『……も〜!!……一緒に暮らし始めた途端に、会えなくなるとか、有り得ないんけど……』
昨日から同棲を始めた阿形と◯◯……。
だったのだが、◯◯が同棲から約束していた友達との旅行で数日、家にいないと言う事に、阿形は肩を落としていた。
『……こんなの禁欲じゃんか……』
そんな阿形の呟きから、数日後……
夜、阿形が帰宅をすると、部屋の明かりがついていた。
『!!帰って来たのかなっ!?』
急いで部屋に入ると、部屋の奥からパタパタと、足音が近付いて来た。
『阿形さん!お帰りなさい!』
『◯◯ちゃん!ただい……!?』
出迎えてくれた◯◯の姿を見て固まる阿形。
『!?◯◯ちゃん……それ、何を着て……』
『えっ?……あっ……これ、ベビードールって言うので……下着でも部屋着代わりにもって感じので、可愛いくて、お気に入りなんです!!』
見ると、◯◯はベビードールの上にカーディガンを羽織ってる姿だった……。
『一人暮らしの時から愛用しててって……阿形さん?』
先程から、黙ったままの阿形。
心配して、顔を覗き込むと、軽く目を見開く阿形。
目を瞑り、何かを振り払う様に首を振る阿形。
『えっ?……んんっ……』
阿形は、◯◯をぎゅっと抱きしめた後、◯◯の両頬に
手を添えて、キスをした。
最初は、優しかったキスが徐々に深いキスになっていく。
しばらくして、阿形から解放される……。
とろん……っとした表情で、阿形を見上げる◯◯。
『……あぁ、やっぱ無理っ……ねぇ……ベッド……行かない?』
『!……………』
小さく頷く◯◯。
阿形は、◯◯を抱き抱えると寝室へと向かった……。
『っ……はぁ……超好きっ……大好き……』
自分の下で阿形の激しい動きに耐えながらも感じている◯◯を見ながら呟く阿形。
『ん……あっ……阿形……さんっ……』
涙目になりながら、阿形を見つめる◯◯。
『!?……っ……』
そんな◯◯を見て、動きを止める阿形。
阿形の表情を見た◯◯は、阿形の頬に手を添えて、言った。
『……どうして……泣きそうな顔を……してるんですか?』
◯◯を見つめる阿形の表情は、辛そうな泣き出してしまいそうなそんな表情をしていた。
『……ごめん……大切にしたいのに……大好きなのに……
君のあんな可愛い姿を見ただけで、自分がどうしても
抑えれなくなって……!?』
そう言う阿形を、優しく抱きしめる◯◯。
『大丈夫ですよ……阿形さんがどんなに私を大切に想ってくれてるのか、ちゃんと伝わってますから……そ、それに……いつも必ず、大好きって言いながら……してくれるじゃないですか……だから……阿形さんになら、どんな風にされても大丈夫ですから……』
『!……◯◯ちゃん……俺……めっちゃ好きなんだよ……
……今だって……本当はさ、君の事めちゃくちゃに抱きたいって思ってんの……もう、これ以上は……本当に抑えれない……それでも、大丈夫って言ってくれるの?』
阿形が、そう言って◯◯を見つめると、◯◯は頷いて、微笑んだ。
『……後悔……しないでね……嫌いにならないでよ……』
そして、阿形は◯◯を優しく押し倒すと身体中に自分の跡を付けていき……
『……んんっ……阿形……さん……大……好きっ……』
そう言って自分に抱きつく◯◯を抱きしめ返す阿形。
『っ……んっ……俺も……俺も……大好き……』
そして、全てが終わり、ベッドから降りようとする◯◯を、背後から抱きしめる阿形。
『!!どう……したんですか?』
優しく抱きしめる阿形に、◯◯は微笑んで、自分の腰に回された阿形に手に自分の手を重ねた……
『……こんなにさ……狂っちゃうぐらいに誰かを好きになるって、思ってなかったけど……俺、今すっごい幸せだって思ってる……愛してるよ……◯◯ちゃん……』
そう阿形に囁かれた◯◯が、微笑みながら、私もですよと答えると、阿形は嬉しそうにいつもの微笑みを見せたのだった。
コメント
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あぎょ担は堪りませんねこれ