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amnv nmmn
prmz
⚠️
mzトラウマ持ち。
utmz引きずり。
嘔吐表現あり。
mzが可哀想な場面が多くあります。
ハピエンですが全体的に暗めのお話になります。
※1部AI生成あり。
本人様とは関係ありません。
ルールを守ってお楽しみください
大丈夫な方どうぞ。
mz side
静かな部屋に、かすかな電子音が響いていた。
椅子に深く沈み込み、モニターの光だけを頼りにぼんやりと指を動かしていた。
作業をしているはずなのに、いつも脳裏に浮かぶのはずっと前の何年も前景色。
ーー「ずっと一緒にやろうな」
あいつの声が、未だに耳の奥で焼き付いて離れない。その度に嫌気がさす。
数年前のあの日、俺のすべてだと思っていた元恋人が、いとも簡単に離れていった。
あまりに突然すぎて、心がついていかなかった。
毎日一緒にいた大切な人が急にいなくなり、心にポッカリと大きな穴が空いた。
その時のショックが大きく、一時期うつ状態になっていた。 今でも時々、吐き気が込み上げる。
俺と鬱が喧嘩して別れた事はみんな知っていて、うつ状態だった俺をあっきぃや師匠など、友達みんなが助けてくれた。
でも、その中で1番傍にいてくれたのはぷーのすけ。うつ状態の俺を1番心配して、同居を始めたぐらい。
毎日メンケアしてくれて、ずっと傍で支えてくれた。トラウマは一生消えないし、心の傷はまだボロボロ。だけどそのお陰で今はうつは無くなったし、ボロボロな心の傷を優しく塞いでくれている気がする。
うつ病の後遺症なのか、それともトラウマなのか分からないけど、俺は鬱との事件があって以来もちろん恋愛なんてしてない、というかできなくなっていた。誰かを好きになるのが怖かった。
そのせいで誰も信用出来なくなり、支えてくれたみんなですらも信頼をおけず、すごく申し訳がない。
「……つ」
思わず胃のあたりを押さえて、目を閉じる。
けれど、そんな時決まってそばにいるのは、ぷーのすけだった。
「大丈夫か、まぜ太?」
不意に背中をさすられる温かい手。
その声に肩を小さく震わせる。
「…..うん、大丈夫」
そう答えるけど、本当は全然大丈夫なんかじゃない。思い出す度、またぷーのすけもどっか行ってしまうんじゃないか、ぷーのすけにも裏切られるんじゃないかと、ぷーのすけは絶対そんなことしないと分かってても不安になる。
ぷーのすけはずっと見守ってくれていた。
泣きたい時に無理に笑わなくていいって言ってくれて、何も言わず隣に座って、ただ黙っていてくれる。
その優しさに何度も救われていた。
でも、それ以上踏み込んでくることはなかった。
恋愛の「れ」の字も出さなかった。
ーーだから、まさかあの日。
「…..なぁ、まぜ太」
作業が終わって、深夜にコンビニでアイスを買って帰る途中、 いつもならふざけ合うような空気の中、急に真剣な声を出すので自然と足が止まった。
「俺……ずっと、お前のこと、好きやった」
月明かりに照らされて見えた、ぷりっつの目は思った以上に真剣で、 一瞬、呼吸が止まった。
「は、えっ…..?」
頭の中で言葉が追いつかない。
心臓がばくばくと暴れて、口から飛び出そうになる。
「あー、ごめ…ちが〜、わないけど……あー、はぁ…言ってもうた、……」
ぷーのすけは焦っていた。それはそうだ。俺が恋愛できないことなんて知ってるはず。むしろ俺の体調を悪化させる元になるかもしれない。
「…ずっと言わんつもりやった。けど、どうしても、伝えたくなってもうた…。返事はいらん、ほんまに。ただ……言わんと、気が済まんかった。急になんでやろな…笑 忘れろ、」
「、っ……」
何か言わなきゃと思うのに、言葉が出ない。
胸が痛い。息が苦しい。 昔の景色が頭の奥でフラッシュバックする。
ーー裏切られた時の絶望。
ーー1人きりになった時の孤独。
一一何度も吐きそうになった夜。
全部、よみがえる。 目の前にいるぷーのすけは、その時と同じじゃないって、 頭では分かってるのに、怖い。
「ごめん……っ、ぷーのすけ…….俺、怖いんだ…..」
告白されてドキドキしている自分がいて、やっぱり俺はぷーのすけに恋をしていたんだと自覚する。でもそれが怖くて声が震えて止まらない。
「好きだよ…..ぷーのすけのこと、ずっと。だけど、また裏切られるんじゃないかって…怖くて……俺、どうしたらいいか分かんない…っ 」
「そう、だよな…ごめんな、言わんかったらよかったな…俺が1番お前のこと分かってんのに…」
泣きそうに笑うその顔に、胸が張り裂けそうになる。
「っ、でも…返事は絶対させて…俺、逃げたくない…」
泣きながら言葉を絞り出す。 ずっと押し殺してきた思いを、初めて吐き出すように。
