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出張が始まって7日目の朝が来た。
今日出張最終日かー、、
疲れた、早く若井に会いたい。
記念日のケーキ買って帰らないと。
「あの、大森さん」
マネージャーに話しかけられる
『なに?』
マネージャー少し焦ったように話しかけてきた。
「ほんとに申し訳ないんですけど、お仕事が昨日で終了していたらしく、もうやることがないそうなので昨日の時点で帰ってよかったそうです…」
『えっそうなの』
「はい…我々が気付いておらず申し訳ないです、」
『全然大丈夫だよ。』
「今から車手配します、10分ほどで出ますので、ご帰宅の準備お願いします 」
『おけ』
もうすぐ若井に会えるという喜びで俺は帰りの支度が想像よりはるかに早く終わった。
『あ、マネ。』
「はい」
『帰り美味しそうなケーキ屋さんどこでもいいから寄ってよ。』
「かしこまりました。」
「では、出発します。」
『うん。』
今から帰るよ。と若井に連絡をしようとしたが、サプライズにしようと思い連絡しなかった。
「〇〇スイーツ店に到着しました。」
『ありがと。ちょっと待ってて』
お店の中で1番大きくて豪華なケーキを買った。
…若井喜んでくれるかな、
「ご用事は済みましたか?」
『うん。』
「では、出発します。」
「到着しました。」
『ありがと。あと、これ』
気分が良かった俺は、ケーキ屋でショートケーキをマネージャーにとワンホール買った。
「これは、、?」
『ケーキだよ。みんなで食べて』
「ええっ、そんな、よろしいのですか」
『うん。じゃあ気おつけて帰ってね』
「ありがとうございます。出張の疲れもあると思いますので、ゆっくり休んでください 」
そう言うとマネージャーは車を走らせた。
…もうすぐ若井に会えるんだ、
静かに家の鍵を開け、扉を開けると部屋の奥からかすかに声が聞こえた。
『?なんかきこえる、、』
「っぁ、はぁっ、んっっ、」
『…はぁ??』