テラーノベル
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また短編。
授業も部活も全て終わった帰り道。
空は日が落ちかけていて、
赤とオレンジのグラデーションがその日は迚
綺麗に見えた。
全てがどうでも良くなるぐらいに
その景色はとても印象に残り、綺麗だった。
そんな昔の事をふと思い出した
銃声音が鳴り響く中
心臓の音がうるさい。
嗚呼、血が流れ続けているからか。
大丈夫、大丈夫。
今、敵は居ない。
そう考え身体を地面に託し、
空を見上げた。
あの時と何ら変わり無い空だった。
迚綺麗だった。
終。
コメント
7件
読了しました。このエピソード、静かなのにすごく胸に迫るものがありましたね。 「全てがどうでも良くなるぐらいにその景色はとても印象に残り、綺麗だった」という回想の一文が、現在の戦場で見上げた「あの時と何ら変わり無い空」と重なる――この対比のさせ方が、言葉を選ばずに情感を伝えていて、とても好きです。血の流れる身体を地面に託して空を見る、という行為の持つ諦念と安らぎの混ざり合いが、余韻としてじわりと残りました。 短い中に、ひとりの人生の「あの日」と「今」が詰まっていて、だからこそ終わりの一行「終。」に重みがあるんだろうな、と感じました。素敵な作品をありがとうございます。
Reina_0130 🥞🎀
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