〜3日目〜
教室
「さーて、今日も頑張りますかぁ」
「大変だな、エース。」
「焼き鳥も成功しつつあるし、
大変だわ…」
そんなことを話しながら
授業の準備をする。
「…と、今日の授業は錬金術以外はある、と。
よし、頑張るかぁ。」
「…エース、学園長から相談があったんだが。」
「んー?どーしたデュース。」
「…タレ、市販で出さないかって。」
「え?」
こりゃ驚いた。
自作のタレを市販で出さないかと。
「いきなり言われてもなぁ…。
そんな唐突に…っつか企業とかどーすんのさ。」
「そこら辺は用意出来てるみたいで…。
しかも、ポテトチップスの味も…」
「んな無茶なー……」
そして鐘が鳴り響く。
授業開始の合図。
授業終了
「疲れたー…。
さてと、そろゞ昼時だな。」
「エースクン、開店準備するよ〜!」
「わ〜ってるよ、今行くから。」
焼き鳥屋は週に2回していて、
休みの日は寮で作っている。
寮長もお気に入りで、たまに食べてくれる。
「…よし、行くか。」
食堂
**
**
「…案外評判良いんだな〜。」
「大将!3本!」
「はいよ〜。」
何となく、評判が良くなってきた頃、
俺のタレを市販で発売しようか
考えていた。
ただ、近々文化祭がある為、その出店にしようか考えていた所である。
「エース、だいぶ売れたな。
このまま市販行けるんじゃないか?」
「とは言っても、市販にするまで
時間かかるしなぁ。」
「…エース、文化祭でその
新発売として出せばいいんじゃないか?」
「ジャック天才?!」
「流石だ獣人!」
「そんな褒めんな、提案しただけだ。」
なるほど、少し納得した。
企業案件というのならば、客足も増えるだろう、そう思い、
俺は学園長に話をした。
学園長室
「素晴らしい!
それで行きましょう!私、優しいので。」
「いつもの口癖ありがとうございましたー。」
「酷くないですか?!」
そして俺は学園長室を後にした。
教室
「よし、話はできたから、あとは…」
「君達、どうしたんだい?」
「リドル寮長〜、文化祭で
焼き鳥出そうかと思うんですけど、
屋台の飾りとか考えてくださいよ!」
「お、いいじゃないか。
わかった、手伝うよ。」
「カニちゃん〜、俺も手伝うー。」
そう言いながら、先輩達が手伝ってくれた。
もちろん、ヴィル先輩も。
すごいなぁとか思いつつ、色々考えた結果、
俺をイメージした屋台にすることに。
「あ、エース、アタシに企業の件は
任せてくれない?」
「どゆことっすか。」
「発売するならcmもあるでしょ?
それの公式アンバサダーとして、
アタシが出るのよ。」
「マジ?!」
流石ヴィル先輩、モデルやってるだけあるわ〜…とか思い、
お願いすることにした。
(順調に行き過ぎてて怖いわ…。
そのうちライバル出るのかな…
出たとしてもプロの人達か…。)
不安に思いながら、
市販販売に向けて準備をした。
俺のタレはひと味違う。
なんてったって、俺が考えたタレだ。
他の店のように、市販のような味じゃない。
プロを越えるかは知らないが、
そんな味だと言われた。
「頑張るぞ…」
と、ボソッと言い、
文化祭へ向けて準備をした。
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