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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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ーー


放課後。

帰りの学活が終わったので、約束の教室へ向かう。

髙野たちには先帰ってもいいよって言ったけど、待ってそうだな…。

なんか課題広げてたし。



「失礼しまぁす‥」



中に入ると、まだ先輩は来ていなかった。

そういえば初めて来たな、学年会室。

こんなところなんだー、的な感じで辺りを見回す。



「…!!」



目に入ってきたのは、”海の写真”。



「っ、… (ふい」



思わず目を逸らした。



僕は、海が”嫌い”。



水も、そこまで好きじゃない。

飲む分には良いんだけど、水泳とかは好きではない。



「はぁ、…」



気分落ちちゃったし、最悪‥






ドキッ








『元貴、あと頼むね。(微笑』








「…ッは‥ぁ、 (座込」



ずるずると壁にもたれかかりながら床に座り込んだ。

思い出したくない。

早く、ちがうこと。

ちがうことかんがえて、っ、



「ごめん遅れました〜!!って、どうしたの!?」



おそらく、先輩だろう。

駆け足で僕のそばに寄ってきた。



「大丈夫、??」


「ぁ、ごめんなさ‥ぃ、っ 」


「良いよ良いよ、謝らないで大丈夫。それより、体調悪い?保健室行く?」


「フルフル 大丈夫、です。もぉ少し、時間もらってもいいですか、?」


「うん、落ち着くまで待ってるから。焦らないで良いよ。ニコッ」


「ありがとう、ございます…、ふッ、う、」



押し込めて押し込めて、心の奥底の小さな箱に詰め込む。



その後、閉めた蓋が開かないように固く鍵をかける。



深呼吸を繰り返して、髙野たちの顔を思い浮かべた。



遊んだ日のことを思い出して、記憶を完全に切り替える。



大丈夫、大丈夫。



こわくない。



何にも、怖いことなんかない。




少しずつ大森さんの過去に触れてきましたねぇ…


投稿頻度落ちてます…ごめんなさい

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