テラーノベル
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若)…公園行くの?
大)…
公園のベンチに座って
上を向いて星を眺める
こんなにいっぱい、光ってるのに
夜にしか見えないだなんて…
いつものようにそんな変なことを考える
周りと比べて感情が狂ってるのも
小さい頃から奴らの話を聞かされてきたからなのかな
若)俺さ、霊感とか憧れてたんだよね
〃)やっぱりさ、幽霊の友達とかいるの?
〃)いいなぁ、霊感。
〃)俺も持ってたら良かったのにな〜
大)…バカにしてんの、?
大)いいわけないだろ、!こんなの…
若)ぇ、ちょ、待ってよ!
僕は急いで立ち上がって、逃げるように歩いた
後から呼び止めようとしてくる、こいつを無視して
気が付けば、家の前まで来ていた
今日も帰ってきちゃった、
何も言わずに家に入る
リビングから聞こえてくる話声
若)待てっt…ッ
〃)なに言ってんのこいつら…お前のこと、…?
大)……
リビングのドアを開けて中に入る
できれば入りたくないけど
部屋に繋がる階段を上るにはリビングを通らなければならないんだ
僕が入っても誰も話しかけてこないどころが反応しない
僕は居ないようなもんだから
若)おいっ!お前…
大)…勝手に入ってくんな
若)なんだよ、あ れ
〃)お前のことだろ?
大)……
〃)元貴、…
若)ッ…!
大)名前、元貴だから
若)元貴……ごめん
〃)俺、何も知らないであんなこと…
大)別に…
若)でもさ、
〃)俺本気で思ったんだ
〃)いいなって、かっこいいって
大)ッ、
若)会ったばっかりなのに勝手なこと言ってごめんね
〃)ただ、俺みたいなのもいるって覚えといてよ
そう言ってニコッと笑うこいつに
少しだけ、救われた気がした
コメント
2件
いいの書くわなぁ