復帰後一発目。
先に言います、狂ってます。
内容もめちゃくちゃです。
設定は原作通りですが性格が大分解釈不一致かもしれません。
登場人物はイカれている、メンヘラ性が高いということを前提に読んでください。
では、準備ができた方だけお進みください。
ごめんな、本当に。
本当は俺もこんなことはしたくねぇんだ。
でもやらなきゃいけねぇんだ。
ごめんな。
許してくれだなんて言わねぇから、ただ黙っていてくれ。
ただ黙って、俺らのために耐えてくれ。
ごめんな、ごめんな。
痛いよな、ごめんな。
辛いよな、ごめんな。
苦しいよな、ごめんな。
ごめんなごめんなごめんな。
でもやらなきゃ、俺らのために。
やらないと、だめなんだ。
じゃないと”アイツ”が。
…ごめんな。
俺は”アイツ”が離れていったら生きていけねぇんだ。
だからやらねぇと。
”アイツ” が俺のそばにいてくれるために。
”アイツ”がいつまでも俺のことを見ていてくれるために。
ごめんな、ごめんな。
許さなくていい。
嫌ってくれてもいい。
恨んでくれてもいい。
だから。
「…ごめんなぁ…」
「俺たちのために、死んでくれ」
「…あ…」
それまでの重苦しい空気など嘘かのように、終わりはあっけなく訪れた。
ぴたりとも動かなくなった”ソレ”に、今まで暴力を加えて続けていた男も動きを止めた。
「…」
コツ、コツ、コツ…。
見るも無残な”ソレ”に、男が歩み寄る。
疲れからか、それとも遂行したことの安堵からか、ふらふらとした歩み。
その不安定な動きに合わせて、男の美しい金髪が揺れる。
「…ごめんな」
おもむろに目の前にしゃがみ込む。
そして。
すーっ…。
指を”ソレ”の頬へと這わす。
殴打や蹴りによってひどく腫れた頬を、まるでいたわるかのように優しくなでつける。
その指つきには慈愛すら含まれているかのようだった。
「頑張ってくれて、ありがとな」
カチッ。
無機質なライターの音が薄暗い部屋に響く。
…はぁー…。
男の口からゆらゆらと煙が吐き出される。
「…本当に、ありがとう」
ぽとっ。
男はまだ吸っている途中のタバコを床に落とし、踏みつけ、火を消す。
そしてしばらく無言で立ち尽くした後。
ちゅ。
”ソレ”の額にキスを落とし、その場を去っていった。
見慣れた扉の前、俺は静かに深呼吸をする。
大丈夫、大丈夫だ。
俺はしっかりやってきた。
簡単に終わらせるのではなく、じっくりと痛めつけてからという命令をしっかりと。
だから大丈夫、大丈夫だ。
これでアイツはまだ、俺の隣にいてくれる。
「…よし…」
ガチャッ。
「たでーま」
「お!おかえりサンジ!お前遅かったなぁー」
「あー、ちょっと買い出しついでにしてきた”用事”が長引いちまってな」
「すまねぇな、…それよりこのメシは…?」
「ナミが作ってくれたんだ!」
「ナミさんが?」
「あ!サンジ君おかえり―、あんまり遅いから私がご飯作っちゃったわよー」
「どう?なかなか上手くできてるでしょう?」
「すっごく美味しそうだよぉ♡さすがナミさん♡コック顔負けだぁ♡」
「んふふ、でしょ」
よし、いつも通りだ。
いつも通り、誰も俺の異変には気づいていない。
いや、俺達の異変、だろうか。
するとふと、背中に鋭い視線が。
確認しなくてもわかる、アイツの視線。
…早めに報告するか。
「サンジ君もおなかすいたでしょう、待ってて、今…」
「あ、それより先に買ってきたものを整理してくるよ」
「ん、分かったわ」
ガチャッ。
「…」
ドサッ。
キッチン台の上に買ってきた食材を置く。
ひとつひとつ、わざと時間をかけながら。
…そろそろだろうか…。
ガチャッ。
