テラーノベル
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第6話 かなりお待たせしちゃいました💦
モブあり
オメガバース
001α 456Ω
🔞
___
ギフンとヨンイルの生活は、今までと比べ物にならないほど穏やかだった。
広大な庭園を二人で散歩する事がギフンの日課になっていた。
その日の午後も、ギフンはヨンイルと共に庭園を歩いていた。
プルルルル、プルルルル
001)ギフンさん、ちょっと電話に出てきます。ここで待っててくださいね
456)はい、ヨンイルさん。すぐ戻ってきてくださいね…
ギフンは素直に頷き、ヨンイルの姿が見えなくなるまで見送った。
ガサガサッ
その時、庭園の奥からかすかな物音が聞こえた。ギフンは視線をそちらに向けると、茂みから見知らぬ男が姿を現した。その男は全身が濡れていて、衣服はボロボロだったが、その瞳にはギラギラとした強い光が宿っていた。
見知らぬ男)ちっ、船から落とされてこんなよくも分からねぇ島に流れてきちまったじゃねぇか!
見知らぬ男)…あぁ?なんだこの匂い
鼻で匂いを辿り、すぐにギフンの存在に気づいた。ギフンの体が発するオメガ特有の甘い香りに、男の表情が大きく変わる
男はαだった
見知らぬ男)お前、オメガか?
見知らぬ)…くひひっ!こりゃあ丁度いい!こんな場所に最高のオメガがいるとはなぁ!!
俺は今すっっごくイライラしてるんだよ、だからさぁ、お前俺の相手しろよ。
男の声は荒々しく、欲望に満ちていた
ギフンは恐怖で体が硬直して動けなくなってしまった
456)よっ、ヨンイルさッ
456)(あッ…ヨンイルさんいないんだった…)
そう思った瞬間、男はギフン目掛けて走り寄ってきた
456)ひっ…!
ガシッ
男の手がギフンの両腕を掴む。その力が強すぎて、ギフンはよろめく。
456)(頭がズキズキするっ…なんて野蛮なフェロモンなんだッ)
見知らぬ男)…気に入った。なぁ、お前俺のものになれよ。俺がお前を満たしてやるからさぁ!
男は力任せに引き寄せる。
456)いやだっ…!離せッ離せよ!ヨンイルさッ!ヨンイルさん助けt
見知らぬ男)あ”ぁ”、 もううるっせぇんだよ!!
バシンッ!!
男はギフンの頬を叩いた
見知らぬ男)ったく、
456)ひっ、うっ…うぅグスッ
見知らぬ男)…へぇ、泣き顔もそそるじゃねぇか
456)触るなッ、触るなって…!
男はギフンの抵抗を無視し、服の襟元を掴んだ
ふわっ
ギフンの甘いフェロモンが男を刺激する
見知らぬ男)お前、本当に最高だなぁwwこんな状況でもフェロモンめちゃくちゃだしてんじゃねぇか!
ビリッ!(服が破ける音)
見知らぬ男)なぁ、オメガってアルファのフェロモン嗅ぐと🍑ゆるゆるになるんだろ?wじゃあ今すぐに入れても問題ねぇな!ww
ジーーッ(ズボンのチャックをあける音)
456)やっ!やめて!お願い…もうやめて、!
ギフンさんに、何をしている!
456)!、ヨンイルさんっ
ギフンの声は震えていた。ヨンイルの瞳が、男とそしてギフンの引き裂かれた服に留まる。
その瞬間、ヨンイルの顔から全ての感情が消え失せた。
ゾクッ…
庭園の空気が一瞬にして凍りついた。ヨンイルは制御不能な程の殺意を帯びていた。
見知らぬ男はヨンイルの只者ならぬ気迫に圧倒され、1歩後退る。
見知らぬ男)な、なんだお前!!
ヨンイルはゆっくりとギフンに近づいていく。彼の視線はギフンの引き裂かれた服と、頬に残る赤い痕に釘付けだった。
456)ヨンイルさっ、こいつが…グスッ
ギフンは震える手でヨンイルの服の袖を掴む。
ぎゅっ
001)もう大丈夫ですよ、ギフンさん。
ヨンイルはギフンから目線をずらし、男に向ける
001)私のものに、よくも……
見知らぬ男)…くそがッ!
男はヨンイルに飛びかかってきた。
しかし、男の目線は急にギフンに変わる
456)(あぁ、!むしゃくしゃする…せめてこの弱そうなオメガだけでも!!)
しかし、1歩早くヨンイルの拳が男の顔の目の前までやってきた
シュッ!ドゴッ!!
男は吹き飛び、芝生に叩きつけられる
男の口から、呻き声と血が混じった音が漏れた
ヨンイルの背後から部下たちが庭園へと現れ、倒れた男を取り囲み、連れていかれた
ギフンは、ヨンイルの腕の中で恐怖に怯えながら泣いていた。男に殴られた赤い痕が生々しく残っている。
456)ひっ、うぅヨンイルさん、怖かったグスッ
001)大丈夫ですよ。もう、誰にもあなたには指1本触れさせません。
場面は変わり、暗く闇に包まれた施設の奥にある拷問室。男は鎖に繋がれ、無残な姿で吊るされていた。ヨンイルは冷徹な目で男を見ていた。隣には血の着いた拷問器具が並べられている
001)…私の大切なものに、手を出すとは、
愚か者が。
見知らぬ男)ひっ、!出来心だったんだよ!!俺はッ、俺は悪くない!
001)はっ、笑 今更言い訳をしたって何も変わらない。1つずつ後悔させてやる。
ヨンイルは男の顔をら容赦なく何度も殴り続けた。肉が潰れるような鈍い音が、拷問室中に響き渡る。
ゴンッ!ゴンッ!ボコッ!
001)ふぅ、では…今度は爪にしましょうか
あ”あ”あ”あ”あああああああぁぁぁ!!!(男の声)
男の指の全ての爪が剥がされた
001)そして、もう二度と手を出すことのないように…
ヨンイルはでかいハサミを手に取った。ヨンイルの視線は男の性器に向けられる。
男の顔が恐怖でひきつり、断末魔の叫びを上げようとした。
その時だった。
456)やめてっ!…ッヨンイルさんもうやめてあげて…..許してあげて、
ヨンイルが振り向くとら拷問室の扉が開いている。そしてそこにはギフンが立っていた。ギフンの目には恐怖と哀れみが混じりあっている。ヨンイルの元から離れられず、ここまで着いてきてしまったのだ。
001)ギフンさん、なぜここに?
456)もう…っ十分です、お願いします…許してあげて、
ヨンイルは沈黙した。そして、持っていたハサミをゆっくりと下ろす。
001)ギフンさんのお陰で命拾いしましたね
001)…この島に二度と戻ってくることのないように、消えなさい。
後ろに立っていたピンクガードマン達は、男から鎖を外し、拷問室から引きずり出していく。
001)…ギフンさん。体調に問題はございませんか?
456)あっ、は、はい!大丈夫です
001)あぁ、よかった。本当によかった…
ぎゅっ
2人は抱き合い、ヨンイルは優しくギフンの髪にキスをした。
今回はここまで‼️
読んでくださりありがとうございました。
次回を読むには♡2000以上‼️💞
コメント
3件
見るのが遅くなりごめんなさい!今回の作品もめちゃくちゃ良かったです!!いつも本当にありがとうございます😊