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⚠︎︎供養に近いhbsr / Rは匂わせる程度
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不意に向けられる、不純な欲を孕んで、ギラギラと熱がこもるような視線。
――あ。
抱かれる側なんだ、俺。
***
そういう行為をするとき、やっぱり健全な男子たるもの好きな人を抱きたいと思うのは自然の摂理。当然恋に疎いと言われ続けた俺も例外でなく、雲雀の彼氏役をするつもりだったけど…二人きりの世界になったとき、たびたび雲雀から向けられるギラギラと熱のこもった獣のような視線。それに気付かないほど、俺は鈍感な男じゃなかった。
まあ、何が言いたいかと言うと…何となく察するんだよね。俺が抱かれる側だって。雲雀のあんなほっせぇ身体で、俺のこと抱くつもりなんだって。
こんな言い方をしてるけど、別に嫌ではない。むしろ期待をしている。こんなお世辞にも可愛いとは言えない大柄の男に欲情するようなやつが、本番で俺をどう暴くんだろう。不純だけど、少し興味がある。ゴクリと自らの唾を大袈裟に飲み込んだ。猫をも殺すような馬鹿な好奇心だと、俺自身がいちばん良く知っている。
セラおん家でデートした日。珍しくセラおが今日泊まりなよってねだるもんだから、これってそういうことだよな…?なんて浮かれながら風呂を上がると、やっぱりセラおもおんなじこと考えてたっぽい。
つい嬉しくなっちゃって、耐えられんくてセラおを勢い任せに押し倒すと、わっと声を出して少し驚いた顔をするセラお。積極的にキスをして気を紛らわせながら、つつー、と指を這わせて次第に秘部へと運んでいく。
ちょ、ひば、と混乱していそうなセラおを放ってほぐそうと尻の窄みに指を当てる。が、――あれ?思ったより柔らかくて、こんなもんだっけ。調べた感じもっと大変だって聞いてた、のに。ふと目線を上げると顔を真っ赤にしたセラおがそこにいた。……え、もしかして。
「準備、してたん?」
どくん、どくん、と期待を胸に秘めた心臓の音がうるさい。あ、だの、う、だの意味のない単語を呟いて、唇を震わせながら目を泳がせて。ようやくこっちを見たセラおが、
「…雲雀、なら、抱きたいって言うかなって。」