高校生になった僕はまだ厨二病が治らない。もちろん周りからは引かれる。自分は中一の頃までは友達が多かったので正直寂しい。でもそんな僕に1人…話しかけてくれる子がいた。(…話しかけてくる言うかだる絡みしてくると言った方が正しい気がする)その子の名は廉くんこと本田 廉だ。廉くん短髪で、男女共に人気があり、元気な人である。顔が隠れ、方まで髪があって悪目立ちしてるどこかの厨二病とは大違いだ。…まぁ僕のことだけど。けど自分が厨二病と自覚しているだけマシだろう。
ある日、廉くんがいつものように話しかけてきた。
廉「お前さ、髪邪魔じゃないの?結構綺麗な顔立ちじゃん?あとその包帯なに?怪我?」
なつ「髪なんて別にいいだろ。…包帯は闇の力が放たれるのを防いでるだけ。」
廉「闇…??あはははははっ」廉くんが急に笑い出す。その後、「なつ、お前面白いな」と言った。僕は正直何が面白いのか分からなかったので冷めた目で笑う廉くんをみていた。けれどいつものように引かれはしなかったことに安心した。そして自分が呼び捨てにされたことが照れくさかった。
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