あれからアクシアが転校していき、宇佐美も契約期間が終了した
いつもの日常が戻る
そんなある日
俺はロウに仕事が終わったら保健室で俺を待っていて欲しいと伝えた
家でも良いだろうと言わらながらも必死に説得して保健室に留まらせる
もう良い頃だろう
人気のない学校
日も落ちる時間が早くなり、校内は静まり返る
電気の付いた保健室
そっと扉を開けて中に入り鍵を締める
ここに先生がいないのは知ってる
きっと小部屋で待ってるはず
保健室の電気も消して小部屋の扉を開ける
「ん?やっと来たのか‥‥‥‥なんでこの部屋の鍵締めるんだ?」
「先生にお願いがあって」
「‥‥ロクでもない願いじゃないだろうな」
「それは‥‥どうかな」
壁のスイッチを押し、電気を消す
「ローレン‥‥‥‥」
「お願い!一回だけ‥‥一回だけここでしよ?」
「やだって言ったよな?まさかこの為に何時間も待たせたのか?」
「もうワガママ言わないから、ねっ?」
椅子にもたれかかるロウの背中から抱きしめて肩に顔を埋める
「今まで見た生徒の中で一番の問題児だよ、お前が」
「‥‥ロウ‥‥ダメ?」
「甘えた声出すな」
「お願いっお願いっ!」
手に持っていたスマホを机に置き、俺の腕に手を触れる
「家でいいだろ?」
「ここが良い‥‥」
そう言いながらロウの耳に唇を充てる
「お、おいっ‥‥ローレン‥‥見回りに来たら」
「用務員のおじさんには賄賂渡しておいた」
「え?」
「今日俺めっちゃ仕事あるからって鍵借りて、俺が後から鍵返すことになってるから大丈夫。しかもお酒とおつまみも渡しておいた」
「お前‥‥どんだけココに取り憑かれてるんだよ」
「俺、あの夏からここで成仏出来ずにずっと居るのかも‥‥」
「怖い話するなよっ」
俺は後ろからロウのシャツの合間に指を入れた
「‥‥覚えてる?」
「覚えてるよ」
あの夏
ここで先生の身体に初めて触れた
「だからってここじゃなくたって変わらないだろっ」
「変わるよ」
先生の顎を掬い、横を向かせてキスをする
あの日と変わらない
椅子もテーブルも棚もベッドも‥‥
先生をベッドまで連れて行き、座らせる
シャツのボタンを外し、肌蹴させてそのままベッドへと押し倒す
「服が汚れる‥‥」
「俺が洗うから」
「本当かよ」
先生の上に跨り、身体を撫で回す
いつもより敏感に身体をくねらせている
「先生‥‥今日感じやすいね」
「そんな事ないっ‥‥」
「そう?」
胸の突起に舌を絡ませると、手で口を押さえた
「なんで?大丈夫だから」
「そんな問題じゃないっ‥‥」
「背徳感?」
「分かってるんだろ!」
「ほら分かる?ここ、いつもよりめっちゃ締め付けてくる」
「言うなよっ‥‥ぁ‥‥やるなら早くしろ」
「やだね。一回キリならじっくり味わわないと」
「いやっ!‥‥お前っ、そこ‥‥あぁっ!」
身体を揺らすたび軋むベッド
先生の両腕をベッドに押さえ付け、身体を突き上げる
「あぁっ、あっ‥‥ローレンっ‥‥あぁっ!」
「先生‥‥先生から出たもので白衣、汚れちゃったね」
「んっ‥‥お前の‥‥せいだっ‥‥あっ‥‥」
「先生っ‥‥立てる?」
「えっ?‥‥やっ‥‥」
先生の身体を起こし、腰に手を回して身体を立たせる
そして棚に手を着かせて腰を掴んだ
「しっかり掴んでてね」
「ローレンっ、待って」
「俺も離さないから」
腰にしっかりと手を回して、白衣を横にずらす
身体をピタリとくっ付けると濡れている孔にスルリと俺を捩じ込んだ
「んぁっ!‥‥あっ‥‥あぁっ、ローレンっ!」
脚から力が抜けて頭を棚に着けている
それを見て俺は一度身体から引き抜き、対面になるように体勢を変えてから息のあがる先生の口へ唇を重ねた
そして先生の右足の膝裏に手を掛け、高く持ち上げる
「先生‥‥俺の首に掴まってて」
「はぁ‥‥はぁ‥‥もう‥‥無理っ‥‥」
「ほら、しっかり掴まらないとダメだからね」
太ももをグイッと持ち上げ、また先生の中を貪る
先生の左の太ももを俺が出した体液が床へと滴り落ちて行く
首の後ろに手で掴んでいた手を離させ、先生の膝を掴ませるようにする
顔が近くなり、どうしてもキスしたくなる
軽くキスをすると先生もキスを返してくれた
「もう限界でしょ?しっかり掴まってて‥‥」
俺はロウの右脚を左腕で挟み持ち上げて、更に腰を掴む
もう片方はしっかり棚を掴んで先生の中を突き上げた
「んんっ!あっ‥‥やだっ‥‥も‥‥いくっ‥‥」
「良いよ‥‥っ‥‥いっても‥‥」
「いくっ‥‥!‥‥あっ‥‥あぁっ!」
崩れ落ちる先生の身体を抱き止め、ベッドへ横たえる
その隣にちゃっかり俺も寝ると、先生が薄っすら目を開けて俺を捉えた
「高校生活でやり残した事は全部終えたのか?」
「そんなんじゃ‥‥ないし」
「そんな事あるだろ」
「ねぇ、またしようよ」
「‥‥もう絶対しない」
プイッと横を向き目を閉じる
絶対しないとか言ってるけれど
先生の『絶対』は俺は信じてないよ
だって俺の極楽鳥花は
俺に全てを与えてくれるから
END.
コメント
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やばいニヤケが止まらん 敏感な こや 良すぎ♡ お疲れ様さまでした!