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“彼の男らしさに初めて世界が変わったように見えた”《私は阿佐美妃織。私は何故か異世界転生をしてしまい、グリムと出会って監督生として特別入学した。彼と出会ったのはほんの些細な出来事だった…》
〜教室〜
妃織(あ、確か名前は…)「エペルくん、隣いい?」
エペル「あ、うん。どうぞ」
トレイン「席につけ。授業を始める」
ー数分後ー
妃織(あ、どうしよう。消しゴム忘れちゃった…)
エペル「…どうしたの?」(小声)
妃織「!消そうと思ったけど、忘れちゃったみたいで…」(小声)
エペル「そっか。(消しゴムを渡した)僕もう一つあるから使っていいよ」(小声)
妃織(受け取った)「ありがとう」(小声)
《これがきっかけで少しずつ話すようになった。VDCでは…》
〜ポムフィオーレ寮 ボールルーム〜
妃織「エペルくん、お疲れ様」(水渡した)
エペル「ありがとう(受け取り、飲んだ)ぷはぁ〜、生き返る〜」
妃織「エペルくん、ボーカルだもんね。凄いよ」
エペル「ありがとう。でも、まだまだだよ」
妃織「そっか」
ヴィル「マネージャー!」
妃織「はーい。じゃ、頑張ってね」
エペル「うん!」
《マネージャーとして側にいて支えて、苦難も一緒に乗り越えた。そして…》
〜廊下〜
妃織「…」(遠くからエペルを眺めていた)
グリム「子分」
妃織「ん?」
グリム「おめぇ、いつもエペルを見てるよな?なんでだゾ?」
妃織「…内緒」
《エペルくんを見かけるたびに思い出す。あの時、ヴィル先輩を助けに覚えたばかりのユニーク魔法を使って果敢に挑んだ事。儚げな顔に対してその時の顔はとても凛々しくかっこよかった。きっとそれで好きになったのかも》
妃織「…これは実らないかもね」(独り言)
《私は異世界人。今後どうなるか分からない。ああ、こんなにも愛しいのに苦しい…》
“まるで毒林檎みたい…”
〜to be conteneu〜
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