「俺…..ちゃんと、克服する。お前と、向き合いたい……返事遅くなるかもしれないし…いい返事返せるかわかんないけど……絶対する…もう、あいつに囚われたくない…」
泣きじゃくる声が夜道に響く。
ぷりっつは一歩寄ってきて、そっと頭を撫でる。
「…..ほんま、?なら、待つわ。返事、待っとる…けど無理はすんなよ」
その声は、いつもみたいに優しかった。
それからの日々。 ぷーのすけを「好きな人」として意識しながら生活するようになった。 一緒にゲームする時間、配信後の帰り道、ちょっとした会話、 全部がぎこちなくて、全部が怖くて、それでも心が揺れるたびに「好きだ」と思った。
でも、そのたびに鬱の影が頭をよぎる。
吐き気がして、何度もトイレに駆け込んだ。
あの時の絶望が、まるで冷たい手で首を絞めるように襲ってくる。
「ッう…、おぇッ、”…ゲホッ…」
鏡越しに、自分の青白い顔を見つめる。
背中を伝う冷や汗、震える指。
「また…ッ、なんで…こんな……」
喉の奥がひりついて、吐き気が止まらない。
ぷーのすけにこんな姿見せたくなかった。
それなのに、どんなに隠しても、全部見抜いてしまう。
「お前、また……」
悲しそうな声に振り返ると、ぷーのすけがドアの前に立っていた。
俺は目を伏せ、声を震わせた。
「…….ぷーのすけ、ごめん……俺、やっぱ…..まだ……」
言葉を最後まで言えないうちに、ぷーのすけが歩み寄り、そっと抱き締めてくれる
「言うな。わかっとる。無理せんでええ。いつまでも待っとる。何年でも。」
その声が優しすぎて心が崩れ、 目から止めていた涙が溢れる。
「なんで. ..俺…ッ、こんな…好きになることも許されないの……?」
ぷーのすけは 何も言わず抱き締め続けてくれた。
「ごめんな、俺が言わんかったら…….」
ぷーのすけが絞り出した声は震えていた。
「違う…ぷーのすけは悪くないよ、告白…両思いだって分かって…嬉しかった。 返事、したいんだよ…ッ。俺…..好きだって、言いたいだけなんだよ…?」
それでも、心が追いつかない。 思い出すたびに、過去の傷が疼く。
苦しそうにしている俺を見て、ぷーのすけは顔を歪ませた。
「言わんほうが、よかった……」
そう呟く声が、まるで自分自身を責めるようだった。それを聞いて 小さく首を振った。
「ちがう…..俺が、頑張る..頑張るからッ…そんなこと言わないでよ……俺嬉しいんだよ、? 」
その言葉は弱くて、でもどこかに確かな決意があった。
pr side
あの夜、自分でもどうしてあんなことを言ったのか、今でもうまく言葉にできない。
「俺……ずっと、お前のこと、好きやった」
言った瞬間、まぜ太の目が大きく見開かれた。
時間が止まったみたいに、その瞳の奥にある不安と戸惑いがはっきりと見えた。
ーーああ、やってもうた。
心の中で、何度もそう思った。 伝えるつもりなんてなかった。 ずっと、そばにいてくれればそれでよかった。
自分の気持ちなんて、押しつけるつもりはなかったのに。
「好きだよ…..ぷーのすけのこと、ずっと。だけど、また裏切られるんじゃないかって…怖くて……俺、どうしたらいいか分かんない…っ 」
泣きながら言うまぜ太を見て、胸が裂けそうだった。 そんなん言わせるつもりじゃなかったのに。
「そう、だよな…ごめんな、言わんかったらよかったな…俺が1番お前のこと分かってんのに…」
そう言って笑ったけど、笑えてなかった。
ーーまた泣かせてもうた。
ーー俺はなんで、こんなに弱いんや。
でも、まぜ太は首を横に振った。
「…..返事は、絶対させてほしい」って 震える声で、でも真剣に。
それが、まぜ太の決意に見えた。
それからの日々、まぜ太は本当に頑張ってた。
時々顔色が悪くなる。 目にクマを作って、過去を思い出して吐き気をこらえてる顔も見た。
俺は何もできんかった。
笑わせることもできん。
ただ、そばにおるしかできんかった。
ーーこんなはずやなかったのに。
まぜ太が苦しむたびに、自分が言葉を飲み込んだ夜を思い出す。
「伝えんほうがよかったんちゃうか」
「せやけど、もう遅い」
それでも、まぜ太は諦めなかった。
自分の殻を破ろうと、何度も何度も苦しみながら進んでた。
そんなまぜ太を、ずっとそばで支えた。
見守るだけしかできない無力さに苛まれながらも、離れることだけは絶対にしなかった。
まぜ太の「好き」が言葉になる日はまだ遠いかもしれない。それでも俺は返事を待つ。
mz side
その後も、苦しむ日が続いた。
笑顔の裏で、また吐き気に襲われる日々。
好きなはずなのに、恋しいはずなのに、苦しい。
あの日から、何度も自分に問いかけてきた。
ーーぷーのすけは、信用できる。
ーーでも、もし裏切られたら?
