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とある本を参考にさせていただいています。
⚠️注意⚠️
・大阪が主人公
・たまに東京がヤンデレ?化する
・BL
・東京×大阪
・ファンタジー世界
・口調迷子
・方言変なとこあるかも
それでは早速本編へ
大阪「あっ今髪かけた!」
大阪「なんていう色気!」
主(髪あるんや…())
大阪「も、もう直視出来ひん……」
京都「相変わらずどすなほんま付き合いきれんわ」はぁ
東京と同じクラスになってから
大阪「おはよ!今日も好きやで!」
と挨拶するのが俺の日課…
お陰で毎日が幸せすぎて死にそうや!
──…って今日はまだ挨拶してへん!
俺としたことが…
「おい、大阪」
「数学の教科書忘れてたんだよ大阪のかしてくれ!」
大阪「なんやねん愛知、その上から目線は…!」
愛知「まぁまぁ俺たちの仲やん?」
大阪「はい(教科書)貸してんから後でたこ焼き奢ってや!」
東京に挨拶したいのに…
今日は一体なんやと言うねん…
朝から一言も話せてへん!
先生「今日の授業はここまでだ」
ああ…東京が帰ってまう!
せめて「また明日」くらい…
大阪「東きy…」
愛知「おーい大阪ー」
愛知「教科書サンキュ!すぐに返そうにも大阪いねぇんだもん」
大阪「(タイミングッ!!)」
大阪「今はそれどころや…」
愛知「ああ、そうか」
愛知「たこ焼きやろ?買いに行こうや!欲しいんやろ」グイッ
大阪「ちょっとまてや…!」
…仕方ない東京と話すのは明日に──…
「大阪」パッ
大阪「と…東京……?」
って手…!
東京が俺の手を──!?
プシュウウッ
愛知「大阪!?」
大阪「…はッ」
大阪「俺は何を…?」
東京「大阪、先生が読んでいましたよ」
大阪「ってことでたこ焼きはまた今度や」
愛知「ふーんそっか」
大阪「東京ほんまにありがとう!」えへへっ
大阪「先生の所行ってくるわ!」
東京「行かなくていいですよ」
大阪「えっ?」
東京「先生に呼ばれていたというのは嘘です」
大阪「へへ?」
東京「今日は一度も大阪と話をしていなかったのでどうしたのかと」
大阪「……東京?」
大阪「(ひょっとしてと、東京、俺の心配を…?)」ボッ
大阪「と」
大阪「と…東京、えっと、」
大阪「きょ、今日も大好きやで!」
東京「今日もご苦労様」ニコ
東京「ではまた明日」
そろそろ愛の病で死ぬかもしれへん…!
大阪「……」
大阪「……はぁ、どうしよか」
東京「悩み事ですか」
大阪「ハッ、と、東京!好きやで!」ガタッ
東京「あなたがため息を吐くなんて珍しいですね」
大阪「…将来のことを、考えていたんや」
東京「……将来ですか」
東京「この学園を無事に卒業さえすれば就職先に困ることはないでしょう?」
大阪「そうなんやけど…」
大阪「やりたい仕事がわからんくて…」
東京「見つからないのなら結婚をすればいいのでは?」
俺もいつかは親が決めた相手と政略結婚するだろう…
まぁ──…ありがたいことに好きにしていいと言ってくれてるけど
大阪「結婚はあんま気が進まんくて」
東京「何故結婚に気が進まないんですか」
大阪「東京以外のやつを好きになれる気しやんねん」あはは…
東京「…」
大阪「(あれ…?)」
大阪「あははっ…」
毎日あれだけ好きやと伝えてるのに驚かれるとは…
東京「……本当に、そう思っているんですか」
大阪「勿論やで!一生、東京だけや!」
大阪「はッ、俺は何を言って…」
東京「わかりました」
東京「その言葉、忘れないでくださいね」
手の甲にキスをする
その動作があまりにも美しくて───…
まるで神聖な儀式のように見えた───
俺ったら一生好きや!やなんて
東京は将来家柄の良い素敵な人と結婚来るはずやのに…
しかも俺は男やし…
その日はどう帰ったかよく覚えとらんかったけど──…
翌日東京が騎士団へ入隊し学園へ来なくなったことを記憶しとる
それから三年後──…
水魔法使いとして研究の手伝いと事務仕事をしながら、忙しい日々を送っていた
21歳となった俺は国の研究機関で働いとる
そして今日は……
大阪「はっ…はっ…」
大阪「東京久しぶり!」
大阪「元気やったか?」はぁ…はぁ…
東京「やぁ大阪」
東京「お陰様で」
東京「いつも元気そうですね」
大阪「東京に会えたおかげや!大好きやで!」
東京「それは良かった」フフッ
貴族の端くれとして社交の場に出る日
騎士となった東京に会える貴重な機会でもある
東京は昔以上に魅力的で社交界でもあいつの人気は凄まじいもの
騎士団でかなりの功績を収め、来月には師団長になるのだというそれも最年少で!
俺なんかがこうして話をしてるのも奇跡のようなもの
あいつが活躍しているの嬉しい反面
余計に遠くなってしまってしまったような気がして、少しだけ寂しい…
大阪「もうすぐ師団長になるんやってな」
大阪「おめでとう!ほんまにすごいな!」
東京「ありがとうございます」
東京「このことで実はあなたに話が…」
「東京っ!」
「こっちにいたんだね」
東京「……神奈川さん」
神奈川「もう、神奈川ってよんでよ!」ドンッ
大阪「…!?」
大阪「東京、またな」ダッ
京都「…?」
京都「大阪はん?」
大阪「ビクッ」
京都「そんなに急いでどこ行きはるん」
大阪「……京都」
京都「うわぁ酷い顔どすなぁ」
京都「どうせ東京はん絡みやろ」
京都「あんたも本当に健気やなぁ、もう六年経つやん」
京都「いい加減に他のやつへ目をむけてみたらどうどすか?」
大阪「無理や、絶対に無理」
京都「あんたはだいぶ変やけど、優しくて素敵なやつどす」
京都「幸せになってほしいという自分の気持ちもわかって」
大阪「京都…」
大阪「……それでも、やっぱ」
大阪「東京が好きなんや」グスッ
京都「なぁ、大阪」
京都「ほんまは東京はんに振り向いてもらいたいんやないの?」
大阪「ビクッ」
大阪「……そんなん無理やってわかりきってるもん」
京都「まだわからんやん」
京都「やれるだけやれば諦めがつく可能性だってあるし」
京都「「押してダメなら引いてみる」って言うやろ」
京都「あんたは間違いなく、押しすぎなんやし、駆け引きぐらいしてみたらどうどす?」
え…
お、押して
駄目なら──…?
京都「大阪はん、人生は一度きりやねんからな」
押してダメなら、引いてみる──!
最後まで見て下さりありがとうございます。