注意書き
このお話は天気の子を元にしたお話です
話が完全に天気の子なので注意してください
おうつくが地雷の人は見ないでください
ていうか、作者は天気の子についてあまりわかっていません
(ネタバレ記事見たくらい)
口調違うかも
下手くそ注意!
月詠side
静かな部屋に、雨の音が響く
ここ最近、ずっと雨が降り続いている
だが、こんな事で桃太郎機関が鬼を殺さない事はない
ソファに座って、ミョリンパ先生の本を開く
さて、今日の運勢は……なになに、今日という日は、最高の日々になるためのスタートになるでしょう……なるほどね
「……ん?」
ふと、ページの上を見てみると、気になる事が書いてあった
そこには……
「けど、貴方の選択肢によっては最悪な結末になるかもしれません……?」
どういうことだ?
ミョリンパ先生の言葉がわからない日がくるとは……
俺の選択肢によっては最悪な結末になる……?
ふと、窓の外が気になった
思えば、あの時見ていなかったら、どうなっていただろうか
ちらっと目だけ外に向けると、空から一筋の光が差していた
「……?」
思わず立ち上がって、窓に手を当て観察する
光が差している場所は、おそらくビルの屋上だろう
なんでだろう。すごい気になる
傘を持って急いで外にでる
少し小走りで向かうと、そこは廃ビルだった
雨で濡れた階段を登っていく
屋上につくと、そこには小さな神社があった
ただ、神社があるだけだった
ちょっと、雨が止むように祈ってみようかな
こう思った理由はわからない
なぜかそう思ってしまった
雨が止みますようにーー
そう強く願い、手を合わせながら鳥居をくぐった
水が止まり、風が巻き起こる
月詠が目を開けると
「は?」
そこは、空だったーー
「な、何これ!?」
ちょ、コートとワイヤーグラスとんでっちゃう!
大事なものが飛ばされないよう、必死に掴む
前をみると、雲の上に草原があった
……雲の上に草原?
そこには何やら大量の水の魚みたいなのがいた
魚達が自分のそばに近づいてくる
そして、今度は大きい鳴き声が聞こえ、その方向をみると、大きい雲?が動いている
「な、なんなんだ一体……っ!?」
突然、雲がなくなり、地面に向かっておちていく
やばい、そう思って、目を瞑ると
俺は、なぜか神社で手を合わせて立ち尽くしていた
「……なんだ、今のは……」
とりあえず、ずっとここにいるわけにもいかないので、廃ビルから出ると、電話がかかってきた
相手は……桜介か。やれやれ……
「もしもし?」
『おい!テメェ何勝手にいなくなってんだ!あいつら(隊員のこと)が探してんぞ!』
「ごめんごめん。すぐ戻るよ」
一体、あれはなんだったんだろうな
そんな呑気なことを考えながら俺は傘を差して歩き出した
その日の翌日
任務を終え、部屋に戻る
結構苦戦したが、桜介よりかはずっと軽症だったので、医務室には行ってない
窓に近づき、外をみる
「今日も、雨か……ん?そういえば……」
確か、今日の開運ポイントは雨が止むように祈る……だった
よし、祈ろう
手を合わせ、目を瞑って、空に祈った
すると、雨が止み、青空と太陽が出てきた
……えっ、さっきまで土砂降りだったよね?
「……えっ?」
次の日も、その次の日も、俺が空に向かって祈った日は晴天だった
桜介side
「チッ、久しぶりに晴れたと思ったらこれかよ!」
昨日と一昨日、久しぶりの晴天……だったが、今日から土砂降りに戻ったらしい
チッ、雨は濡れるからめんどくさいんだよ!
今日の鬼は雑魚だったしよぉ!
イライラしながら歩いていると、隣を歩いていた月詠が話しかけてきた
「桜介、ちょっと屋上行こうよ」
「は?」
月詠に面白いのみせてあげるからと言われて強制的に屋上に連れてこられた
チッ、んだよ、面白いことって……
「ここで何すんだy……」
ふと月詠の方をみると、月詠が空に向かって手を合わせて何かを祈っていた
「何してんだおまえ……」
すると、土砂降りだった雨が弱まり、最終的に止んだ
そして、雲の間から太陽の光が出てくる
「………………は?」
いや、は?しか出てこない
んだこれ、さっきまで土砂降りだったよな?
なんで止んでるんだよ?
こいつがなんか祈り始めてから止んだよな?
てことは、こいつが晴れさせたのか?
じゃあ、昨日と一昨日の晴れも?こいつが?
「はあぁぁぁぁぁ!?」
「いい反応だね、桜介」笑笑
それからあいつは俺の前だけでよく晴らすようになった
もちろん人はいない所でやってる
だが、ある日
月詠がいつも通りに晴れさせていると、五月雨総士隊長が来てしまった
これはどういうことか聞かれた
月詠が素直に答えると、総士隊長は何やら考えながら
「そのことは誰にも話すなよ」
そして、俺に近付いて、気になる一言を残していった
「もし月詠に何かあったら、私のとこに言いにきなさい」
そう言って、総士隊長は去っていった
……は?
どうゆうことだ
こいつになんかって起こるのか?
