これは俺が中学生だった頃の話だ。美樹はいじめられていた。その時の話を、少ししよう。
A子「楓人くん私たちと遊ぼ〜」
B子「そうだよ。遊ぼうよ!家に帰って遊ぶより、私と遊んでる方がずっと楽しいよ?」
楓人「悪いが、お前らと遊ぶ気にはならない。行くぞ、美樹」
美樹「あ、うん….」
A子「ちょっと待って。美樹ちゃん、この後体育館裏に来て貰える?」
美樹「え?あ、ええけど…楓人、悪いけど先帰ってや、また明日な」
楓人「おう」
そう言われて呼び出された。しかし、呼び出され理由は、よく分からなかった。
A子「あ、きたきた。ねぇ、あんたさぁ」
美樹「?」
A子「何楓人くんと馴れ馴れしくしてるわけ?私の楓人くんだって分からないの?」
美樹「え、だって私楓人とは幼馴染なんやけど。」
B子「は?そんなの信じないし。」
美樹「だったら楓人に聞いてみればええやん。聞きもしないで言ってるお前らの方が頭おかしいで」
言い返す美樹。
A子「は?アンタ何様よ。私に向かってえらっそうに。」
美樹「何様も何も私ら同学年やん。なんで同学年同士なのに上下関係が出来るん?」
B子「なにお前、さっきから。何も言えない口にしてやるわ!」
そう言って取り出したのは、ナイフだった
美樹「は!?なんでお前そんなもの….」
A子「あんたの性格からして、言い返してきそうだったからナイフで何も言えなくなる体にしてやるのよ。おらっ!!」
ナイフで刺されそうになった。でも、美樹は素早く避けた。
美樹「は?お前私を殺す気なん?」
B子「そうよ。ほら、早くこの世からいなくなりなさい!!あんたみたいなクソガキいらないのよ!!」
美樹「ぐっ….」
A子「ほう、やっぱり態度はでかいくせにこうされるとちっちゃくなるのねw」
美樹「 …..」
B子「おらっ早くいなくなりな!!」
美樹「がっ…バタッ」
上手く避けられなかった。美樹の体にナイフがグサッと刺さる。しかも、心臓付近に刺さってしまった。
美樹が倒れた。大量の血を流して。
A子「うわ、やりすぎたかも….」
B子「にっ逃げよっ!!」
逃げられてしまった。その時、美樹は思った。
美樹「私、ここで死んじゃうんや…。」
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