静かに開く扉から入ってきたのは。
言わずもがな、アイツだった。
「…ビンゴ…」
カチッ。
扉の鍵をきちんと閉め、確認をした後。
コツ、コツ、コツ、コツ…。
アイツはゆっくりと歩み寄ってくる。
…ごくり…。
自然と喉が鳴る。
俺は例えようがない緊張と不安、そして高揚を抱いた。
コツ。
ついに目の前にアイツが。
「…」
無言でこちらを見下ろす。
その瞳には、俺が映っていた。
まっすぐと見つめる俺が。
ぞくり。
背筋を何かが素早く駆け上がる。
これが悦びだということを、俺はもう学んでいた。
すっ。
アイツが腕を持ち上げる。
徐々に近づく腕を、身動き一つせずに見つめる。
ひたっ。
喉にアイツの指が這わされる。
指の背で優しく撫でられ、喉がどうしようもなくこそばゆくなる。
「…おかえり」
「…ん」
「ちゃんとできたか?」
「あぁ」
「そうか」
短く淡々と交わされる会話。
だがそれが、俺には狂うほどに愛おしかった。
嬉しかった。
手が次第に下へと降りていく。
喉を下り、首、鎖骨、そして胸へ。
「んっ…」
「ちゃんと自分に惚れた男の始末が出来て偉いな」
「いい子だな、コック」
瞬間、ぶわっと体中に歓喜が駆け巡った。
あぁ、これだ。
これだから俺はこいつには逆らえない。
こいつから離れられない。
「ちゃんと褒美、やらねぇとな」
「っ、は…」
「ゾ、ロ…」
アイツが俺のそばにいてくれるなら、俺は何もいらない。
アイツが望むのなら、俺は何者にでもなってやる。
それがたとえ犯罪者だろうと。
それがたとえ人殺しだろうと。
俺のすべてはアイツなのだから。
俺の人生はアイツに捧げたのだから。
何を犠牲にしてでも成し遂げよう。
だからさ、ゾロ。
一つだけお願いさせてくれ。
俺からずっと、離れないでください。
今まで犠牲になってくれた奴らへ
ごめんな、ありがとう
衝動的に書いた不穏なゾロサンorサンゾロです。
どっちかって?知りませんよ。
私もどっちのつもりで書いたのか分からないので。
まぁ読み手の受け取り方次第ってことで。
しっかしまぁた意味不明話書いちゃいました。
すみません、妄想をばーって書いた結果です。
まぁ簡単に言うと、二人は付き合ってるか、まぁ体の関係を持っているか何かで、モテすぎるサンジ君に不満?というか不安?を抱いたゾロ君が「関係を続けたいならどうにかしろ」的なことを言い、ガチ惚れしているサンジ君が素直に従っちゃった、って言う感じですかね。
だからと言って殺しに走るのも違うだろって感じですけど、最初は言葉で解決していたんです。
でもある日、諦めてくれないたちの悪い奴がいて、言い争いになってしまい…、てな感じで殺してしまって「あ、これなら早い…」と悪い方に走ってしまったんです、きっと。
まぁ、そのことをきっと相談されたであろうゾロ君が、殺せって命令するようになってしまったのも原因だと思いますけどね!
でも文中にもあったようにサンジ君は少なからず相手に対して罪悪感を抱いてはいるので、その点ではゾロ君よりはマシなのかな?と思います。
どっちもどっちだけどね。
で、最終的に私が何を言いたいのかというと。
狂ったお話っていいよね!共依存っていいよね!、ってことです。
結論までが長い。
どうにかこうにか自分なりに解釈していただけるとありがたいです。
説明しようにも上手くできそうにないので。
さて、作者とは。
それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう。
ばいばい👋
コメント
1件
最高でした!! リクエストよろしいですか? ロールお願いします!!