1901年、草木も眠る丑三つ時──というにはまだ早い頃合のことだが、静室にある二つの寝台の片方に横たわっているはずの人物は、今ばかりは大人しく目を閉じてはいなかった。彼は実に端整な面差しを僅かに歪めながら上体を起こして、その隙間からそっと外の様子を覗いていた
とある社長「はぁ…、どうしようかなぁ」
秘書「どうしたんですか社長? ため息なんかして」
とある社長「いやぁ、実は別荘地を買ったんだけどね……。買った土地に建築途中に出っ放しになっていた巨大な廃材があってさ」
秘書「ほうほう」
とある社長「こんなものあったら家が建たないだろう? だから業者さんに撤去してもらおうと思ったら、これがまた馬鹿みたいに高くてね……」
秘書「まぁそうですよねぇ…」
とある社長「改君なら何かいい業者知ってるんじゃない?紹介してよ〜」
秘書(奏紙 改 そうし あらた)「まぁ、いるにはいますけど廃材の種類にもよりますから今からとは言いませんが、明日行ってみて業者を紹介させてください」
とある社長「おお!そりゃあ助かるよ、じゃあ明日行ってみようか」
ーー次の日
とある社長「ここだよ!ここ! 」
奏紙「はえーすっごい…」
まだあまり開拓されていない
山の麓の500坪はあるだろうか、だだっ広い土地の真ん中に不自然にポツンとむ取り壊された家のようなものの前に立つ2人
とある社長「これなんだけどさぁ〜何とかできそう?」
奏紙「…そうですね!これなら〇〇という業者に任せれば大丈夫で す!」
とある社長「おお!そうかい!そりゃあ助かるよ!じゃあ手続きとかは任せるからよろしくね!」
奏紙「わかりました!」
奏紙は見逃さなかった、廃材の中に青白く光る何かがあったのを
奏紙(あれがそうだとしたら…私の長年の夢が叶う!ここの辺りはあの伝説の場所ともほぼ一致する!)
奏紙は仕事の傍ら考古学にも手を出しており、ここの辺りにはとある伝説があると聞いていた。大昔ここでは様々な特殊な力を持つ人々が居た、その人々は神から与えられし玉、『授ける(フォース)』を信仰しておりその玉から力を授かり生活を豊かにしていた。という伝説があり秘書はこの伝説に心を強く引かれ、いつかその伝説を暴き力を自分のものにしてやろうという野望があった 。
そして廃材の撤去を請け負ったのは、奏紙が紹介してくれた怪しげな業者だった。その業者は廃材を処理している最中に、異様な光を放つ球体を発見した。見るからに人工物ではないそれは、触れるだけで強烈なエネルギーを放ち、それに触れた作業員は蒸発するように消えるものや異形の姿に変わるもの、姿は変わらないが特殊な力を発現させるものが生まれるなど、伝説のフォースと瓜二つの物体であった。奏紙もそこに立ち会わせておりフォースに触れた後
奏紙「天啓を得た…」
と言いその場から離れたという
その後業者はそれをすぐに専門機関に持ち込んだが、解析が進むにつれ、その球体には「触れたもの人間の遺伝子構造を変化させ、耐性のあるもののみ超常的な能力を発現させる作用」があることが判明する。以降能力を持ったものを『得た者(アポスター)』と呼ぶようになった。
そして1932年、職員の1人がフォースを運んでいる途中に落としてしまうというミスを犯してしまい、落ちた衝撃によって発生したエネルギーにより研究所諸共爆破してしまうという事故が起こり研究所は跡形もなく消え去ってしまった。それによりエネルギーが微弱ながら世界中を飛び回りアポスターになれなかったものは消えることは無く、異形になるもの(獣人種)超能力を持つもの(超人種)などが発生、それにより世界は混乱に陥るも、数年で和平、急速な発展を遂げる。
この物語はこの事件の100年後の話である。
なお、フォースは爆破事故のあと姿を消し今なお発見されていない。
コメント
7件
いいね500超えたので続き書きます。お楽しみに!
見てくれてありがとナス!ちゃんと作品咥え入れろ〜?
爆笑でしぬWWWWWWWWWWWWWWWW