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(キヨside)
フ「俺、キヨの事が好きなんだ」
キ「、、、、、、、、、、、、、、は?」
今日は2人で実況を撮る日だったから
フジが俺の家に来ていた
そんで今は実況を撮り終わって
片付けていたところなんだけど…
キ「え、なにいってんのお前?」
フ「…キヨの事が、恋愛対象として好き」
は、まじでこいつなにいってんの…?
俺は、男で、フジも男で、
フジと俺は友達で、実況仲間で、大切な人で…
だけど、
キ「気持ち悪い」
今までの関係を壊そうとするフジの発言に
ひどく苛立った俺は強い口調でそう言った
“グシャッ”
その時、何かが潰れる様な音がした気がする
フ「………だよね、ごめん忘れて?」
フジはいつも俺達に謝る時みたいに
申し訳なさそうに微笑みながら謝ったのだ
その事がますます俺を苛つかせた
キ「忘れろ…?忘れられる訳がねぇだろ
仲間だと思ってたのに裏切られた気分だわ」
「フラれても笑えるぐらい軽い気持ちで
いったんならすげぇ迷惑」
「しばらく顔も見たくねぇわ、帰れ」
フ「…ごめんね、キヨ」
また微笑みながらフジが謝って
素早く荷物をまとめて帰っていった
それから1週間ぐらい経ったが
あの日以来フジは動画を出していない
(フジside)
あー、フラれちゃった
始めっから期待してなかったけどね
俺、最後までいつも通りに笑えてたかな
キヨの中での俺はいつも笑ってて欲しいから
頑張ったんだけどな
けどその事がキヨを怒らせちゃったみたい
『軽い気持ちでいったんならすげぇ迷惑』
軽い気持ちじゃ、なかったんだけどな…
期待してなかったけど、涙が止まらない
気分転換に誰かと電話しよ
牛『もしもしぃ?』
寝てたのかな?声がガサガサだ
それが少し可笑しくて顔が綻んだ
返事をしなくてはと思い声を出そうとした時…
「」
あ、あれ?
牛『…?フジ?どしたー?』
「」
声が、でない
俺はすぐ電話をきり
「ごめん、電波悪いみたい」
「大した事じゃないから気にしないで」
とだけうっしーにメッセージを送り、
すぐ病院に行った
そしたら「ストレス性失声症」と診断された
強いショックや過度なストレスが原因でなるらしい
バチが当たったのかな
キヨはホモとかが嫌いなの
知ってたのに告白しちゃったから
俺は取り敢えずキヨ以外の実況仲間達に
「声が出なくなったからしばらく動画とれないかも」
と伝えた
キヨにも伝えようか迷ったが
多分迷惑だろ、
しばらく顔も見たくないって言われたし
いつ治るのかは個人差があって分からないらしい
これから、どうしよっかな…
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《短編集》
(キヨside)
キ「…今日も出してないな」
フジから好きだと言われてから
1週間ぐらい経つが
その日以来フジが動画を出していない
キ「俺のせいか……?いや、」
そもそも俺に告白してきたフジが悪い
あいつ、俺がホモ嫌いなの知ってるだろ
出来ればしばらくは会いたくなかったが
タイミングが悪い事に
明日は3人でマイクラを撮る日だ
正直に言えばやすみたいけど
ラーヒーてこういう所厳しいからな…
しょうがない
俺はラーヒーに何時から撮るのかを聞いた
キ「ラーヒー、明日のマイクラって何時から?」
すると10分ぐらいで返事が返ってきて、
確認するとそこには…
ヒ『何言ってんの〜今はマイクラ撮れないだろ〜』
キ「は?どういうこと?」
ヒ『どういうことって、
フジ声でないから撮れないじゃん』
キ「…え?何それ風邪でってこと?」
ヒ『違うよ、ストレス性失声症…だったっけ?
