テラーノベル
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彼奴がタヒんで、現首領は俺になった。
彼奴の葬式は盛大に行われた。
俺は、まだ実感がなかった。
モブ「首領、一人で外へ出掛けるのは危険かと、、、」
中也「五月蝿ぇ。大丈夫だ。」
モブ「しかし、、、」
中也「悪ぃな。少し、一人にさせてくれや。」
モブ「、、、はい。お気を付けて。」
俺は週に2回、彼奴 _先代首領、太宰治_ の墓に行った。
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まだ枯れていない花を抜き、
スターチスを1輪刺す。
「よぉ、太宰。今日は紅葉の姐さんが……」
そして今日の出来事を語る。
勿論、相槌はない。
しかし中也は楽しそうだった。
その時は首領という肩書きを下ろした、
一人の”中原中也”でいられた。
30分程経って、中也は立ち上がった。
「また来るぜ、太宰。」
少し名残惜しそうに、
しかし微笑んでそう云った。
振り返って、ふと星空を見ると
そこに太宰がいた
太宰は、笑っていた。
満天の星空に溶け込んで。
「ハハッ……」
中也も笑った。
ホントに、タヒんでしまったんだと、
実感した。
でも、太宰は自分を見てくれている。
そう思うと、前を向ける気がした。
スターチスの花言葉
「変わらぬ心」「途絶えぬ記憶」
終わり!
四コマから生まれたお話でした。
二次創作苦手なんですけど、まぁストーリー的にはよく出来たかなと思ってます。
コメント
2件
実は、「星空に溶け込む」という表現は上野大樹さんの「ラブソング」という曲から貰ったものです。
太宰さんを失った中也さんの静かな喪失感が、墓前での語りを通してひたひたと伝わってきました。星空に太宰さんを見つけて笑うラスト、「もう会えない」と「ずっと見てくれている」が同時にあって胸がぎゅっとなりました。スターチスの花言葉が最後にそっと光る、短くて深いお話ですね。四コマからここまで紡げる構成も素敵です🤍
空欄ノ凪。
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51
#オリキャラ
ツナツナビール🍺
500
#文スト中原中也夢
茉莉(まつり)
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