次の日
俺は決心して高校へ向かった。
教室の前で深呼吸していつも通り平常心を装って扉を開ける。
クラスメート「おー、皐月はよーさん、今日は遅刻しねーんだな!」
皐月『いつもいつも遅刻してるわけじゃねーよ、勝手にイメージ付けんなアホ』
クラスメート「ははっ!ひっでぇ!」
皐月『あー、俺梅に用事あるから屋上行ってくるわ……。』
クラスメート「なんだなんだぁ?やっとカップル成立かー??」
皐月『ちっげーよ!!!止めろ!!!///』
俺はイラつきながら教室の扉を思いっ切り閉めた。
クラスメート「……ありゃ成立だな」
クラスメート「だな、良かったなぁ梅宮」
屋上
皐月『おい、梅』
梅宮「おお!皐月!!昨日は途中で帰っちゃったから心配したんだぞ!!大丈夫なのか?」
梅のその言葉に俺は罪悪感を感じた。
好意を無駄にしてしまったのに……。
皐月『……梅宮。』
梅宮「おおう、急に苗字呼ぶなよ……ビックリするだろ??」
皐月『…、梅宮と桜の恋人に……なる。』
梅宮「………ほ、ホントか??」
皐月『なるって言ってんだからなるよ…、恥ずかしいからもう言わせんなっ!』
俺が話したら梅から抱き着かれて
梅宮「そっかそっか!良かった!ホントは俺のだけの皐月にしたかったけど、皐月は桜のこと気に入ってるし、桜も皐月のこと好きだしこれがいい考えだと思ったんだよ、おらぁ。」
本当、梅宮の体温は人を幸せにする……、暖かい、安心する……。
でも……
皐月『はっ!恥ずかしいからよせ!!』
咄嗟にタイキックしてしまった……。
梅宮はケツを抑えて蹲ってる……、ごめん。
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