ワンクッション
途中で出てくる『:』これは気にしないでください。
本人様とは関係ない話です。捏造です。
なんでも良い人向け
・嘔吐表現あり
⚫︎⚫︎は実在しないものです。
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⚫︎⚫︎施設
小さな檻カゴに押し込まれ、腫れ物扱いをされる日々。
タヒのうとしたら止められて
生きようとしたらタヒねと言われる
どの選択肢も許されない世界でどうすればいい?
.:
:『居場所なんてどこにも存在しない』
: 『助けなんて求める方が馬鹿らしい』
:
: 『生きていてなんの役に、、』
: 『タヒんで迷惑だけはかけないで!』
:
: 『何故生きていル?』 知らない。
:
: うるさい、
:.
: やめて…、
もう聞きたくない。
もう何も聞きたくないんだ
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⚫︎月▲日
今日は誕生日会!
今まで誕生日なんて毎年来る特別な日を知らなかったからすっごく楽しみ!
けーき?とか、じゅーすがもらえるんだって!
mb『ふふ、そんなに楽しみですか?』
naokiri「うん!だって知らないことばっかりだからね!」
mb『そうですね、私も今年は初めてですよ』
naokiri「…?」
mb『ほら行きましょう!開けますよ?』
ギィぃ…
パーンっ!!🎉 お誕生日おめでとー!
naokiri「っわ!ありがとうございます!」
mb『naokiriくんこっちー!!』
手を引かれ案内されるがままに、大きなケーキのある場所につけば
ろうそくと言われるものの火を消した。
少し焦げた匂いと甘そうないい匂いが混ざって、とても心地が良かった。
これが恒例行事と言われるものだった。
naokiri「これっ、食べていいんですか!、?」
少し興奮気味に聞けばジュースとケーキを1切れ、お皿に盛ってくれた。
初めての感触を味わい、噛み締めているうちに時間はどんどん過ぎていった。
mb『お腹の調子はどう?』
naokiri「いっぱいになりました!ありがとうございます。」
mb『よかったわ。naokiriくんの口に合うか心配だったのよ?』
naokiri「いえ、出されたものはなんでも………ん?」
あれ、?みんなは?
さっきまで一緒に楽しんでいた施設の子供達がどこにもいない。
mb『どうしたの?』
naokiri「いや、、ぁ…あの、他の施設の子供たちは…?」
mb『あー。皆もうおやすみの時間だから帰ったのかもしれないね」
なんで…?
僕を囲む大人たちの視線が、一気にこちらに向く
さっきまで賑やかだったのに
今は、今だけは物音ひとつしない。
比喩じゃない、感覚でもない。
ここにいちゃダメだ、
naokiri「ッッ…!僕も寝て…」
mb『何言ってるの?あなたのために開いたのよ?』
mb『主役が帰っちゃダメじゃない、』
焦りと恐怖で支配された脳は 逃げることしか考えなかった。
捕まえようとした大人の脇をすり抜ければあっけなく出口にたどり着いた、
これも全て計画通り。
ガチャガチャガチャッ…!!!
naokiri「っな、んで!!開かない!!」
さぞ滑稽な姿を見れて満足………、、というわけでもなかった。
ジリジリと迫り来る大人たち。
mb『言ったでしょう?今年は初めてだって。』
mb『さぁ、もっと食べましょう?』
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生き地獄
naokiri「ッッう“っぇ、、っぷ」
大人数人がかりで口に押し込み喉の奥へ奥へとスプーンを入れてくる
naokiri「…ッぁ”…、ん“うッッ、」
苦しくても辛くても周りには化け物しかいなかった。
息ができない。
体も逃げないようにと手を後ろで掴まれていて
抵抗も虚しく、されるがままに耐えるしかなかった。
naokiri「ッ“~~… ゃッ…い”、ぅ“…っ泣」
生理的な涙が出ても止められることはなかった。
くるしい、
気持ち悪い
痛い、
…怖い
助けて
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⚫︎月▲■日
あの一件以来、何度も脱走を試みた。
窓、門、玄関、地下…全部失敗に終わった
こんなことを繰り返しているうちに、僕だけの特別なルールができた
・脱走を一回失敗するたびにご褒美を追加。
ご褒美は決して良いことではない。 だから慎重に考えなければならなかった、
いくら考えても無駄なのに。もう、ここから出られる方法は全部試した
タヒぬこと以外。
タヒぬことも生きることも許されない僕は、ただの発散道具。
ストレスが溜まれば殴られて
嫌なことがあれば全部僕に押し付けて
ひどい時は僕が過呼吸を起こしても、気を失っても殴り続けられてたから。
目が覚めた後の痣の数が、それを物語ってた。
それも少しの辛抱だったけどね
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⚫︎⚫︎月後
naokiri「っていうのが僕の過去だよ」
naokiri「今更聞いたこと後悔しても遅いんですからね!ふん!」
どうやって出れたの?
naokiri「…そんなに知りたいかい?」
いや、ごめんなさい。
naokiri「賢明な判断だ!」
naokiri「深く追及しない方が身のためかもね?」