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カーテンの隙間から、優しい朝日が顔を照らして、目を覚ました。
目を開けると、其処に大好きな彼は居なかった。
甲斐田は体を起こし、
「ろーれん…」
と。
頭ももは動いてないけれど、感覚では一生懸命ローレンを探していた。
甲斐田は少し悩んでから、諦めたようにベッドからゆっくり降りる。
甲斐田の足は、無意識に “あの場所“ へ向かう。
「やっぱりいた…」
ガラス越しに見えるのは、上半身裸で、タバコを片手に持ち、リラックスしているローレンの背中。
ベランダで朝日に照らされた背中がよく映えて見える。
甲斐田の表情はさっきと変わって、ローレンだけを目掛けて歩るく。
大きなガラスを横に流すと、びっくりした様に振り返った彼と目が合う。
ローレンは一瞬固まり、数秒後、
「おはよ。」
と、優しく声をかけてくれた。
「ろーれん、おはよ。」
甲斐田は流れる様に、ローレンの首に腕を回して、ゆっくり抱き着いた。
「っ、俺タバコ臭いっすよ。」
ローレンは甲斐田をタバコの匂いに染めたくないのか、甲斐田から顔を遠ざけるように顎を引く。
「…ろーれんは臭くないよ。」
甲斐田は顔をローレンの体に埋めたまま呟いた。
ローレンの首に巻かれた甲斐田の腕に、少し力が入ったようにも感じた。
「…っ 、ッこれでも、?」
甲斐田を納得させる為に、深く口付けをする。
いきなりの接吻に驚き、甲斐田は少し顔を赤らめた。
「…っ 、くさっく 、ない ッ 、」
ローレンを軽く睨み甲斐田は「けほっ」と咳き込んだ。
「ふふっ、誤魔化しきれてないっすよッ。」
ローレンは満足そうにそう言って、もう一度、深く口付けをした。
なんでもない日の朝、ベランダで2人きり。
朝日に照らされたまま、2人の距離は縮まって行くばかり。
ーー甘い空気が、優しく2人を包み込んだ。
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ありがとうございました。
コメント
2件
好きだ … 、、 この隠しきれてない甲斐田 と 気遣いする ろーれん が … !!!!!!!! 好きすぎて滅 …