コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
⚠️注意⚠️
この作品はBL作品となっています。
許せる方だけお読みください。
物語設定は、ボスを倒した後のお話になります。
物語もお楽しみください。
※創作注意
※仗助×承太郎cp許せる方のみ
※ネタバレ注意
1999年 7月20日 杜王町
*─*東方家 ─
朋子「仗助〜!早く起きなさい!ちゃっちゃと
朝ごはん食べちゃいなさいよ〜!」
あの日から3日が経つ。
吉良吉影は救急車に轢かれ死亡。
やっといつも通りの日常が戻ってきた。
仗助「…髪型決まらねぇなぁ…」
洗面台の鏡を見ながらリーゼントを整える。
朋子「仗助!学校遅れるじゃあないの!!早
くしなさい! 」
朋子の大きい声が部屋中に響き渡る。
仗助は慌ててリビングへ行く。
仗助「わ、分かったって!」
仗助はコーヒーを片手に持ち、急いで食パンを頬張る。
何気ない毎日の行動だが、今までいろいろな出来事を体験した仗助には嬉しく思えた。
朋子「なにニヤニヤしてるのよ〜!もしかして
彼女でもできたのかしら?」
朋子は仗助の顔を覗き見る。
仗助「べ、別にニヤニヤしてねぇって!学校
行ってくる!」
朋子「全くもう!隠さなくてもいいじゃあない
のよー!」
仗助は慌てて玄関から出ていく。
町は活気を取り戻していた。
まるで元々最初から事件そのものが存在していなかったかのように。
遠くから聞き覚えのある声がする。
康一「仗助くーん、おはよう〜!」
億泰「仗助ェ!」
振り向くとそこには広瀬康一と虹村億泰がいた。
仗助「康一!億泰!」
3人は合流し、共に学校へと向かう。
康一「…それにしても平和が戻ってきて良かっ
たよ。」
仗助「あぁ、そうだな。…重ちーや彩さんも少
しは楽に なってるといいんだけどな 」
億泰「でもよォ、俺は納得いかねぇよォ…吉良
吉影は救急車に轢かれて死んだんだか
らよォ…。この力でぶちのめしたかっ
たぜェ…」
仗助「億泰の気持ちも分かるぜ。しっくりこ
ねぇつーか…どう表していいか分かん
ねぇけどよぉ…」
康一「…僕もそう思う。だけどね時々思うん
だ。それがアイツの既 に決まってい
た”運命”なんじゃあないか って…」
仗助「…運命…か。」
時間は進み、放課後。
3人は〈*Cafe Rengatei*〉でお茶をしていた。
仗助「しっかしよ…テストってなんで受けな
きゃあいけないんだ?」
康一 「僕も、由花子さんに教えてもらった時
は 点数高かったんだけど…最近は全然
ダ メなんだ…」
億泰「俺も馬鹿だからよォ…点数はスゲェ低い
ぜ!」
仗助「おい億泰!そこは誇るところじゃあねぇ
だろッ!」
仗助「ていうかよ…康一、山岸由花子にまた教
えてもらえばいいじゃあねぇかよ。…
羨ましいぜ…全く。」
康一「…そうしたいところなんだけど───」
カフェではしゃいでいるところに
1人の女生徒がやってくる。
由花子「康一…君!」
康一「ゆ、由花子さんッ!?」
名は山岸由花子。
長く美しい髪を靡かせ、
顔を赤らめながらこちらを見ている。
億泰「や…山岸由花子だッ!!」
仗助「…グレート…噂をすればなんとやらって
やつだぜこれは …」
仗助と億泰は羨ましそうに2人を見つめる。
康一「由花子さん…どうしてここに?」
由花子「康一君の声がしたからもしかしてって
思ったの…!」
康一「そ、そっかぁ…すごいね由花子さん!」
由花子「何か困ってることあるの?」
康一「実は…テストの点数が上がらなくて…」
康一「あっ…!でも、別に由花子さんに教えて
もらえるから勉強してないわけじゃあ
ないんだよ…」
由花子「…れしいわ」
由花子「嬉しいわッ!康一君!!私と2人きりで勉強がしたいからわざと低い点数を取ってるのよねッ!?」
康一「は、はいぃぃぃ!?い、いや由花子さ」
由花子 「心配しないで…?…しっかりと教え込むから安心して?」
由花子は康一の手をにぎりしめる。
康一「え、ちょ、ちょっと…!」
由花子「さぁ康一君!私の家で勉強しましょ!美味しいクッキーも焼いてあげるわ!」
由花子に無理やり連れていかれる。
康一「ま、待ってッ!…仗助君ー!億泰君ー!助けてぇー!!」
億泰「おい、仗助ぇ。康一のやつ連れていかれちまったけどよォ…助けに行かなくていいのかよォ?」
仗助「ありゃ行ったら逆効果だぜ…億泰。」
次に続く