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#近未来
鳳蓮荘
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1
#心理戦
ねらち
30
僕は高校に進学した。そして、この高校に来たことを心の底から後悔した。
2085年、4月1日。僕は私立天都学園高校に進学した。この高校を卒業した生徒は全員、何らかの道のエリートになるらしい。
そんな評判につられ、僕はこの高校に入学した。全生徒一部屋が与えられる全寮制。卒業すればお金は全て無料だ。お金がない僕は必死に勉強して、この高校に進学することができた。
外観は普通の見た目だった。かなり広いな、それだけが素直な感想だった。
入学生徒代表挨拶はこの学園、初めての満点を取った神童 真里亞がした。僕はギリギリのワースト2の合格だった。ステージの上、全生徒の前での挨拶、僕は絶対に関わらない場所、関わりたくない場所だと思っていた。
1年30組、僕のクラスだった。僕はなぜこの時2、3年生も30組ほどあるのに全校生徒の数がそれに対してかなり少ないのか、これを気にしていなかった。受かった時点で人生勝ち組。そんな風に思っていた。
ドアがゆっくり開けられた。担任は女の先生だった。スタイルがよく顔も整っている。
「30組担任になった、水谷 要だ。よろしく頼む。これから3年間君たちは厳しい状況などに追い込まれたりするかもしれない、ただその先には必ず何かがある。せいぜい退学しないように励んでくれ。」
退学と先生が発した時全員がそんな悪いことするわけないだろ、馬鹿じゃないの。と思っていた。
「これより君たちが目指してもらう1組についての説明をする。」
教室が少しざわめき始める、クラス替えとか運じゃないの?1組目指すって何?
「それでは、説明する。天都学園の教育方針を、まず、天都学園は結果、実力が全てだ。つまり実力至上主義だな。そこでだ、君たちにはこの学年で最も優秀な1組を目指してもらう。」
先生はその後も話した、1組の在籍人数は3人。それぞれなにかの種目で1番になれている人らしい。
「最後に大事なことを言う。この学園の目標は自然的な天才の育成、だ。つまり、今までの学校生活のように全て頑張る。そんなものはいらない。ひとつに秀でろ全てをひとつにかけろ。ただ、その1つをどれにするか、見極めてくれ。天才になれるかは君たち次第だ。」
僕たちはわかっていなかった。この学園がどれだけ恐ろしいのか、生まれつきの才能。天才。それになるのがどれだけ難しいことか。
1組在籍生徒数3人。
1人目は神童真里亞、学園初の入学試験満点。
2人目は𝄄▙▒▚▒▞▛▒▚、スポーツ全国1位。
3人目は𝄄▙▒▚▒▞▛▒▚▒、非常に凶悪な才能において1位。
このような内訳らしい、名前は全生徒非公開となっていた。神童真里亞は挨拶の都合上名前を呼ばれた。去年も入学試験で1番だった人だけ学年の生徒に名前を呼ばれていたそうだ。
そして、1番初めに退学したのもその生徒らしい。
「ここで私から1つ教えてやる、1組の生徒は他の組と混ざって授業を受ける(神童真里亞を除く)その紛れている1組の生徒は見つかれば即退学だ。見つければ2組まで飛び級で上がることができる。あ、ちなみに、2、3年生は30組まである。そう言ったが本当は嘘だ。入学して1年で4組まで絞られるそれまでに上がれ、せいぜい励めよ。以上。」
何人かは信じて焦り、何人かは先生が言ったなにかの冗談だと笑い飛ばす。
初日、27組にて、退学者が出た。理由は授業への無断遅刻。教師に許可を貰いさえすれば何分でも遅刻、欠席ができるらしい授業日数もなし。ただ年に何回もある特別授業さえ受ければいいらしい。
27組の生徒が退学したことによりそれより下の順位の生徒は1繰り上がりした。この学園のルールはいかに自分より上を蹴落としどの分野で1番になるのか、なれるのかの見極めが大事らしい。
2日目。
朝のホームルームにて、担任から初めの特別授業について説明された。
「最初の特別授業のルールを説明する。」
まず、初めの説明で特別授業とはどんなものなのかを説明された。
特別授業とは、普段の普通の授業とは違い何らかのルールの元でどのような才能を発揮するか、特別授業後にその才能に気づいた自分をどのように高め1番になるかを考えさせる授業、らしい。
しかし、特別授業では必ず3人以上の退学者が出るらしい。さらに、特別授業ではある程度力を出さないと退学者になる可能性もあるため力を出さないといけず1組の生徒がバレる可能性が高まるらしい。
「ただし、1つ忠告しておく。1組の生徒を甘く見るなよ。奴らは本物の天才だ既に完成されている入学前から仕組みに気づきここまで細工をしてきている者もいる。気をつけて望むように。….よしようやく特別授業の説明に入れるな。」
今回の特別授業は、椅子取りゲーム。
一見シンプルに見えるがこれは心理戦らしい。
従来の椅子取りゲームと違い音楽は流れない。
教師側がランダムでタイマーで時間を決めている。そのタイマーがすぎて相手より早く座れればクリア。
タイマーがすぎる前に座れば退学。
タイマーがすぎてから相手より早く座れなくても退学にはならない。ただ1組下がるだけだ。
逆にクリア者は1組上がる。それだけの単純なゲームだ。
「そして、この学園教師側のテーマは数年前から決まっている。」
1組の生徒を退学させることができる特別授業にすることだ。
コメント
1件
ああ、なるほど……この学園、ただのエリート校じゃないんですね。最初は「受かった時点で人生勝ち組」なんて思ってた主人公が、実力至上主義の厳しさに少しずつ気づいていく流れ、すごく引き込まれました。 特に「1組の生徒は見つかれば即退学」ってルールと、椅子取りゲームの特別授業がどう絡むのか……これからが気になります。神童真里亞以外の1組の子たちの正体もすごく気になるし、ワースト2からの這い上がり、がんばってほしいなあ。続き楽しみにしてますね🌷