1週間位前にフジからメッセージがきたよ〜』
“ズキッ”
何それ、知らねぇよ
声が出ない?そんな大事な事、なんで俺には
言ってくれなかったんだよ
もしかしたらフジが俺に会いたくなくて
嘘をついてるのかも、いや絶対そうだ
俺は急いでフジの家に向かった
インターホンを鳴らして数秒待つと
ドアが開いたけど、
そこにいたのはフジではなく…
キ「うっ、しー…?」
牛「キ、キヨ………?なんで、」
“ズキッ”
キ「いや何ではこっちのセリフだよ、
何でうっしーがフジの家にいんの」
牛「俺はフジの様子見に…お前こそ、」
どうして
とうっしーが言った気がした
キ「様子見に…?訳わかんねぇ、
取り敢えず上がるわ」
牛「あ、おい!」
何故かうっしーはとても焦って
俺を止めようとしたけどそれにかまわず
灯がついているリビングに行った
キ「おいフジ!」
そう大声で呼ぶとフジは肩をびくりと揺らし
俺の方を見て、驚いた顔をした
口をぱくぱくさせて何かを伝えようとしてる
キ「おい、嘘はいいから、喋れよ」
牛「喋りたくても声が出ねぇんだよ」
いつからかリビングにいたうっしーが言った
キ「嘘だ、俺に会いたくなくて嘘ついてんだろ!?」
つい大声で叫んでしまって、
またフジの肩がびくりと揺れる
牛「フジはそんな事する奴じゃねぇだろ」
キ「…実況はどうすんだよ」
するとフジは近くにあったメモ帳に
何かを書き始めた
フ『声が出る様になるまで休むつもり』
キ「マイクラとか、実写とかはどうすんだ?」
フ『ごめんね、俺抜きでやって』
フジは悲しそうに笑う
あぁ、その顔だ、その顔をするな、
何で笑うんだよ…!
“バシッ!”
俺は、フジの頬をたたいた
牛「おい何してんだよ!?」
キ「何笑ってんだよ!いつもヘラヘラしやがって!」
「あの日だってそうだ、むかつくんだよ!
俺は迷惑してるってのにお前は…」
牛「いい加減にしろ!」
キ「何でうっしーがキレてんだよ…!」
俺はうっしーの胸ぐらをつかもうとしたけど
フジは慌ててそれを止めた
そしてまた何かをメモ帳に書きだした
フ『ごめん、もう迷惑かけないから』
『本当にごめんね』
『悪いのは全部俺だから、
うっしーは何も悪くないから』
本当に申し訳なさそうな顔をして見せてきた
キ「…チッ、くそが」
牛「おいキヨ!」
うっしーの静止を聞かず俺はフジの家を出た
何故こんなに
イライラしているのか自分でも分からない
キ「そんなにうっしーが大切なかよ…!」
“ズキッ”
この胸の痛みの理由は今はまだ知らない
(牛沢side)
俺はフジからキヨの事について
前から相談を受けていた
今回の告白だって後押ししたのは俺だ
フジはキヨが好きだし
キヨもフジの事が好きなんだと思っていた
皆もキヨとフジは両思いだと、そう思っていた
だけど、フジはキヨにフラれてしまった
正直信じられない、絶対成功すると思った
キヨが自覚してないだけか、、、?
フジの声が出なくなった原因も
多分キヨにフラれたからだろう
キヨがフジの家から出ていった後
すぐフジはその場に座り込んでしまった
牛「おいフジ、大丈夫か?」
大丈夫なわけがない、繊細なフジが
好きな人から暴言を吐かれて平気なはずがない
それなのに
フ『大丈夫、ごめんね巻き込んじゃって』
と震えた文字を
申し訳なさそうに苦笑いをしながら見せてきた
牛「我慢すんな、泣きたい時は泣け」
するとフジは驚いた顔をした後に
静かに泣いた
俺はフジの背中を泣き止むまでさすってやった
フジは声を出していないのに、
出してないからこそ俺の心にダイレクトに
フジの悲痛な叫びが届いた
(フジside)
結局あれから1ヶ月経ったけど声は出ず
俺は正式に実況を休むことを動画で皆に伝えた
その時はこーすけとヒラが動画に出てくれて
喋ってくれた
キヨとはずいぶんと連絡をとっていない
というか…
俺が怖くてメッセージ欄を見ていないだけなんだけど
あの日言われた事がかなり響いてるみたいで
数日間は食べたら吐いての繰り返しだった
多分1人だったら精神的にまずかっただろう
けど俺の声が出なくなってからは
毎日のように家に誰かが来てくれる
特にうっしーとレトさんは頻繁に来てくれて
俺の世話をしてくれる
ちなみにこの2人は付き合ってて
俺がキヨのこと好きなのを知ってる
ちなみに今日も2人は来てくれた
レ「フジくんまた痩せた?」
牛「だよな前あった時より細い」
レ「も〜あかんやん!
