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そ 。
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あっぷるぱい
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ゆゆ(ちょっと復活
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#吸血鬼パロ
番外編②「大学生になった俺たち、まさかの同棲生活」
高校を卒業して、数年。
俺たちは、それぞれ別々の大学へ進学した。
……はずだった。
「……で?」
大学の入学式を終えた俺――潔世一は、目の前の大きな家を見上げていわた。
隣には、わ
凛。
蜂楽。
凪。
玲王。
千切。
カイザー。
そして、俺。
「なんで……俺たちが同じ家に住むことになってんの?」
沈黙。
すると玲王が爽やかな顔で言った。
「大学生活って、何かと金かかるだろ?」
「うん」
「だったら、昔から知ってる仲間で一緒に住んだ方が楽だろ?」
「……まあ」
「それに――」
玲王が笑う。
「俺は潔と住みたかった」
「……っ」
潔の顔が少し赤くなる。
その瞬間。
「俺も!」
蜂楽が潔の肩に腕を回した。
「潔と毎日一緒とか、最高じゃん!」
「俺も別にいいよ」
凪が眠そうに呟く。
「潔がいるなら、引っ越しもめんどくさくないし」
「俺も異論はない」
千切が微笑む。
「むしろ楽しそうじゃん」
「俺もだ」
凛が短く言う。
最後にカイザー。
「フン。俺がいる場所に潔がいる。それだけで十分だ」
「なんでお前だけ一番偉そうなんだよ……」
潔が呆れる。
すると六人が同時に言った。
「「「「「「潔の部屋、どこ?」」」」」」
「そこから!?」
*
家の中。
部屋決め。
「潔、俺の隣にしようよ!」
蜂楽が即座に手を挙げる。
「却下」
凛が即答。
「なんで!?」
「うるさいからだ」
「凛ちゃんひどーい!」
「俺は潔の隣がいい」
凪がぼそっと言う。
「お前は寝るだけだろ」
玲王が突っ込む。
「それがいいんじゃん」
「意味わかんねぇ……」
千切が笑いながら口を挟む。
「じゃあ潔の部屋は真ん中にして、俺たちの部屋を周りに配置すれば?」
「待って千切」
潔が真顔になる。
「それ、俺逃げられなくない?」
「……あ」
千切が笑う。
「確かに」
「確かにじゃない!」
そして最後。
カイザーが勝手に紙へ部屋番号を書き始めた。
「潔はここだ」
「なんでお前が決めてんの!?」
「俺の部屋の近くだ」
「却下!」
「なぜだ?」
「お前といると心臓がうるさいから!」
「……ほう?」
カイザーの口元が上がる。
「それはつまり――」
「言わせないからな!」
*
同棲初日。
夕方。
潔がキッチンに立っていた。
「よし。晩飯作るか」
すると背後から声。
「潔、何作るの?」
蜂楽。
「カレー」
「手伝う!」
「じゃあ野菜切って」
「はーい!」
その横から凪。
「俺も手伝う」
「お前料理できるの?」
「……できない」
「じゃあ座ってて」
「潔の近くにいたい」
「……もう」
潔は苦笑する。
さらに玲王が入ってくる。
「潔、米は俺が炊く」
「助かる」
「任せろ」
千切も来た。
「皿出すよ」
「ありがと」
凛も無言で冷蔵庫を開ける。
「何探してんの?」
「飲み物」
「手伝わなくていいの?」
「……別に」
と言いながら、しっかり手伝っている。
最後にカイザー。
「俺は?」
潔は少し考えた。
「……座ってて」
「なぜだ」
「なんかお前、料理してる姿が想像できない」
「失礼だな」
「だって……」
潔が笑う。
「カイザーって、キッチンよりステージに立ってそうじゃん」
「……」
カイザーが固まる。
「?」
「潔」
「ん?」
「今の言葉、もう一度言え」
「え?」
「俺を褒めたな?」
「褒めてない!」
「褒めた」
「褒めてないって!」
その様子を見ていた五人。
「……カイザー、嬉しそう」
千切が呟く。
「分かりやす」
凪が言う。
「うるせぇ」
カイザーが睨む。
*
夜。
全員で食卓を囲む。
「いただきます!」
「いただきます」
カレーを一口。
「……うま!」
潔が笑った。
その瞬間。
六人の視線が一斉に潔へ向く。
「……何?」
「いや」
玲王が笑う。
「潔が嬉しそうだなって」
「そりゃ、みんなで作ったからな」
「……」
六人が黙る。
蜂楽がニヤッとする。
「ねえ潔」
「ん?」
「大学生活、楽しそう?」
「うん」
潔は笑った。
「みんなと一緒なら、絶対楽しいと思う」
その一言で。
六人の心臓が一斉に跳ねた。
「……ずるい」
凪が呟く。
「何が?」
「そういうこと普通に言うところ」
「?」
潔は首を傾げる。
高校時代から変わらない。
天然人たらし。
それは大学生になっても健在だった。
*
そして問題の夜。
「じゃ、おやすみ」
潔が自分の部屋へ向かう。
すると――
「潔」
「ん?」
凛。
「明日、一緒に大学行くぞ」
「え、いいよ」
「俺も!」
蜂楽。
「俺も行く!」
凪。
「俺も」
玲王。
「俺も一緒に行く」
千切。
「当然、俺も」
カイザー。
「……お前ら」
潔が呆れる。
「全員、大学違うだろ」
「…………」
沈黙。
「なんで一緒に行こうとしてんの?」
誰も答えられない。
潔はため息をついた。
「……ほんと、変わんないな」
そして小さく笑う。
「でも……」
六人を見る。
「明日もよろしくな」
その笑顔に。
六人は一斉に思った。
――やっぱり。
大学生になっても。
同棲しても。
こいつだけは、絶対に譲れない。
そして翌朝。
「潔ー!朝だよー!」
「潔、起きろ」
「潔、朝飯できた」
「潔、寝坊するよ」
「潔、早くしろ」
「潔――」
「うるさぁぁぁい!!」
新生活初日。
潔世一の大学生活は。
想像以上に騒がしく始まった。
コメント
1件
番外編めっちゃ良かったわ!大学生になっても変わらない6人の潔への執着と、それに振り回されつつも「みんなと一緒なら楽しい」って言っちゃう潔の天然人たらしっぷりが最高すぎる😂 カイザーの「褒めた」とか、千切の「潔の部屋を真ん中に」って配置案とか、キャラたちの個性がちゃんと活きててニヤニヤが止まらなかった!朝の「潔ー!」連呼からの「うるさぁぁぁい!!」で締めるオチも完璧。続き待ってます🔥