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私の家の奥には隠し部屋みたいなものがある。そこにそっとはるを置いた。逃げ出さないように、手は縄で縛り、目隠しもつけた。やっとはるが私のものになった。喜びでいっぱいだった。(回想中)私には父と母がいた。父はよく母を殴っては「お前のためだ、お前を愛しているからこうするんだ」と言っていた。最後に見た母の姿は、父に首を絞められているところだった。母は笑っていたと思う。しばらくすると警察が父を連れていった。学校に行くと人殺しの子だと言われいじめを受けた。全身痣だらけで家に帰ってきてたと思う。小さい頃の記憶は何かと聞かれる、母の最後の顔だ。
はるを殴っては愛の言葉を囁いた。父と同じように。最初は嫌がっていたはるもだんだん、嬉しそうな顔をするようになった。はるが家にいるから学校にはほとんど行かなくなった。1ヶ月たった頃警察が訪ねに来た。