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brshk

『勘違い』

地雷   注意

長いのでお暇な時に….

______

shk.said

「そろそろ離してくんない?」

今は絶賛彼にハグをされている最中。仕事が辛すぎたから充電とか何とか言ってたと思う。まぁ、、俺にはよくわかんないけど。

「なんでー?そんなに嫌?ハグ」

「そーゆーわけじゃないけどさ」

「ならいいじゃん、後ちょっと」

さっきからこの言い合いばっかり。別にハグが嫌って訳じゃない。甘えて来てくれる彼は珍しいし、最近はあんまり一緒にいる時間も仕事とかでズレちゃってたし。いいっちゃいいんだけど、、、ちょっと恥ずい。

「明日もできるじゃん。俺寝たいんだけど」

「えぇ〜、なら一緒に寝る」

「いつも寝てんじゃん。」

「最近一緒に寝てないじゃん!どっちかが何時も先寝ちゃってるから!寂しいとか思わないの?」

「お、思うけど…」

何故かおっきい犬に見えてきた。悲しそうにシュンってするから可愛く見える。何時もだったらあんなに大人っぽいのにな笑。

「じゃあ寝るよ。行こ」

「うん」

















______

br.said

「…シャークん?…」

「ん?」

今は一緒に寝てるとこ。やっと一緒に寝られると思ったのに、彼はこっちを向いてくれない。ハグしてるから動けないのはあるのかもしれないけど、力緩めても動こうとしないし…。

「こっち向いてくれない?シャークんからもハグして欲しい」

「えー…」

なんかすごい嫌そう。嫌いになっちゃったのかな?最近のせいで。

「僕のこと嫌いになっちゃった?」

「そんな訳ないじゃん」

「じゃあ何で向いてくれないの?」

「それは、、、まぁ…」

もしかして言えない理由なのかな。彼氏に言えないことってなんだろう。シャークん不足でただでさえおかしくなりそうなのに、変なこと考えちゃうじゃんか。

「まぁいいや。おやすみ」

「….うん」

なんか無性にムカムカしてきちゃって僕も反対方向を向いて寝ようとした。結局眠くないから寝れはしないんだけど笑。

















______

shk.said

彼の様子がおかしい…気がする。顔も見えないし動かないから寝てるのかもだけど。声はすごい寂しそうだったな。

「…ぶるーく?… 」

「…ん?」

俺がいけないやつかな、これ。さっきのだろうなきっと。久しぶりだからなのか恥ずかし過ぎて向けなかったのが悪いのか。

「ぶるーく?」

「だから何?」

俺は反射的にこっちを向いてくれた彼に向けてハグをした。恥ずかしいのは山々だけどそれ以前に彼が悲しんでるのは見たくないから。

「ごめん、怒らせた?そっち向かなかったのもちょっと恥ずくて無理だった、ごめん」

「そ、そーなの?」

「…うん」

めっちゃ驚いた顔してた。なんか勘違いしてたのかな?めっちゃキョトンってしててちょっと面白いかも笑。

「…笑笑」

「え?なんで笑うの!」

「え?笑、あー声出てた笑。顔がさ、キョトンってしすぎてて面白かった笑 」

「酷い!こっちはほんとに驚いてたのに!笑滅多にしないことをシャークんしてきたから現実じゃないのかと思ったよ笑」

「そんなか笑笑」

そっから色々話を聞いた。嫌われたのかと思ったとか、隠し事があるんじゃないかとか。そんなもん無いから安心してとは伝えたけどね。

「良かった、僕も考えすぎてたね。ごめんよ。勝手に怒ったりして… 」

「全然いいよ。どっちかと言うと俺の方が悪いし。これからは思った事言っていいから。」

「うん!全部言うことにするね笑」

「うん笑。そーして」

俺は満面の笑みをして彼に笑いかけておやすみと伝えた。これで久しぶりのいい夜を過ごせそうだ。

「え?今のシャークんちょー可愛い笑」

「は?ばか!何言ってんの…//」

「え〜照れてるぅ〜?可愛いなぁ笑」

「うっさいな!笑ほら寝る寝る!もう..//」

俺は彼の方を向いて寝た。彼も満更でも無い顔をしておやすみを返してくれた。

余りにも愛情表現の苦手な俺を愛してくれている彼はすごいと思う。誰だって言われたいことも俺は言えない。それでも彼は俺によく伝えてくれる。 俺も返せるようにならないとな…




























『勘違い』が起きないようにする為にも

努力していかないとな笑




























______

読んで頂きありがとうございます。

花龍列車が終わってしまいました。雰囲気とかめっちゃ好きで見返していたりしたので余韻が凄いです笑。

Nakamuさん本当にお疲れ様です。こんなにも凄いものを作れるなんて尊敬致します。

それでは長くなりました。

読んで頂き誠にありがとうございす。


























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