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【プロローグ】
君と出会ったときのことを、私は今でもはっきり覚えている。君は覚えているかな。
初めて出会った4月。初めて話した5月。
どれも素敵な思い出で、きっとこれから先忘れることのない思い出だ。
【休み時間】
次の授業の準備をしていると廊下から「栞。」そう呼ぶ君の声が聞こえた。なんて愛おしいんだろう。
「少し待って。」とだけ言い、急いで準備を終わらせた。
少し経って廊下に出ると、わくわくした君が待っていて「おはよう。」から始まる楽しい君との時間が始まった。
でもそれはチャイムと同時に、消え去ってしまう。なんて虚しい。なんて切ない。
でも、きっと次も君がいてくれる。だから大丈夫。
【交換日記】
突然君に「交換日記しない?」と誘われた。
そんな最高すぎるものを私なんかとしていいのだろうか。という気持ちとは裏腹に、私以外とはさせない。
という嫉妬心が湧き上がった。考える間もなく、「する。」と即答した。
そうして始まった、君と二人の交換日記―――。
これは私と彼女の物語です。
全て実話になっております。いつかは付き合った時の話も…。
それではお楽しみください。いいね、コメント等お待ちしております。