コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「 … 」
俺は次の言葉が出なかった。
こういう時って先生と何話せばいいんだろうか。
凄く気まずい。すんごい気まずい。
なんか…なんか話題を…
「 浅原君は、今年度から、部長で主将。だね 」
焦っていたら先生が言葉を継いだ。
「 そう…ですね。でも主将とかってもっとカッコよくて強い人がやるんじゃないかと思ってました。
あれですかね。今の自分より一年後の自分が一年後の勉強についていける気がしないけど、
実際やってみると年相応っていうか、なんともなかった。的なやつですかね。 」
「 うーん、それもあるだろうけど、浅原君は人一倍正義感が強いからな。
リーダーには向いてると思うけど、向いてないと思う事もある。 」
「 な、なんですか…その向いてないと思う事って… 」
「 正義感が強い故、なにかを失敗したとき、人一倍責任感を感じる。だね 」
「 …大丈夫ですよ。失敗なんて起きないので。 」
そう言った時、体育館に着いた。
「 頼もしい。 」
先生と共に体育館に入った。