遅くなってごめんなさい。
私生活ガン萎えパリピポ。
Br「…」
shk「Broooock?!どうした?!」
涙を流しながら帰ってくる幼馴染を見ては、戦場から離脱し、彼の側へ駆け寄る。
shk「なんかあったんだな…部屋に行って休んでろ…」
軍の中で一番身長が高い人が一番身長の低い人に慰められているのを見て、敵は唖然としている。
Br「分かった…」
コクンッと頷くと、本部へ戻って行く。
shk(敵軍の野郎だな…)
Brに嫌な思いさせたままじゃ気が済まねぇ…
眉を顰めては、表情を暗くして。
shk「…何処だ」
辺りを見渡しながら幹部を探し。
ci「へっ?!また敵っ?!」
shkに気付くと眉を下げて。
shk「…どうも…」
ci「どッ、どどどどどッッッ、どうも!」
挨拶をすれば動揺しながら挨拶を返し。
shk「…」
薄く笑みを浮かべ、手を背の後ろへやり、ナイフを隠しながらciに近付き。
ci「あっ、えっと…」
笑みを浮かべてるせいか警戒心がない。
聞いた後に刺すか…、などと考えて。
shk「さようなら…」
彼を押し倒そうと胸元へ手を伸ばし。
ci「えっ?!」
気付くと後ろへ下がる。
shk「チッ…!」
此奴、警戒心無かったのによく下がれたな…。
ci「戦闘は無理だって~ッ!!」
怯えながもナイフを取り出して。
shk「……」
ci「手加減はして下さいよっ?!」
そちらもね、と、笑みを浮かべて。
shk「…っと、」
タンッと地面を蹴り距離を詰め。
ci「すごっ?!」
shk「関心してる場合ですか…?」
再び彼の胸元へ腕を伸ばすと、トンッと胸元を押す。
ci「ぉわぁっ?!」
ヨロリと体勢を崩す。
shk「…」
彼へ馬乗りをしては、この人のが体は大きいし力もある…
振り落とされたりしたらこっちが不利になるな…。などと考えて。
shk「貴方がBroooockを泣かしましたか?」
首元にナイフを当て。
ci「えっ…あ……」
恐怖心が沢山で声が出ずに口篭っていると、インカムの電源が入る。
Br《シャークん?》
shk《ん…》
インカムから聞き慣れた声がして。
Br《その……敵軍の人に…恩があって…一回…見逃してあげてくれないかな…?》
身勝手だけど…、等と言う。
shk《…分かった、待ってろ》
電源を付けたままヘッドホンを外し。
ci「うわぁぁぁぁッ!離せっ?!」
話しが終わったと思ったのか足をバタつかせ。
shk「ちょっ、暴れないで下さい!」
暴れる彼に無理矢理ヘッドホンを付けようとして。
shk「貴方にお礼を言いたい人が居るんですよ!」
ci「え…?」
そう言うと暴れるのを辞めれば、ヘッドホンを頭につけて。
ci《えと…?》
Br《あ!えっと…その……うちの…んとォ…》
言ったら怒られないかと口もごっている。
ci《…俺はチーノっていいます!》
元気な声でそう言う。
Br《!俺は…えっと……、Broooockです!》
ci《それで…どうしました…?》
彼へそう尋ねる。
Br《あのっ、手当してくれてありがとうございました!》
ci《俺がしたかっただけなので…!》
shk「もう終わりました、?」
終わったかなと思ったのかヘッドホンを取る。
ci「ん…えと…」
はぁ…、と、溜息をつくと彼の上から降りる。
shk「疑ってごめんなさい…」
ci「いやっ!自分が疑わせるようなことしたのが悪いので…!ね…!」
shk「それじゃぁ、俺は失礼しますね…」
手をひらりと振ると自軍へ向かって行く。
ci「はい!」
こちらも手を振り、彼を見送る。
続:200
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