TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)
あ の 人 の 一 番 に

あ の 人 の 一 番 に

「あ の 人 の 一 番 に」のメインビジュアル

1

橙視点 『初めての感情』

♥

320

2023年05月06日

シェアするシェアする
報告する

こんにちは ꒰ ᐡᴗ͈ ·̫ ᴗ͈ ꒱♡

今日は 少し前にTikTokで見た小説を参考にして

自分なりに書いてみました  !!


それでは どうぞ !



『 初めての感情 』






俺は 橙。

自分で言うのもなんやけど   顔がいい。

性格も、運動神経も


周りと比べると ずば抜けて良い。

そんな俺はクラスで人気者

先生にも気に入られている。


当然よな。やって今までずっと 好かれるように努力してきたんやから。

顔が良くて性格が良くて背が高くて

おまけに家はお金持ち。

これで好かれない訳がないだろう。



この世は大体これだ。顔、金、そんなもので決まってくる。

生まれつき貧乏、顔も平凡

そういう人は  負け組  っていうんや。

それに比べ 俺は人生の勝ち組

理不尽な世界やんな ~。生まれで上下関係が決まるなんて。



恋人やって 作ろうと思えばいくらでも作れる。


でも何か違う

自分より下の人には興味が湧かんのや。


え?誰目線…って?

いやでも そうやろ

みんなやって、運動神経がよかったり

イケメンでお金持ちの人は好きになる

俺もそうやねん

自分よりも上の人が好きになる。

でも中々そんな人はおらん

やから困っとるんよね






そんな俺の高校に

1人の転校生が来た   _____







桃 『はじめまして !ニコッ


男か、

顔は…まぁまぁやな。

他に比べるといい方かもしれん

ま、俺と比べると….


いや やめとこ。


桃 『俺、桃って言います 。

『是非 仲良くしてください … !!


桃…

こいつも俺のことをすぐに好きになるはず。


信じられへんのやったら….


先生 『じゃあ ~

『橙、この学校を案内してやれ。



…ちょっと 見といてみ。






橙 『あ、桃くん !!

『案内するから着いてきてくれる ??


桃 『….はい



橙 『ここが理科室 !

桃 『はい



なんや、、こいつ

こっちが笑顔で話しかけても

塩対応ばっかやんけ、。

生意気 ….ッ、





橙 『あ、そういえば !

『桃くんはなんで転校してきたん ??

『答えくなかったら全然 大丈夫 やで !


桃 『普通に….


『….いや、 答えたくないです

『ごめんなさい



橙 『…..  そっか !

『全然大丈夫 !!ニコッ


桃 『ありがとうございます 。



おかしい …

こんなに気を使っとんのに

丁寧に説明したんに


なんでやッ….

なんで….



腹立つ..ッッ、






赤 『あはは ww

青 『くふ w桃くん 面白いなぁw

桃 『ほんとですか ??!笑

『めっちゃ嬉しいです !w

青 『というか、敬語辞めない ?

赤 『うんうん !

『もっと 仲良くなりたいし !!

桃 『..!! おねがいしま ….

『フルフルッ…よろしくな !!


嘘や …

そんなはず、


あ、あれかッ

まだ来たばっかで緊張してたんか ~ 、

そうや、っ きっと

きっと….



紫 『え !!!そうなの ?!

黄 『大変ですね …

桃 『そうなんだよ ~ 笑

紫 『うん …



紫 『今回で転校 5回目なんて、、

桃 『いや 、でも

『もう 慣れたわ !! 笑 親の都合 ってなると 仕方ねぇしな ..w

黄 『そうですか….


は….ッ?

俺には教えてくれへんかったやんッ、

俺の前では笑ってくれへんかったやん ッ !!!

やのに なんでや ….ッッ

なんでッ、俺の方が

人気者で

優しくできるんに…、ッッ



俺の方が…..ッッ、!!






橙 『最近 暑いなぁ ~


青空が広がる真夏。蝉の声が鳴り響く教室。

今日も俺は 桃 に話しかけた。


桃 『そうですね 。




なんで、

俺は 顔も良くて 性格も良くて

誰にでも好かれるはずやのに….ッッ





橙 『桃 ~!

桃 『…なんですか


もう我慢ならない。

なんで俺だけこんな扱いを受けなあかんのや。


俺は 桃に聞いてみた


橙 『っ…..なぁ、ッ



『俺の事…嫌いなんか….っ、?






桃 『嫌いって言ったら

『もう話しかけてきませんか ?




橙 『…ッ、!!!




今にも泣き出したかった。

こんなことを言われる日が来るなんて思いもしなかったから


『もう話しかけてきませんか』

そんな言い方しなくてもいいじゃないか


まるで、俺と話すのが嫌みたいな

そんな言い方ッ…



あれ、俺



橙 『….なんで、ッ..ポロッ..





代わりなんていくらでも居る。

というか、この学校のほとんどが 俺に惚れてる

男女構わず。


やのに なんでか



桃 『これで 俺の事 嫌いになってくれましたか


橙 『桃…、ッくん

『俺、駄目なとこ全部治すからッ..

『やからッッ….!ポロッ..


桃 『いや、橙さんに悪いとこなんてありませんよ

『貴方はとっても素敵な方です。


橙 『じゃあなんで…ッッ!!!


桃 『代わりは..いくらでも居るんですよね



橙 『…ッ、!?


胸が締め付けられて


立っているのもしんどかった。



桃 『俺、もう帰ります。

『さようなら 。


信じたくない。

俺と話したくないだなんて、。



橙 『待ってッ…

『待ってッ、ください…ッッ


桃 『..はい ?



橙 『明日も..

『話しかけたら、駄目ですかッ..




我ながら らしくないことをした。

でも、この気持ち

伝えずには居られなかった。




桃 『ふふ、ッ笑






『楽しみにしてますね ニコッ



橙 『….  !!!


初めて笑って貰えた。

こんなこと今までに数え切れないほどあったのに


1番  嬉しかった



心の奥に違和感を覚える


初めての感情




俺は


桃の一番になりたい





あぁ、きっと….





これが 恋 って言うんやな.. ッ、







橙 『桃~ッ… !!





今日も俺は


桃 に 話しかける。

loading

この作品はいかがでしたか?

320

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store