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br.kn
左右なし
口調迷子
何が書きたいのかよく分からなくなってしまったものなのであまり面白みはないかもしれません。
※ご本人様方とは何の関係もありません
br「きんさーーーん!!」
「うわっ、!?びっくりした、」
「どうしたの?」
br「別にー?」
突然後ろから抱きしめられ肩を大きくビクつかせながら驚くと、彼は嬉しそうにふふっと笑い頭をグリグリと押し付けてきた。
甘えん坊で、愛情表現をしてくれる彼といるとものすごく落ち着くし、彼のことが好きだなと度々思う。
でも俺はまだ彼に見せられていない部分がある。
俺自身、あまりプライベートな部分にズカズカと入ってこられるのは正直苦手だった。
だから最初は彼のことも少しだけ苦手に思っていた。
けれど、彼と友達になって恋人になって…
気づけば誰よりも彼のことを好きになっていて、隣を離れたくないと思うようになった。
彼は俺だけに甘えてくれる。
俺だけに好きだと伝えてくれる。
俺だけに正直な気持ちを打ち明けてくれる。
…俺だけに…
彼には他の人には見せない、俺だけに見せてくれる部分が沢山ある。
けれど俺はない。
付き合っている彼に見せている部分は、全て友達にも見せているもの。
彼に甘えることもしない。好きだと口にすることもないし正直に何でも打ち明けている訳では無い。
…彼には俺の外ズラの部分しか見せていないのだ。
「僕はきんときの優しいところが好きだな」
「周りを見て嫌なことを率先してやってくれるとことか、困ってる人がいたら手を差し伸べてあげるところとか…」
「人の気持ちを優先して動くってみんなが出来るわけじゃないからすごく尊敬するしいいなと思う!」
彼は前にそう言ってくれた。
彼の言う俺の好きなところ。
でもそんなの外ズラだ。
みんなが嫌なことを引き受けるのも、困ってる人に手を差し伸べるのも全部全部人に嫌われたくない。ただそれだけの理由。
素で優しい訳ではなく、優しい人を演じているだけ。
これが彼にバレてしまったらきっと愛想を尽かされてしまう。
だから俺は彼に素を見せられない。
きっと一生その生活。
…嘘つきな人間でごめんね。
br視点
「…なんでそんなムスッとしてるの?」
後ろから抱きつきしばらくの間頭をグリグリと彼に押付けていたが、なんの反応もないためそれをやめ彼の方を見ると眉あたりにシワをよせなにか思うことがあるような顔をしていた。
…時々彼はこういう顔をする。
もちろん普段人がいる所ではこんな顔一切しないし、僕と2人の時もほぼしない。
でも、1人になった時とかはたまにムスッとした表情になっていたり、時折ものすごく怖い顔をしている。
それはきっと彼が我慢をしているからだろう。
高校生になってすぐの頃。
初めて彼を見たのは下校途中、1人で歩いているところだった。
彼の後ろに僕がいて、同じ方向だったから後ろをゆっくり歩いていた。
彼が左に曲がる時に丁度顔が見えたと思ったら怒っているようにも見える暗い表情をしていた。
それを見て彼に興味が湧いた。
普段の彼を見ているとそんな顔をするようには見えない、The優しいという爽やかな雰囲気を持っていた。
なのに1人の時にはあんな表情をする。
それから彼に話しかけ、あの顔をもう一度見れないかとよくいるようになった。
気づいたら僕は、彼のことを好きになっていてあの顔を見たいから一緒にいる。というよりは、彼が好きだから一緒にいたい。
そう思うようになった。
好きな人のことをずっと見続けていたからかな…
徐々に彼のことが分かってきていた。
嘘をついている時、嫌がっている時、面倒くさそうにしている時…
彼は表に出さないけれど、少しづつ彼が表に見せない部分が見えるようになってきてどんどん彼に惹かれていった。
何故嫌なことを引き受けてまで人に優しくするのか…
何故他の人が悪くならないよう自分が悪くなるように話すのか…
根本的な理由は分からないけれど、でもきっとそれは彼の優しさ。
どういう理由であっても、それを行動に移すというのが彼の優しいとこ。
そんな所がものすごく好きだなと思った。
高校を卒業して同棲を始めると、一緒にいる時間が多いため彼は息抜きが少ししにくそうに見えた。
本当ならここで身を引いて彼を1人にする時間を多くするべきなんだろうけど僕はそんな事しない。
僕は彼と違って優しくないから無理やり彼に近づき1人にさせずに、僕の前で素を少しづつ出るように仕向ける。
…彼と違って優しくない僕はこういう方法しか出てこない。
ゆっくりでいいから僕に悪い面を見せてね。
最後まで見て下さりありがとうございました🙇🏻♀️