またちゃんと3食食べてないんやろ〜」
フ『( ´・ω・`)』
牛「顔文字やめろ!文字を打て!」
最近では伝えたいことがあると
メモに書くんじゃなくて携帯に文字を打って
それを相手に見せている
レ「じゃあフジくんの為に2人で料理つくろ!」
牛「お、それいいな」
フ『!?』
ー数分後ー
フ『ナニコレ』
牛・レト「牛レト特性スタミナ炒飯だ(やで)!」
く、黒い煙が出てる…
フ『い、いただきます』
“パクッ”
フ『え、美味しい!!!』
レ「やろ〜!自信作なんやで!」
その後は俺が炒飯を食べきってから
一緒にゲームをして、2人は帰っていった
久しぶりに、外に出ようかな
そう思って俺は近所を歩いていたら…
キヨだ
幸い距離が遠くて向こうは俺に気付いてないみたいだ
よし、逃げよう
今ならまだ大丈夫、落ち着け俺
本当は喋りたい、けど…
俺はキヨに嫌われてるし…
次は何を言われるか考えただけで怖い
キヨに背を向け家を目指す
もうちょい、もうちょいでつく…!
そしたら曲がり角で誰かとぶつかってしまった
そしたら…
キ「逃げんなよ、フジ」
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《短編集》
(キヨside)
フジの家を飛び出した後、
俺は街を適当にブラついた
キ「さすがに叩いたのはまずかったな…」
あんなに傷付いた顔すると思わねぇじゃん
冷静に考えてみると、
あそこまでやる必要はあったのだろうか
確かに俺はフジに怒っている
あいつは今まで築いてきた友情を壊そうとしたのだ
ただ…
それを覚悟でフジは俺に告白してくれた
フジはすごく友達思いだ
だから友情を壊すことを人1倍恐れるはず
だけど勇気を出してくれたんだ
それなのに俺はフジの勇気を否定してしまった
「気持ち悪い」と言って
それは本当か?
俺は本当にフジに告白されて
気持ち悪いと思ったのか?
男同士=気持ち悪いという固定概念が邪魔をして
フジの告白に対して
ちゃんと考えたこと無いんじゃないか…?
うだうだそんな事を考えていると
よく知る人に話しかけられた
レ「キヨくん?やっぱり!久しぶりやな〜」
キ「レトさん…何してんの」
レ「お買い物やで〜キヨくんは?」
キ「俺はぶらついてて…」
レ「そっか、キヨくんこの後空いてる?」
キ「全然空いてるけどなに?」
レ「ちょっと一緒に飲まん?俺の家で!」
キ「おーいいね」
飲んだら忘れられるかも
そうして俺はレトさんの家に行き
結構飲んだ
なのに
俺の頭はフジで埋め尽くされていた
レ「キヨくん、1個聞いていい?」
キ「なに」
レ「フジくんの事フッたってほんまに?」
キ「!?…何で知ってんだよ」
レ「フジくんから直接聞いてん
前々からキヨくんの事で相談受けてたし」
「なぁ、なんでフったん?」
レトさんの言葉が重くのしかかる
何でと言われたら、何も答えられない
レ「もしかして、何も考えんとフった?」
キ「……っ!」
レ「…キヨくん、ちゃんと考えたって」
「キヨくんにとってフジくんは何?」
キ「……フジと俺は友達で
実況仲間で
大切な人で…
好きな、人…」
フジの告白を断った時に聞こえた
何かが潰れた音の正体は
フジのこころが潰れた音であり、
同時に俺のこころが潰れた音であった
俺は無意識の内に自分も追い込んでたんだ
レ「はーやっと自覚してくれたー!」
キ「…ごめん、ありがとうレトさん」
レ「ええよーでもフジくんに
気持ち悪いって言ったのは聞き捨てならんな」
レトさんが楽しそうに笑う
レ「次フジくん泣かしたら、殺すで(笑)」
いや、怖すぎるだろもう泣かしません
(キヨside)
それから俺は何度かフジに連絡をした
『前は悪かった』
『ちゃんと話がしたい』
『近々会えねぇか?』
…見事にすべて未読無視
携帯見てねぇのか…?
