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心「もう少しで花火上がるかなー?」

和馬「何か買いたいものあったら付き合いますけど」

心「ううん、大丈夫」

和馬「…心さん、少しー」

ふみ「やっぱり心とかっずーだ!」

ふみ「2人はいつも一緒だね」

心「さっきたまたま会っただけだよ」

心「そっちはいつも通りラブラブだね」

ふみ「アタシらの絆は硬いからねー」

優「和馬達はこれから花火見に行くの?」

和馬「ああ、そっちは帰るのか?」

優「僕たちも花火を見に行くよ」

和馬「会場反対方向だけど」

優「毎年ふみの家で見てるから今日も行くんだ」

和馬「そうか、なら邪魔して悪かったな。俺らはもう行くから」

優「そっか、じゃあね」

心「バイバイ、ふみ」

ふみ「バイバイ!」

心「なんか強引に別れなかった?」

和馬「心さん具合悪いと思って…」

心「!き、気付いてた?」

和馬「無理して笑顔作ってたんで、もしかしたらって思っただけです」

心「……君に隠し事は無理だね」

バレたか、と言わんばかりの照れ隠しでもするかのように優しくはにかんだ。

和馬「人気の少ないところで花火見ますか?」

心「うん、そうする」

和馬「…肩を貸してあげたいんですけど、ここだとできそうにないんで、手繋ぎますか?」

心「じゃあお言葉に甘えようかな」

人混みを掻き分けながら祭りが行われている場所から少し離れた川沿いまで歩いた。

和馬「気分はどうですか?」

心「だいぶ良くなったよ!」

和馬「それなら良かったです」

心「……あのさ、ちょっと聞いてもいい?」

和馬「はい」

心「ずっと前から言いたかったんだけど」

心「なんで敬語なの?話しづらくない?」

和馬「…それは、え…っと」

心「なんか言いづらい事だった?」

和馬「大した理由じゃないですよ?」

心「それでもいいよ」

和馬「初めて心さんとまともに喋った日覚えてますか?」

心「あの雨がひどい日でうちが泣いてた時に慰めてくれた時だっけ?」

和馬「はい、あの日に敬語で喋って次の日敬語が抜けるとかキモくないですか?」

和馬「急に距離縮めてくる勘違いしてる奴みたいじゃないですか」

心「……っぷ、あははは!そんな、変なこと考えてたの?」

心「君は、余計なこと考えるなっていう割には、自分が1番どうでもいいこと考えてるんだねw」

和馬「俺にとっては重要な事なんですよ」

心「ダメだwツボったw」

和馬「……ははは!笑いすぎだろ」

心「……え、笑った!」

心「て言うか敬語抜けるのは や!」

和馬「余計なことって言ったのは心さんじゃん」

心「そうだけど、なんか慣れない」

和馬「俺も慣れない」

心「でもこっちの方が友達って感じするね」

和馬「……そうだな」

それから数秒後に上がった花火に照らされた心さんはいつもより目を惹かれる姿だった

心が読める心さん

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