その日の4日後、月詠が消えた
それがわかったのは隊員達からの報告だった
月詠がいないと
その瞬間、五月雨総士隊長の言葉を思い出した
とりあえず、あいつらは仕事に集中させることにした
そして急いで五月雨総士隊長の元に向かう
「やはりか」
事情を説明すると、そう言われた
「月詠は、神への生贄となったようだな」
「……どういうことだよ」
どうやら月詠はある神社の鳥居を潜ったため、神への生贄に選ばれたらしく、何回も天候を変えたことで身体が消えて天に召されてしまったらしい
……なら、その神社探して連れ戻せばいいんだな!
俺は練馬に戻り、隊員達に近くに神社がないか聞き込みし、ある廃ビルに小さな神社があることを聞いた
その場所を聞いて、急いで向かう
人の目なんて気にしない
あいつがいないと、何もかもつまんねぇんだよ!
アイツに会えるよう、強く願いながら鳥居をくぐった
目を開けると、暗い場所から落ちていた
何やら水滴が俺の周りにいる
下を見ると雲が鳴き声のようなものをあげて動いていた
所々で赤い雷も見える
そして、俺は出てきた雲に飲み込まれた
「うおわ!!」
大量の水滴?が俺を横切る
光が見えた
そこは青空が広がっていた
チッ、どっか降りられるとこねーのかよ!
そう思いながら辺りを見回すと
遠くに、月詠がいた
月詠side
晴れるよう祈るようになって、何回かで自分の体が透明になる症状は出ていた
そこで、自分は消える運命なんだと感じた
ミョリンパ先生の貴方の選択肢によっては最悪な結末になるかもしれませんという文……
貴方の選択肢は俺があの鳥居を潜ったことで、最悪な結末は、消えてしまう事だったんだ
最初は嫌だった
無陀野に勝ちたかったし、桜介ともっと一緒にいたかった
あ、言い忘れてたけど、俺は桜介が好きだったんだよね
今はもう何もかも諦めたけど
だって、俺が晴れさせないと、みんな困るじゃん
俺だって困るもん
俺、思ったんだ
俺がいる限り、雨は降り続けるのではないかと
だから、諦めた
あのまま晴らせなくても、症状を桜介にみられたら終わりだったし
ま、悪くない人生だったなぁ
俺は、桜介を想いながら消えた
目が覚める
どうやらあの草原にきたようだ
俺が起き上がると、周りにいた水の魚達が逃げていった
やれやれ、ずっとここにいるのは嫌だなぁ。絶対暇になる
これからどうしようか
そう思っていると、ここにはいないはずのアイツの声が聞こえた
後ろを振り返ると、
そこには桜介がいた
「桜介…?なんで…」
「なんでって、お前を迎えにきたんだよ」
「……僕は帰らないよ」
「んでだよ?」
「僕が帰ったら、きっとまた雨が降り始める。みんな困るんだよ。僕も困る」
それに、嬉しさで君に抱きつきたくなってしまう……
今も我慢してる
きっと、君は俺のために来たんじゃない。残された隊員達のために来たはずだ
アイツら、なーんか心配性なんだよね
「んなの知らねーよ」
「……えっ」
「あ゛〜……恥ずいから一度しか言わねぇ。俺は、お前が好きだし、お前がいないとなんも面白くねーんだよ!」
「っ?!」
えっ?
こいつは、俺が好き?
俺がいないと面白くない?
両思いだったってこと?
そう思うと、顔が赤くなる
顔を手で隠すが、桜介に掴まれて顔を見られる
「その顔、期待していいんだな?」
「うっ……」
「返事は後だ。とりあえず帰るぞ。お前、鳥居潜ったんだろ?その後どうやって帰った?」
「えっ、その時は、そのまま落ちたけど……って、俺が帰ったらまた雨が降るんだよ?いいの!?」
「だから、んなこと知らねーって言ってんだよ。お前に拒否権はないからな。よし、落ちるぞ」
桜介は澄ました顔で言った
手を引っ張られる
最初はちょっと抵抗したけど、桜介の少し赤くなった耳をみて、抵抗はやめた
桜介と手をしっかり繋いで落ちる
雲をどんどん通り抜けていく
そして、街が見えたとこで、俺達は意識を失った
「ーーみ、月詠!」
……あれ?
誰かに呼ばれてる
……桜介!
勢いよく起き上がると、桜介と隊員のみんながいた
隊員達は泣きそうな顔をしていた
「やっと起きたかよ」
「「「「月詠さーん!!よかったあ!」」」」
隊員達によると、桜介に呼ばれてあの神社へ来たら、俺ら2人とも鳥居のとこで倒れていたらしい
「月詠」
「?」
「返事くれよ」
は?今言う!?
ああもう、隊員達みんなわかんないって顔してるじゃん!
……仕方ないな
「…これからよろしく。桜介」
どうだったでしょうか?
全然ダメだったかも
是非コメントください!
リクエスト受け付けます
ただし!
作者の推し
桃宮唾切
桃華月詠
桃井戸颯
が出てくる場合
この人達が攻めのやつは受け付けません
r-18も受け付けません
(地雷だから……)
ご了承ください
リクエストでは
書いて欲しいカプ
こんな話を書いて欲しいてきなの
できるだけ細かく書いてほしいです
作者書けないから
お願いします
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