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7月2日━━━━━
朝、いつもように暑さで目が覚めた。
僕…ロディはここに住む小学生3年生だ。
布団から出て、顔を水で洗っていると外から声がした。
フェイ「ロディー!今日海行こー!」
外から聞き慣れた元気のいい声が聞こえる。僕は「今行くー!」と元気に返して、急いで服を着替えサンダルを履いて外に出た。
フェイ「今日も暑いよねー」
ロディ「だねー…暑すぎて溶けそう」
フェイ「なにそれー!」
あはは、と笑う相手と一緒にさあね、と笑う。
隣の彼はフェイという名前の幼なじみだ。小学生3年生とは思えない綺麗な顔立ちをしている。よく女の子と間違えられるほどだった。
数分ほどコンクリートの道を歩くと、青く透き通った海が目の前に広がる。サンダルを脱ぎ捨て、太陽のせいで熱くなった砂浜を抜け水に足をつけた。
ロディ「ひゃー冷たい!!」
ひんやりした水の気持ちよさに思わず足で水をバチャバチャと踏みつける。
フェイ「ちょ!ロディ、ちょっとー!かかるって!おーい!」
笑いながらこちらに水をかけ返してくる。僕も負けじと反抗して…気付いた時には2人ともビショビショだった。
「休憩しよ〜」と言って脱ぎ捨てたサンダルを拾って履き、海から足を抜き、胸壁の上に座った。
フェイ「ねえロディ知ってる?海が青いのって空が青いからなんだって!」
そんなわけない、という事は知っているがキラキラ目を輝かせながら言うフェイにそれを伝えるのはあまりに酷だ…と思い嘘をついた。
ロディ「そうなの!?フェイは物知りだなあ。誰から聞いたの?」
フェイ「でしょ!えーとね、あれ、誰からだっけ…?忘れちゃった!」
ロディ「えー!」
楽しい時間はあっという間…というが、本当にその通りだと思う。気付けば日は沈みかけていた。
フェイ「また明日!」
ロディ「うん、また明日ね!」
フェイと別れ、家に着くと相当疲れたのか強い睡魔に襲われる。
ロディ(お風呂…後でいっか…)
家に帰ってすぐ布団に倒れ込み、気付けば深い眠りについていた。