〈敵に恋をしました〉
エピソード1
『それぞれの道』
あるところに、太陽が神を創ったとされ、太陽が信仰される国がありました。
太陽が登る東の国、「朝日の国」
太陽が沈む西の国、「夕日の国」
二つの国は先代から仲が悪く、犬猿の仲でした。
ですが、「朝夕中立条約」という条約を結んでいたため、戦争になることはありませんでした。
昔、この二つの国ができた直後に大きな戦争がありましたが、
そこでたくさんの犠牲者が出たのです。
それから先代は、「もうお互い戦争はやめよう」
と、いうことで中立条約ができたのです。
その条約は今になっても受け継がれています。
朝日の国のリーダー、
「フェル・ラーデ」
彼は小学生くらいの身長の青年で
誰にでも気さくに話しかけ、頼りになる
誰からも信頼されるリーダーなのです。
そんな彼の兄、
「ソフィア・ラーデ」
彼は目的のためなら手段を選ばない補佐でした。
ですが、本当は国民の事を第一に考え行動する心優しい青年なのです。
一方で夕日の国のリーダー、
「パスタ・シュテーレ」
性格は冷酷で完璧主義、
国民や身内にも一切、弱みを見せない彼ですが、
実際は臆病で心配性な自分を隠すための仮面に過ぎないのでした。
この話はそんな二つの国のリーダーが恋に堕ちる物語です。
エピソード1
『それぞれの道』
コメント
12件
めっちゃ楽しみ…
うーむ気になる
小学生の身長の平均ってどれぐらいだろ…140とか? 楽しみだぁぁぁぁぁぁぁ!