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ST .
どく ゞ と心臓の音が聴こえる
これは 、 俺のだろうか
それとも 、 俺が抱き着いている彼だろうか
どちらもと分からない心臓の音と 戸惑いと申し訳なさでいっぱいの声で俺の名前を恐る ゞ 呼ぶ最愛の人の声を聞きながら更に彼の胸に顔を埋める
やらかしたな 、 と思う
こんな情けないところ見せたくなかったのに
視界がぼやけてうまくもう話せる気がしなかった
本当なら俺がしっかりして彼に 、 ころんに
気にしなくていい
十分俺の事愛してくれてるのは伝わってる
って
そうやって気にしてくれるころんが優しくて大好きだ
って 言ってやりたかったのに
冗談っぽく 、 言うつもりだったのに
結局 、 涙が溢れてしまった
気にしなくていいと思っているのは本当だ
でも 、 もっと構って欲しいと愛して欲しいと思ってしまう心が存在するのも本当だ
どうすればいいのか悩めば悩むほど泥沼に浸かっていくような気がして考えるのを放棄していた
大抵0か100かの俺だがそれでもこの気持ちに蓋をしていた
「 ころ … ッ ん 」
『 さと 、 みくん … 大丈夫 … ? 』
声を上手く出せない俺の背中をぎこちなく擦りながら俺の心配をしてくれる
彼の性格的に普段泣かない奴が目の前で突然泣き出すもんだから相当混乱しているだろうに 、 自分のこと相当責めて居づらいだろうに 、 それでも俺の事を心配してくれる
優しい
ころんが大好きだから 、 優しいからこそ自分と俺との関係について色々気にしていることにずっと気付いてた
結局は 、 俺が見て見ぬふりしたから今大事な人を苦しめてこんなに苦しそうなのに俺の事気遣わせて 、 何したいんだろうなぁ俺
いつしか俺が言っていた
恋人の為ならタヒねる
とはよく言ったものだ
全く 、 自分のことばっかじゃないか
ころんに貰ったものを返せてないのはきっと俺の方だ
それでも 、 それでもころんが好きだから
俺の思いを伝えよう
全部 、 この気持ちをちゃんと
そう思い涙を拭って彼を見つめる
「ころん 、、 っ 、 あのな 俺はさ 」
『 … うん 』
「 ころんのこと大好き 」
『 … 知ってる 』
「 俺もころんが俺の事好きでいてくれてるの知ってる 」
『 それは 、 』
また苦しそうな顔
でも
「 俺の為を思って気遣いしてくれるのも 」
「 俺の苦手な部分補おうとしてくれるのも 」
「 今だって 、 俺に申し訳なくて悩んでる 」
「 これのどこが俺の事好きじゃない可能性が有るの 」
「 自覚持って 、、 だから … だから別れるなんて思うなよ … 」
『 … っ 』
息を呑む音
言われなくたって空気でわかる
別れ話をしようとしてたことなんて
「 俺はころんのそういう所 、 すぐ自分に自信がなくなって自分以外のほうがって考えるの好きじゃない 」
「 俺はころんがいいの ころん以外で幸せにさせようとするのやめて 」
「 俺がころんと別れる時はころんが俺の事好きじゃなくなった時 」
「 そんな未練たら ゞ な感じで言わないで 」
「 俺にこのままずっと愛されて 」