なら会いに行くしかないと思って
フジの家に向かってたら途中でフジ発見
タイミング良すぎか
あ、え?
いきなり回れ後ろして早歩きで遠ざかってってる
もしかして気付かれて逃げられてる…?
“ズキッ”
まただ、前にフジの家にうっしーが
いたときも感じたこの痛み
悲しかったんだな俺、フジに頼られてなくて
そして今も…
早く追いかけなければ
と思ったけど
え、あいつ早くない?
普段あんなノロノロしてるくせに…
キ「この道曲がったらフジと出くわせれるか?」
そしたら案の定フジとばったり曲がり角でぶつかった
けどこいつ…ぶつかった相手が俺ってことに
気付いてないな?
キ「逃げんな、フジ」
そう俺が言葉を発するとフジはバッと顔を上げ
驚きと悲しそうな顔をした
と思ったら今度はあたふたしだした
キ「ちゃんと話がしたいんだ」
するとフジは少し悩んで、首を縦にふった
まだ声は出ねぇんだな…
するとフジが
俺の服の裾を遠慮がちに掴んでゆっくり歩き始めた
これはついてきてって意味なんだろうな
俺は服の裾を掴んでいるフジの手をとり、
フジの指に自分の指を絡めた
俗に言う恋人繋ぎだ
その俺の行動にフジは驚いた顔をした
フジの頬が、少し赤い
それから俺はフジに従い歩いていたら、
着いた先はフジの家だった
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(フジside)
ねえキヨ、何で手なんか握るんだよ
こういうこと、キヨ嫌いでしょ?
キヨの頬が少し赤い
嫌々してるって感じでも無さそうだし…
そうこうしているうちに自分の家についた
家のドアを開ける時も、靴を脱ぐ時も、
2人並んでソファに座ってもなお、
2人は手を離さなかった
キ「フジ」
キヨがぎゅっと手を握る力を強めた
キ「ごめんな」
「勇気出してくれたのに怒ってしまって」
俺は携帯で文字を打った
その間もずっと手を繋いだまま
フ『全然いいよ、こっちこそいきなりごめん』
キ「…声が出なくなったのって、俺のせい、だよな」
フ『違うよ、責任感じないで』
キ「いや、気使わなくていいって」
「罪滅ぼしってわけでもないけど、
お前が声出る様になるまでサポート役っていうか、
身の回りの世話とかやらせてほしい」
フ『いや本当に大丈夫だよ、迷惑かけたくないし』
キ「俺が、したいんだよ」
さっきよりも強く手を握られた
フ『キヨがいいんなら、お願い』
キ「よっしゃ、任せとけ!」
子供の様に笑うキヨを見て俺もつい笑ってしまう
キ「…っと、取り敢えず
久しぶりにゲームでもしようぜ!」
そう言ってキヨは急いで手を離した
やっぱり嫌だったのかな…?
俺の事を思って嫌だけどやってくれた感じかな…
これからはキヨの為にもスキンシップ抑えなきゃ
キヨには1回フラれてるから
もう付き合うことは無理だけど、
これ以上嫌われたくないしね
(キヨside)
危ない、
もうちょっとで押し倒してしまうとこだった…
フジが好きだった自覚してから、
全部意識してしまう
手繋いでる時だってやばかった、
その上あんな笑顔見せられたら…
…手、あったかかったな
スベスベしてたし
また、繋いでもいいかな?
