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他の銀河系からそういった類いのマスクを被るようにといった電波を、キングはクルミに送っていた事があるから、それは二人に対しての罰のようなものでした。被害者と加害者としての立場の違いはあっても。他の多くの人々も同じです。 キングとクルミは、その他の銀河系の既成概念を砕いてしまうようなことが無いように、けれど幸せの価値観を追求出来るように、科学といった手段で一刻一刻と一時的に、意図的にではないにしろ……その歴史の風音の記憶装置を地球上のドーム利用者のクルミや人々に任せていました。
それは今現在、キング自身もその環境庁の存在自体が、いままでこの地球といった惑星にあったことなのか、いずれあったことなのか、少々の理解まで及んでいたのですが、キングは機械仕掛けの脳を持ち、電波は送った気持ちはありましたが、人間的にはまだ未熟でしたし、生来の器の小ささは自分でも自覚していたので、予知能力を受諾できる存在が自分以外にもいるといったことを受け入れることが出来ず、ミルクの存在自体、そのキングにはまだ信じがたかったようでした。それ程、精神世界に関与した他の惑星の世界ドームが、クルミといった人物の間接的な手段により、育まれようとしていたのです。