校生だよ!?楽しみじゃん!!」
まぁ確かになと思い俺は頷いた
先生「じゃ、入ってー」
ガラガラ
ドアが開く音がし、そっちを向いた時
後ろから小さな「ぇ」というような声が聞こえた気がした
kn「…?Nakamu?」
俺が後ろを振り返り、Nakamuの方を見た瞬間
モブ「きゃ!!!」
っ、!?
びっくりした、
モブ「え、え、!?めっちゃかっこよくない、!?」
「身長高、!?」
前を向くと、その転校生と目が合った
…?今こっち見て微笑んだ…?
先生「じゃあ、自己紹介してくれ」
?「はい!」
「僕の名前はBroooockって言います!東京から引っ越してきました〜!」
「仲良くしてください!」
パチパチパチ
身長が高く、茶色いふわふわとした髪の毛
パッと見の印象は犬って感じ
…どっかで見たことある気がするなあ…
電車とかですれ違ったことあるのかな…?
グイ
Nakamuに袖を引っ張られ後ろを見ると青ざめた表情を浮かべていた
kn「っ!?Nakamu!?」
俺は咄嗟に大きな声を出してしまった
先生「きんとき?どうした?」
kn 「ぁ、えと…Nakamuっ、さんが…」
「Nakamuさんが、体調悪そうなので保健室行ってもいいですか…?」
先生「わかった。Nakamu大丈夫か?」
「連絡しとくからゆっくりな」
nk 「…大丈夫です、ありがとうございます。」
俺とNakamuは立ち上がり、保健室へ向かった
──────
kn「Nakamu大丈夫…?」
nk「…うん…」
急にどうしたんだろう…
保健室の先生が出ていってしまったから今は2人きり
先生に聞かれることもないから正直に話して欲しいんだけどな、
…結構顔色悪いな…
毛布とか持ってきた方がいいかな…?
kn「…なんかひつ…」
nk「きんとき…」
kn「な、なに、?」
圧のある、震えた声
Nakamuはしばらく何も言わなかった
少し経つと
nk「…あいつと仲良くしちゃダメだよ…」
kn「あいつ?」
nk「うん…あの転校生…」
…なんで…?
そう聞きたかったけど聞ける雰囲気ではなかった
Nakamuは真剣だった。目でわかった
恐怖でいっぱいの目をしている
過去にあの人となにかあったのかもしれない。
それなら俺がNakamuを守らなきゃ。
kn「…わかったよ。ちょっと寝ときな…」
nk「ん…ありがとう」
ベットへ行くとNakamuはすぐ眠りについた
…はー…
どうするか、
みんなにも話した方がいいのかな?
でもNakamuに聞いてないから言っていいのか分からない、
んー、起きてから聞いてどうするか…かな…
俺はとりあえずNakamuを寝かせたから教室へ戻った
もうすぐホームルームも終わる時間だったから
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