ガーデンバース

とばしてよんでもぃぃょ

【花生み】 基本的に右側

花を生み出すもの

髪の毛先に咲く者、涙が花に変じる者

肌から花が咲く者など個人差がある

花を生み出す際エネルギーを消費する為

よく食べたり、日光を栄養素に変換する

しかし1番の栄養は花食みの体液

ブートニエールである花食みの体液であれば

花生みにとって更なる活力をもたらす

ブートニエールの花食みに愛されてるという

自覚があるほど花生みが花を生み出す際の

苦痛を軽減する効果を持つ

【花食み】 基本的に左側

花を食う者

何らかの能力に秀出ている者が多いが

性格面・精神面に不安定なものを

抱えている者が多い

花生みの花を食すと能力を維持したり

高めたりと有益な効果をもたらす

相性のいい相手やブートニエールの関係の

花生みの花や体液は花食みにとって

最も美味しく得られる効果も高い

その為ブートニエールの関係に至った

花生みへの愛情は特別深く

依存度、独占欲が強い

ー用語解説ー

【ブートニエール】

花生みと花食みが恋人、夫婦関係になること

また、なっている状態

花食みが花生みヘブートニエールの

申し出を行い花生みが迎え入れると

心より決めた際花生みから蔦薔薇が生じる

この蔦薔薇の棘により傷つくことを厭わず

花食みが薔薇を取り除くことで

ブートニエールが成立する

【箱庭・温室】

花食みが花生みを囲う為の部屋、空間

花食みは性格上花生みを囲いたがる者が多く

ブートニエールの関係になった花生みの為に

快適な環境に整えた部屋を用意しそこに

愛する花生みを住まわせたがる

また独占欲の強い花食みの場合

監禁に近い形で花生みを囲む傾向にある

【ガーデニング】

ブートニエールの関係にある花生みは

愛する花食みとの触れ合いが長らく行えないと

花を過剰に生んでしまい急激に体力を消耗し

弱ってしまう

花を多量に生み出すことにより

どうにか愛する花食みを誘い

愛し合おうとする本能的行動であり

一番の抑制効果は性行為

普段から愛し合っているブートニエールならば

発生しうることのない現象の為ガーデニングに

至るまで花生みを放置することは花食みにとって

最も恥ずべき行為

俺とすちはブートニエールだ

変わり者の俺に手を

差し伸べてくれた 唯一の人

すちと初めて出会った時は

いや、出会うまでは最悪だった

**年前

ある土砂降りの日

両親は見たことの無いくらい

機嫌が良かったのを覚えている

母｢ilm？引越すから

荷物…まとめて頂戴？(ﾆｺｯ)｣

お母さんから向けられた初めて

であろう笑顔に不思議と手が進んだ

il『おとうさんっ！これにもつです！』

父｢ﾁｯ…自分で持ってなさい｣

il「っっ(ｷﾞｭｩｯ)」

俺は静かに拳に力を入れた

お母さんが機嫌よかったから

行けると思ったのに

そんなことを思いながら車に乗った

土砂降りの日に引越しなんて

おかしな事に気が付かないまま

それから車で随分走ったと思う

ずっと外に出ていない所か

出たことがないくらいだった俺

土砂降りすら輝いて見えたilm

暫く景色を眺めていたら

父さんがついたといい車を止める

そしたらこの先に家があるから

先に行ってなさいだって

荷物持ってかないと だから

とか言ってた

久しぶりに話せると思ったのに

そう思いながら荷物を持ち車を降りる

と

車がどんどん、離れてく

俺はそんな光景に違和感を持った

周りを見渡しても家なんてものは無い

そう感じた俺は無我夢中で走った

泣いちゃダメだっ俺は大丈夫と

気持ちに蓋をしながら

『ぉかぁさん…っ』

il『まってよぉっ』

il『ぉとぉさっ』

il『なんでっ？』

酷く土砂降りのせいかすぐに

見失ってしまった

どっちにしろ外に出てないやつの

体力が車に追いつけるわけない

でももうあの家（檻）に

帰らなくていいのかもしれない

ふとそう思った

親にも捨てられて何も持っていないのに

いつの間にか薄暗い裏道にいた

il『うぅﾞっ…ｸﾞｽｯ』

気づいたら 感情が花になって出てきてた

考えるのも辛くなり

気づいたら眠くなって寝てた

目が覚めると箱庭（ここ）に居た

最初は怖かった

**花食み（(すち)）**いたから

花食み

俺にとって悪い印象しかない

だって

そう亡くなった優しくて強い姉が

教えてくれた

だが警戒している俺とは裏腹に

優しく接してくる花食み（すち）

次第に俺はすちの事が好きになった

がちゃ…ｷｨｨｨ

……すちが来たのでこの話は今度にしよう

すち視点

st『おはよぉいるまちゃん♡(ｷﾞｭｯ)』

花に囲まれながらニコニコしてる

いる まちゃんをみたら抱き着きたくなった

いつものように照れ隠しされると思い

今日も好きだよと伝えてみる

il『っぉれはぁぃしてるしっ？///』

st『…///』

思いもしない応えが来て

こっちまで赤くなる

そうゆう所だよいるまちゃん

いるまちゃんお花の甘い匂い

いるまちゃんと俺だけの匂い

st『ずっとこのままがいいな(ﾎﾞｿｯ)』

il『…？』

きょとん顔のいるまちゃんの唇を奪い

接吻（キス）をした

il『んﾞっ？！///』