テラーノベル
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「 桃くーん ! ! 一緒に帰ろ ~ 」
僕が手を振る先には,幼馴染の桃くん 。
[ もちろん ]
ふと窓の外に目をやると,あたり一面が緑
葉に太陽が当たって,まぶしいくらいに
輝いている
いわゆるド田舎ってやつだ 。
正直とても不便なところはあるし,
都会にも憧れたりはするけど
それでもこの街が大好きで ,
その街を大好きな人と歩けるのは
とても平凡だけどとても幸せだった
[ それで 今日 さぁ ~ ‥ ]
「 え ~ ,なにそれ おもろ ~ 」
話すのは,今朝起きたこととか
ゲームの話とか,本当に他愛もない話
桃くんとは,何を話しても楽しい気がする
[ そういえば ,もうすぐで お祭 か ~ ]
ふと,そんな話をされた
桃くんが言っているのは,この村の
伝統的な祭りのこと
[ 青は 神社の 手伝い だろ ? 大変 だなぁ ‥ ]
「 まぁね ‥ 今年は いつもより大変だって 」
僕は神社の家系なので,
毎年その日は手伝いで大忙し 。
しかも今年は,やることが増えるから ‥
[ そういえば,今年の舞って誰がやるの? ]
[ なんか巫女っぽい人が鈴持って踊るやつ ]
「 誰だと 思う ~ ? 」
[ 去年 みたいに 青の お兄さん とか ]
「 ざんね ~ ん ,僕 でーす 」
[ え,マジで 笑 ]
桃くんはニヤニヤした顔で,
こちらを見つめた
「 ‥ なんだその顔 」
[ いや ,いつも 運動不足の くせに
踊れる わけ なくね って 笑 ]
な ッ ,‥
「 そんなこと ありません ~ !! 」
たとえ運動不足でも,伝統的な
行いなので
必ずやらなきゃだめだから
踊れるもクソもないけど 。
ふと,頭に小さな衝撃が走った
「 へ ‥ ッ 」
僕の頭を,桃くんの大きい手が
ぽんっとしてきていた
さすがにフリーズ 。
[ 嘘 。応援 してる ]
嬉しいような恥ずかしいような
気持ちになって,思わず
立ち尽くしてしまった
そのあと ,話していても頭がぼわーんとして内容が頭に入ってこない
桃くんの言葉が何度も頭で
繰り返されてたから
この不思議な感情がなにかは分からない 。
ただ,桃くんといると少し気が狂うだけ
「 桃くん 」
急に名前を呼んでしまったばかりに
桃くんは少し驚いてこちらを見た
「 お祭の 舞 ,頑張るから 」
「 ちゃんと 見ててね 」
もちろんと頷いてくれたことが ,
たまらなく嬉しくて,胸がドキドキしてくる
やっぱりこの気持ちはよくわからないけど
やっぱりわかるのは,桃くんと一緒に生きるこの村が大好きだっていうこと 。
_________ 今はまだ,そう思えていたのに 。
「 生贄の僕が生きる15日間の物語 」
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コメント
7件
リメイク 最高 👍️👍️ 💕 まじ 生贄 好きなんだよ ‼️‼️ 続きも 楽しみに しておきます 😎
おぉ✨️ みーちゃんの物語 初めて見たけど私より書くのうますぎ👊 ここから、どうやって生贄になってくのか楽しみ…