ーーまた一人になったら?
考えるたび、吐き気がした。 夜中に何度も目が覚める。
「怖いよ…..怖いんだよ…….」
弱音を吐くたびに、ぷーのすけは黙って抱きしめてくれた。
だけど決めた。
このままじゃ、何も変わらない。
好きな人と、本当に向き合えないまま終わるのは嫌だった。
そこからの日々は、戦いの連続だった。
ぷーのすけを「好き」と思うたびに、心臓が強く痛んだ。 笑おうとしても、喉に絡まるような恐怖があった。
それでも、ぷーのすけはいつも同じ場所にいてくれた。 無理に笑わせようともしない。 変わらずに、ただ静かに見守る。
「無理せんでええよ」
その言葉に何度救われただろう。
でも同時に、その優しさがもどかしかった。
「大丈夫」って言いたかった。
「俺はもう平気だよ」って、心から言えるようになりたかった。
だから、俺は決意した。
自分なりのトラウマの「克服」を始めると。
最初は、ひとりの夜を少しずつ増やした。 怖くて、眠れないもあった。 悪夢で飛び起きて、何度も涙を流した。
その度にぷーのすけに電話した。
「…..寝れなかった」
「そっか、話すか?なんでもええぞ」
「ありがとう、」
その言葉を口に出すたび、少しずつ胸の重さが減っていった。
ある日、夜の街を一緒に歩いた帰り道。
俺は、ふいに足を止めた。
「…..俺、前よりずっと、ちゃんと笑えてると思う」
「おお、知っとるよ。めっちゃ頑張っとるな。いつも見てる、笑顔が1番似合っとる」
いつもみたいに、優しい笑顔で。
その言葉が嬉しくて、泣きそうになって、でも今度は泣かなかった。
代わりに、少し震える手を伸ばして、ぷーのすけの手を握った。
「ありがとう……ぷーのすけ」
「…当たり前やん」
「…ぷーのすけ」
「ん?」
「….俺、さ……ずっと、お前に返事したかったんだ」
声は震えてばかりだった。けど視線を上げると、驚いたような、でも期待するよ うな瞳。それにちゃんと応えるように口を開いた。
「ずっと、怖かった。今も、たぶんこれからも不安になるかもしれない……」
正直怖かった。けど、逃げなかった。
「でも…..お前のこと、好きなんだ。…..ちゃんと、付き合ってほしい」
言い終わった瞬間、心臓が破裂しそうだった。
胸の奥が熱くて、息が苦しかった。
数秒の沈黙。
その後、ぷーのすけは目を見開いて、それから大きく笑った。
「…..やっと言えたなぁ、まぜ太。嬉しい…」
その声は震えていて、目元が赤くなっていた。
次の瞬間、強く抱きしめられる。
「もちろん、俺も…..付き合いたい」
耳で低く、優しくささやかれる。
涙が自然にこぼれた。 でも、今度は悲しい涙じゃなかった。
「……ごめん、待たせた……」
「待った甲斐があったわ、ほんまに」
2人で泣きながらぎゅっと抱きしめ合った。
長い長い間、壊れそうなほど強く抱き合った。
俺の頑張りは無駄じゃなかった…俺、ほんとに克服できたんだ……
心の底からそう思った
それから数日後。
いつものように配の準備をしていた。 でも、心のどこかが軽い。
「俺はもう一人じゃない」
そう思えるだけで、怖さが薄れていった。
夜、二人で散歩しながら何気ない会話をしていた。
ふとした瞬間、ぷりっつが不意に手を握る。
「これからは、どんだけでも頼ってええんやで」
「…ありがとう」
「今度は離さへん」
「俺…ぷーのすけのこと信じるよ」
自然に笑えた。
あの頃の自分には想像できなかったような、柔らかい笑顔だった。
もう前のように吐き気を催すことはなくなっていた。
過去は完全に消えたわけじゃない。
でも、それを乗り越えるたびに、ぷーのすけの温かさを再確認できる。
「 なあ、ぷーのすけ」
「ん?」
「これからも、ずっとそばにいてくれる?」
「……あたり前やんけ」
二人は歩きながら、お互いに小さく笑った。
暗い夜道も、今はもう怖くなかった。
その隣にはずっと待ってくれた人がいるから。
これからは、もう一人じゃない。
また不安になっちゃう日があるかもしれない。けどそのたびに、二人で寄り添えばいい。
そして、少し照れたように、小さく笑った。
「ぷーのすけ….ほんとに、ありがとう…大好き」
「俺も、愛してる」
コメント
4件
ぎゃぁぁぁぁ(´°̥ω°̥`) なんだこの全体的に暗めなのに儚いor切ない😭なのにハピエンになるの最高すぎる😭👏✨
あああもおお ストーリー だいすきなんですよおおお 😭😭😭✨✨✨ ほんとに 毎回 思うんですけど 書き方大好物です 付き合いましょう