(キヨside)
あの日から俺とフジは一緒にいる時間が増えた
俺がフジの家に泊まるのも増えたし
半同棲みたいな感じになってる
牛「お前、いつ告白すんの?」
キ「何、俺が告白すんのはもう決定事項なの?」
今日は俺とうっしーとレトさんで飲んでる
この2人にはフジの事で相談してて
いつもお世話になってる
レ「本間にやで、傍から見たら
付き合ってるようにしか見えへんわ」
キ「いや、それがさ…俺フジに嫌われてるかも
最近フジに避けられてるんだよ俺」
レ「なにしたんキヨくん」
キ「何もしてねぇよ!なんかさ…」
「声でなくなる前は平気で俺に抱きついたりして
たのに最近じゃ全然してこねぇし」
「でも他の人には
めっちゃスキンシップしてるんだぜ?」
「挙句の果てには俺と一緒にいるのが嫌なのか
すぐ違う部屋いっちゃうし…」
「俺のこと嫌いなのかなって…」
俺めっちゃ女々しいな
牛「いや、ぜってー大丈夫だって、な?レトさん」
レ「うん、うっしーの言う通りぜってー大丈夫だよ」
キ「イチャイチャすんなよこのクソカップルが」
(レトルトside)
キ「いや、それがさ…俺フジに嫌われてるかも
最近フジに避けられてるんだよ俺」
ぜっっっっったいそんなはず無いわー
だってまだフジくんはキヨくんの事が好きで
この前相談のったばっかやし
ちょっとキヨくんの
音声録ってフジくんにメッセージ送ろ
それで避けてる理由きいてみよ
ーーーーーーーーーー
レ『…ていう事やねんけど、
キヨくんはフジくんに嫌われたと思ってるで』
フ『大好きだよ!!!!!!!!!!』
レ『いや今告白せんとって?何で避けてるん?』
フ『あーキヨってスキンシップ嫌いだからさ…
嫌われたくないなぁと思って控えてる』
レ『別にいけるやろ、
そんな事で嫌いにならんって、』
『避けてる理由はなんなん?』
フ『…一緒にいると
キヨに抱きつきそうになっちゃうから…』
もう…早く付き合えよ…この2人…
(キヨside)
今日も俺はフジの家に泊まるので
一旦自分の家に帰り着替えを持っていく
最近フジが俺に合鍵をくれた
鍵を渡してきた時心配そうに
フ『迷惑かな…?』
て聞いてくるフジ可愛かったな…
フジの事考えてたらすぐ着いて
俺は渡された合鍵でドアを開ける
いつもならここでフジが駆け寄ってくるのだが
今日は来ない
キ「寝てんのか?」
そう思って寝室を静かに覗くと…
フジが泣いていた
気付いたら俺はフジのことをきつく抱きしめていた
フジは最初驚いたみたいだったけど
途中でフジも俺の背中に腕をまわしてきた
フジが泣き止むまでずっとそうしていた
キ「どうした?何があった?」
フジの頬の涙を拭き取りながら聞いた
フ『夢を見ててさ、俺の声が全然戻らなくて』
『そしたら段々周りの人達が俺を避け始めて』
『気づいた時には1人になってて…』
『でも夢だからね!ごめん心配かけて!』
そしてフジは立ち上がって
『ゲームしよう?』
なんて聞いてきた
俺はそれには応えず、フジの手を握った
キ「俺は、何があってもお前の側から離れない」
「お前のことが好きだから」
「俺と付き合って」
フジは驚いた顔をして、その場に立ち尽くした
俺は握っている手の力を強めた
するとフジは我に戻り
また涙を流しながら俺に抱きついてきた
キ「…それはyesってことでいいの?」
俺がそう言うとフジが何回も首を縦に振った
その後ずっと抱きしめていたら
フジの方から寝息が聞こえてきた
キ「なんだよ、子供みてぇだな…」
でもフジの幸せそうな寝顔を見ていると
自分も眠たくなってきてしまい、
俺はフジの隣で眠った
もちろん、手は繋いだままで
(キヨside)
キ「…んぁ…?」
あ、俺フジと一緒にそのまま寝たんだっけ
そんで今は隣にいるフジにめっちゃ
体ゆすられてる
キ「お、起きた、起きたから!どうし…
フ「大好きだよ、キヨ!」
キ「は……、え、ええええええ!!!!????」
フ「声戻った!!!!!!!!!」
キ「まじかよ!!!??????
とにかくやったぜ!!!!」
フ「もう本当に良かったよー!!」
キ「と、というかさっきの…」
フ「あ、あぁ…声が戻ったら最初に伝えなきゃって思ってて…」
みるみるフジの顔が赤くなっていく
そんなフジを抱きしめて耳元で
キ「俺も大好きだよ」
フ「〜〜〜っ!!??//////」
キ「これからはずっと一緒な」
フ「もちろん!!!!!」
(end)
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