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今、俺、坂田銀時は沖田くんに壁ドン(いや、背後は木だから木ドンといえばいいのか?)されています…
何でこうなったのかというと、何分か前にさかのぼる。
俺はまぁ仕事がないので、いつものようにパチンコに寄って大負けした後、そこら辺をブラブラしていた。
「後一回やったら絶対儲かったのにさぁ、金無いし 仕事無いし。
はぁ
神楽と新八に何て言い訳すっかなー」
ちょうど公園を通りかかった時、ベンチにおなじみのミルクティー色の頭が目に入った。
「よ、沖田くん」
「旦那じゃねぇですかィ
こんな昼間から仕事サボってんですかィ?」
「依頼無いからいいの!
そういう沖田くんもサボりでしょーが」
「いや、俺は休憩してるだけでさァ
仕事をはかどらせるためには時には休憩も必要で ィ」
いや、そう言って毎日サボって大串クンに怒られてるんじゃ、とは言わず。
「はぁ、ほんとにさ、ついてないなー、コノヤロー」
沖田くんの隣りに座って、ブツブツ愚痴る。
それを聞いた沖田くんはシヴァラクしてニヤッと笑って、
「慰めてあげましょうかィ?」
と聞いてきた。
「えーホントにー?お願いしちゃおっかなー」
さて、どんなことをしてくれるのかとワクワクしていたところ、公園の裏の森に有無を言わさず連れこまれ、今に至る。
「アノ、沖田サン…?」
「心配しなくても、取って食ったりしやせんよ」
そう言いつつも俺のズボンを下ろそうとするのはなんなんですかねぇ
「だから、言ったでしょ?慰めてあげまさァ」
沖田くんは不意にしゃがみ込み、俺のちんぽを咥える。
「ちょっ!待って沖田くん!!銀さん犯罪者になっちゃうから!」
「ほへはほーへーへんひへはは」
「え?何?っていうかそこで喋んないで!!」
「俺はもう成人してまさァ
18才ですぜ」
そう言って沖田くんはまた元の作業に戻る。
いや、そうだけどさ、なんか…社会的にやばくない?
ていうか、沖田くんどこで覚えてきたんだか、舌の使い方が妙に上手くてなかなかむかつく。
(あ、やば、そろそろ…っ)
「沖田くんっそろそろイくから口離してっ」
が、沖田くんはニッコリ笑ってそのままだ。
(うわ、めっちゃ…エロ)
「っはぁ、あ、ごめん出しちゃった」
余裕もなく沖田くんの口の中に射精してしまった。
(…やっちまったな。)
すると、沖田くんの喉がごくん、と動くのが目に入った。
「え!?飲んじゃったの?」
「結構出ましたねィ」
沖田くんは男にしては華奢なその白い手で口を拭ってぺろりと舌舐めずりをする。
「沖田くんって意外とえっち…」
「あれ、旦那、嫌いでしたかィ?こういうの」
「いや、嫌いじゃないけど!!むしろ好きだけど!!」
「じゃあ問題ないじゃないですかィ」
(いやいや、あるよ、大アリだよ)
なんだか沖田くんに随分なめられてあるようで、気に食わない。
「じゃあさ、」
そう言って沖田くんの両手を頭の上で左手で固定して木に押さえつける。
「!?!?」
「これから銀さんが何を始めても問題なかったりする?」
手持ち無沙汰な右手で沖田くんの髪を撫でた後、細い顎を持ち上げてみる。
おー、沖田くん混乱してるー
「…旦那側から手ェ出したら未成年わいせつで捕まりますぜィ」
動けないながらも下から睨みつけてくる姿はなんとも威圧的で、真選組1番隊隊長の名はやはり本物だと痛感する。
「冗談だってば。もー、最近の若い子はすぐ本気になっちゃうんだからー」
左手の拘束を解き、ズボンのチャックを閉める。
「まぁ、旦那はもうすぐ30でしたっけ?マダオなんだから若者の感覚がわかんなくてもしょうがねェですよ
ほら、まるで駄目なおっさん、略してマダオなんですもんねィ」
「ちょっと!!傷付いちゃうよ、銀さん!!」
「そんなんで傷付いてたら生きていけませんぜィ」
そう言って沖田くんは去っていく。
と、思ったら振り返って、
「また落ち込んでたら、気が向いたら慰めてあげまさァ」
という言葉を残し、軽やかに歩いていった。
「…結局、なんでこんなコトしてくれたのかねェ」
またしてくれないかなー、沖田くんエロかったなー、と思いながら俺は家路についた。