時刻は17時30分に差し掛かる頃。私は一人っきり、教室でうなだれていた。最近は仕事ばかりで体が参ってしまう、ため息を一つついたとき「いた、おい〇〇少しいいか」と聞き覚えのある声が聞こえる。そちらを見ればやっぱりそうだ、「何でしょーアクアくん」教室のドアに手をかける彼。「舞台のことで話したいことがある」と言い私の席の前に立つ「あー結構時間かかるかんじ?」時計を見そう言うと「ああ色々と、」とこちらをジッと見つめるアクアくん。「じゃあ久々の星野家だ」スクールバッグを持ち二人で星野家に向かう。アクアくんが鍵を開ければ中から「お兄ちゃんお帰り!と〇〇!平日に家来るの珍しいね」と表情をコロコロ変えるアクアくんの双子の妹ルビーちゃんがお出迎えしてくれた。「実は舞台仕事について話があるって 」「あー!東京ブレイドだっけ?!〇〇も来たんだ」とパンっと手のひらを合わせる。「ご飯は食べてくよね!」と食べる前提で話を進めるルビーちゃん。断れることもなく「ごめんね急に来てご飯まで」と申し訳なく言う。「じゃあご飯できたら呼ぶから!」と言いリビングに消えていく。私達はアクアくんの部屋に行く。私は何度か星野家にお邪魔させてもらっている、なぜかというと今ガチで圧倒的に余り物になった私をこんなの酷い可哀想すぎるお兄ちゃんこの子の連絡先知ってんでしょ合わせて!とルビーちゃんのとんでもない行動力で知り合い、お友達になり、何度か星野家にこさせてもらっているということだ。と話を戻そう
部屋に入りスクールバッグを置きカーペットの上に座る。アクアくんの部屋思った通り、かなちゃんに見せたい、写真こっそり撮っとこと呑気な事を考える。目の前に彼が座る「じゃあ本題に入るが、、」
数分後
「なるほどね」額に手を当て頭の中がパンクしないよう器用に整理する。視線をそちらにやれば眉に皺を寄せ不機嫌そうな顔をするアクアくん。人差し指を彼の不機嫌そうな眉にグッと押しながら「てっきり舞台に出るのは彼女さんが出るからだと思ってた」意地悪い顔をしそう声をかけると、ぶっきらぼうな返事が返ってくる。「お前は有馬か」「そう、最近はホント仕事仕事仕事ってかんじで断ろうと思ってたけど、かなちゃんいるってなったら話変わってくるじゃん」と話していればコンコンっとノックされる、ドアが開き「二人ともごはーん」とルビーちゃんが言う。
「今日のご飯は何?」と聞くと「オムライスだよ
〇〇のやつにはケチャップでハートかいちゃった!」と可愛らしいな「じゃあアクアくんの倍美味しいってことだね」と微笑む。
各自席につき手を合わせる、「いただきます」
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