ふわっち嫌われからの愛され(?)
です
すたーてぃん
加賀美「不破さん、本当ですか。女性を殴ったって。」
え……?
そんなこと、してない。
甲斐田「アニ……不破さんそんな事したんですか…?流石に見損ないました。」
だから……してないんだってば。
剣持「女性と男性では大きな体格差や筋力差があるんですよ。下手したら大怪我にもなっていたかもしれないんです。」
加賀美「お相手の方が警察沙汰にはしたくないと仰っていたから良かったですけど。」
不破「っ……ごめん、なさい」
剣持「謝って済むことじゃないんですよ。」
甲斐田「しかも謝る相手が違いますよね?」
だからその女に何もしてないんだよ……!!
不破「ちがッ……ッッ……」
剣持「チッ…話にならない。もう行きましょう」
加賀美「はぁ…そこで頭冷やしといてください」
甲斐田「……はぁ……」
バンッ
いつも通りろふまおの撮影があり、楽屋に入った瞬間、メンバー全員にギロッと睨まれた。
まさか、とも思ったがその通りだった。
俺が姫を殴ったということにされている。
先日、長かった姫が店に来ていた時、俺が違う姫と抱き合っているのを見られてしまった。
その姫は束縛が酷くて、違う姫と喋っているところを見たら怒鳴り散らかすような、そんな人だったんだ。
やってしまった。案の定、姫と俺は引き剥がされ、店の外の裏に連れて行かれ、俺は酒をばしゃり!と勢いよくかけられ、その後護身用とか言って持っていたナイフを俺の腹に刺された。
姫「ゆるさないっ!許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない!!」
不破「ひ、め……ッ!」
姫「湊なんてだいっきらい!!!みんなから嫌われちゃえ!!、!」
不破「おち、ついてッッ!ひ、め!」
血がボタボタと地面に流れる。酒が染みてヒリヒリする。
痛い、けど今こいつを落ち着かせないとやばいような気がする
姫「加賀美ハヤト、甲斐田晴、剣持刀也、だよね?……ふふっ、全員知ってるんだからな!!」
不破「ぇ……」
姫「覚えておけよ!」
タッタッタッ!
不破「ぇ……ぁ……」
今なんて言った?加賀美ハヤト?社長?甲斐田晴?はる?剣持刀也?もちさん……?
なんで知ってるんだなんでバレてるんだ
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
不破「ぁう……ッッ! 」
モブホスト「みなと〜……って湊!!、!大丈夫か!?!?」
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この通り。恨まれた俺は、メンバーに嘘を伝えられ、嫌われてしまった。
しかもさっきメンバーに責められている時、真実を伝えたらメンバーが何されるのか分からんかったからただ謝ることしか出来んかった。
不破「ぁー……おわった、」
包帯で巻いている腹の傷。
ドクドク、ヒリヒリしてすごく痛い。
気のせいか知らんが、熱っぽい。
酒をかけられたせいかな……
不破「なんでこうなっちゃったんかなぁ…」
多分今、人生のどん底にいる。
辛いし痛いしだるい。
もうやだーーーーーーーー🥺
ガチャっ
剣持「頭、冷やせました?」
加賀美「……ろふまおの撮影もうちょっとで始まりますよ」
甲斐田「……邪魔」
ドンッ!
不破「ぅあッッ……!!」
ドサッ
甲斐田「ぇ……そんなつよくやってな、」
ジワー
剣持「え、血染みてない?????」
加賀美「……え」
甲斐田「……は……」
バッッ(服めくりました)
不破「ッッッッ……!」
甲斐田「ぇ……包帯?」
剣持「血、めっちゃ出てんじゃん」
加賀美「ぇっ……まっ、……ちょ、えっと救急車……??」
甲斐田「ぇ、めっちゃ、熱いよ身体」
剣持「え????」
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病院
先生「不破さん刺された傷が広がっちゃったんですねー。でももう大丈夫ですよ。縫ったので。」
不破「あざまーす」
先生「あと熱ね。40℃あったから貴方。解熱剤飲ませといたからね。」
不破「ありがトゥース」
剣持「あの、どういうことですか?」
加賀美「刺されたって……」
甲斐田「……???……??」
不破「ぃや、気にしなくて大丈夫っすよ。救急車ありがとうございました」
剣持「いや気になるでしょ。」
加賀美「そうですよ。教えなさい」
不破「いや、ほんとに、はは」
剣持「まぁあと女性殴った件も詳しくですけどね」
加賀美「それはそうです。許してませんから」
不破「ぁ……ぅ……」
ポロッ
加賀美「ぇ……?」
剣持「ちょっ、泣くんですか!?なんで貴方が泣くの……」
不破「ッッ……ちがッッ……ッッ、!」
甲斐田「……ふわさん。なんか言いたいことあるんですか?」
不破「は、る?」
甲斐田「いいですよ、僕が聞いてあげます」
不破「……ッッでも、はるたちがなんかされちゃうッッかも……」
甲斐田「……大丈夫ですから、どうぞ話してください」
不破「……あのな」
全部話した。
怖かった。信じてもらえるかわかんなくて、話し終わったあと笑われるんじゃないかなとか、殴りるんじゃないかなとか。
怖くて、不安だった。
ぐずっ
不破「ぅえ?」
剣持「ぅッッ……!」
加賀美「ッッッッ……!ぅう……ッッ!」
甲斐田「うぇッッ!……ッッ!」
不破「みん、な……?」
剣持「ごめんっ、なさい、」
加賀美「ほんとうにっ、ごめんなさいっ!あなたを信じなかった……ッッ!」
甲斐田「ぅうッッ!!ごめんなさぃッッ!!」
ギュッ
なんだか久しぶりに感じるみんなの温かさ。
安心する
不破「ぅッッ!つらかったッッ!こわかったよ!みん、なッにしんじてもらえなくて……!つらかったよぉッッ!!」
甲斐田「うわぁぁあんアニキィィィ!!!!」
加賀美「ふわさんっ、!!!」
剣持「ふわっち!!!、!!」
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ろふまお楽屋
不破「……あのな、甲斐田。ちょっと、な。離してくれん?」
甲斐田「ぇ?なんでですか?また僕何かしちゃいましたか?そんな僕と離れたいほど嫌いになっちゃいましたか?嫌です。アニキ、そんなの嫌です。甲斐田じゃなくて晴って呼んでください。抱きしめてください」
不破「いや、あの、うん晴?楽屋に入ってからソファーに連れていかれて向き合って膝に乗せられて抱きしめられるってすっごいびっくりするんやけど??」
加賀美「不破さん、飲み物ありますからね。温かいものと冷たいものどちらがいいですか?」
不破「えっ??いや、え??えっと、あったかいもので……」
剣持「ふわっち、今日家来てね。一緒に寝よーね」
不破「うぇっ!?」
加賀美「あ、そーいやあの女ですが……」
剣持「あ、ちゃんと燃やしましたよ」
甲斐田「アニキ、はる大好きって言って」
不破「え???????????」
終わり
コメント
4件
神すぎ✨ 尊敬します!!
さいこう…⚰️